いつだったかしら。
美留和の郵便局に行こうと美留和駅前をUターンしたところで女性を発見。
大きいリョックを広げ荷物を整理している。
恰好はいかにもアスリートっぽい。
旅行者?ハイカー?
この荷物、この恰好、地元民であるわけないけど。
で、つい声を掛けてしまった。
「ご旅行ですか?」
「ランチウエイを歩いてきて、今日帰る予定なんですが電車が来るのが5時なんです」
今の時間は1時半。
猛然と野次馬根性が頭をもたげて来て、車を降りて話し込む。
なんと大阪から一人で、70数キロのランチウエイを2泊3日で走破してきたそう。
去年NHKでこの「北根室ランチウエイ」が紹介されて、どうしても歩きたかったんですって。
ランチウェイとは、「大牧場の中の道」、という意味で、ロングトレイルとは、登山道や林道などをつなぎ合わせた、距離の長い自然歩道のこと。
テントや近隣のホテルなどに泊まりながら歩くのが普通で、「北根室ランチウェイ」の全長も71.4kmあります。
中標津町から摩周湖第一展望台を経て終点弟子屈町美留和まで。
「今この時間ですと、次の汽車まで3時間半もありますよね。家に来てお茶でもいかが?」
大喜びの彼女を乗せ我が家へ。
50歳ということだけど、スレンダーな体つきで若々しくとてもそのお年には見えない。
何でもマラソンをやってらっしゃるということで、体力にもボディにも納得だわ。
冷蔵庫にあった、たった1本のビールをご馳走し、お決まりの馬にニンジンをやり、犬を撫で。
家の中はグチャグチャなのでデッキで。
せっかく北海道まで来てほかにどこも見ないのはちとお気の毒なので、屈斜路湖周砂湯までドライブ。
その後カヌーの最初の降り口の緑橋へ。
きれいな川の景色を見てここでも大喜びでしたよ。
そのあとちょっと時間があったので「うりむぅ」でコーヒー。
良い時間に摩周駅までお送りしました。
一人で歩いて誰にも会わず喋らず、このまま帰るところだったのに、最後にすごく楽しい時間が持てたと喜んで頂き帰って行きました。
虹別岳の山小屋に2日目に泊まったそうですが、あそこは電気も水も無く、トイレは外だしすごく怖かったそう。
でも、素晴らしい景色には感激しました。と。
「来てよかった、本当に来て良かった」と何度も何度も。
Unclebeeと常々「一度は歩いてみたいよね~」と言っていたので、その方の話はすごく楽しかったです。
それにしても、その実行力と勇気には感服するのみでした。
そして、お礼の手紙とお菓子が届きました。
早速頂きました。
こちらこそ、一期一会の出会いを有難う。
お久し振りです^^
先日はありがとうございました
心細かったのでB&Bさんが天使さまのように美しく思えました
決して決してお世辞ではありません
働いているせいか生き生きとして以前より若返った感じでしたよ~^^
一期一会の出会い
流石ですね~
何だかホツ!としました♪
今度、私がうろついていたら拾ってくださいね~(^_-)ー☆
こちらこそ有難うございました。
ああいうところで知った方に会うのって本当に心強いですよね。
もう、天使だなんて、若返ったなんて、この正直者!!
はい、良い出会いを頂き素敵な思い出になりました。
良いですとも、拾って差し上げますが、あらかじめ時間と場所を教えてくださいね。