今でも役に立っている大学での大切な知識

私が42年前、23才の時にアメリカの大学で学んだ、とても大切な知識があります。あの頃はまだ、スピリチュアルなんていう事、意識もしていない頃でしたが、今でもすばらしい知識だなと思える、私の考えの基本を作ってくれたものです。アメリカの教育のすばらしさを感じます。

それは、愛と社会の定義を教わった事です。

☆ 誰しもが取らないといけない必須授業で取った心理学のクラスで、愛の定義を学びました。これほどシンプルに真実をついている言葉はないと思います。

愛の定義（特定の誰かとの愛）
【あなたのことは必要はありません。でもあなたと一緒にいたいと思います。】

これは「えっ？」と思う方いるかもしれませんが、これはクリアに愛と依存（不健康な）の違いを表しています。人が健康であれば、一人で生きることができるというのが基本。ということから、「誰かがいないと生きられない、だからその人が必要」はその人が健康でないことを表しています。「自分は一人で生きられるけれども、あえて、あなたと一緒にいたいと思います。」という気持ちが『愛』だというのです。

このことは自分を愛するということに通じるものです。自分を受けとめ愛すると、一人で生きることができます。そういう自分が、それでもあえて、誰かと同じ場所で同じ時間を分かち合いたいと思う、というのが愛しているということです。そういう二人が愛の関係を結んだ時、とてもすばらしいものになるということです。

☆ こちらもほとんどの人が取らないといけなかった社会学のクラスで習いました。

社会の定義
【社会は依存で成り立っている。】

こちらは、人が複数いる中で生き社会の一員になるということは、依存するということで成り立つということだと思います。しかし、もちろん依存にはいろんな形があり、健康的依存＝特定の誰かを必要としているわけでなく、お互いの意志で依存することを同意した上で成り立つものだと思います。ある意味、愛の定義と似てます。必要ではないけれども、関わって生きていきたいと思うこと。なかなか深いお話ですね。

でも大基本はやはり、自分が一人で生きることができるということが必須で、そのためには自分を受けとめて愛することができれば、それは可能になるということだと私は信じます。

そして心理学と社会学の関係が見えました。心理学は人一人の心理の学問。社会学は社会を一つの存在として捉えた心理学的学問、だということでした。始めは社会学なんて、意味分かんないと思ってましたが、心理学との共通点を見てからは、おもしろいと思った教科でした。

写真：上：家のラナイから見えたひかるピンクの夕焼け雲 2020/11/16
　　　下：ラナイになんとなく呼ばれたら、虹の赤ちゃんが！ 少しずつ少しずつ大きくなり、こんなに空一杯になりました！ 2020/11/16