ふぅーーーー終わった Vol・5 ｂｙB・B

今日は最終日。でも昨日の夕方から我が家にとって大事件が勃発していたのです。


シータ失踪。

なんと旦那さんがもっとも信頼していたあのシェパードのシータが、一晩帰ってこなかったのです。

スタッフさん達が帰った後、鉄の門が少し開いていた処からシータとジルが鹿を追って飛び出し森の方に。
そのうち戻ってきたのはなんとジルだけ。
シータは帰ってきません。外はもう真っ暗です。
今までも遊びに行っても呼べば必ずすぐ戻ってきたのに、1時間経ち2時間経っても帰って来ず焦燥感で一杯。
みんなを部屋に入れ、門を開けておき旦那さんだけ川湯に向かいました。

帰ってきたら電話するからと言ってあったけど、鳴らすこともなく一晩たってしまいました。

朝、明るくなってすぐ森に捜索に行きましたが、肩を落として帰って来ました。

こんな気持ちで撮影なんて出来ない。
笑顔でなんてできない。

きっと何かあったんだ、怪我をしたか熊に襲われたか。


デッキでぼんやり眺めていた旦那さんが突然「シータが帰って来た！！」って大声で叫びました。

見ると森の方からシータが草地をゆっくり歩いてきます。
ジルにもシータの異変が分かったのでしょうか？まるで呼ぶように森に向かってずっと吠えていたのでその声を聞きつけたシータは家の方角がわかったのでしょうか。

ジル大手柄。

二人で抱き合って泣きました。

デッキの階段が登れないくらい疲れていました。なんか一晩ですごく痩せたように見えました。
真っ暗な森の中をずっと家を探して歩き回っていたのでしょう。
よく遠くまで行かなかったもんです。

そのあとシータが怯えているように見えたと旦那さんが言ってたけど、熊とでも遭遇したのかもしれません。
だとしたら良い薬になったわけです。

餌をガツガツ食べそれから爆睡。体中ダニだらけ。



撮影隊がやって来てその話をしたら、「あー帰って来たところを撮りたかったなー」
今だからそういう事が言えるけどね。

さて、気分もいい所で、

カバノアナタケを削って煎じるところ、ちんさんや私達が飲むところを撮影し、カヌー乗りにでかけました。

皆さんの心がけが良いせいか一昨日から雨一つ降らず、風邪もそんなに強くなく、寒くも無く。






もう一艇カヌーを借りて併走して撮影します。


そのあとウッドデッキでいろいろインタビューされましたが、この時は寒かった。


これですべて終わりました。結構気を張ってたらしく疲れが。


残念ながら（？）この地域では放送されないチャンネルなんです。

CGでシワをなくすように画像処理して下さいってお願いしたけど、お金が無いから駄目ですって。

数日後に、ちんさんは他の局での撮影のため「ボリビア」へ。

黄熱病の予防注射を打ち、3000メートル級の高地へ行くので高山病の予防薬を飲んで行くそうです。

稼ぐねーー。体に気をつけてくださいね。




晴れ男軍団が帰った翌日は雨。



最終章につ・づ・く