友人宅で新年会があった日、飲まないFalconに迎えに来てもらった。
それからM組を拾いに町へ。
Mちゃんが玄関に鍵を掛け車に乗り込んできた。
走り出して数秒後、Mちゃんが叫んだ。
バッグが無い!!
(あくまで参考写真です。)
100メートル先でUターンし戻ってみたけど無い。
時間にして3分くらい。
車から降りて道路をみんなで探し、車の中も探し、車の下も探し、合鍵で家に入って探し、
無い。
財布には沢山の現金とカードやら免許証やら、色々諸々すべての物が入っていたそう。
「あーどうしよう」としょげるMちゃん。
-10度近い気温。
たまらず私は車に逃げ込んだけど、みんな必死に探している。
Falconも、バッグが無いって言われたときすぐ戻れば良かったってこちらもしょげてる。
「先に行って始めてください」と言われたけど、こんなんじゃ楽しくないわよね。
でもみぃちゃんも用意して待ってくれているからねぇ。
「きっと車で通った人が拾ってくれたのよ。今日はもう遅いから明日になったら警察に届けてくれると思う。
でも念のため電話してみる」
なぜか私の携帯には弟子屈警察署の番号が登録されてるの。
事情を説明すると、落し物は届いてないけど電話でも受け付けますという事でMちゃんと交代する。
バッグや財布の中に入っていた物を一つずつ言わされ、それを向こうが書き留めているらしい。
そして電話を切ってものの数分後、組長の携帯に警察署から電話が入る。
「今ここに届け物が来ています」って。
みんないきなりハイテンションよ。
M組はバッグが見つかって喜び、
私は、あーやっとご飯にありつける、と、喜び、
Falconは自責の念から解放されて喜び、
大急ぎで車に乗り警察署へ。
Mちゃんが電話しているとき拾い主が来ていたみたいだけど、そこはお役所。
私も一緒に入って行って拾い主にお礼を言ったわ。
車で走っていたら道路に何かが落ちていて踏みそうになったので、慌てて止まったんですって。
バッグの中財布の中と確認し、書類を書き、落とし主がお礼を辞退してくれたので署名をもらい無事にバッグは持ち主の手に。
絶対戻るって信じていたけど、戻ってみるとやっぱり嬉しい。
日本はまだまだ捨てたもんじゃないってことね。
新年おめでとうに乾杯。
バッグが無事に乾杯。
拾ってくれた善意の方に乾杯。
美味しい食事に乾杯。
そして、良いネタを提供してくれたMちゃんに乾ぱーい。
「はい、シャネ・・・・」
バシッ!!
みなさん、ご迷惑をおかけしました。
すみません。
そして、一緒に喜んでくれてありがとうございました。
すてきなみなさんにカンパイ!
暗かったからてっきり。
戻ったからこうやって言えるけどね。
でも本当に良かった。