『「発達障害」と言いたがる人たち』
を読んだ。
『「あなたは発達障害です」と言ってほしい人たちがいる。』
『「私は発達障害かも」と思う人が増えている』
という紹介文に惹かれて図書館で借りてみた。
発達障害って何なのか、私にはよく分からないが
香山リカさんによると
『発達障害は精神科医にとってもわかりにくい』
のだそうだ。
その理由として「発達障害」と「発達障害ではない人」との線引きがとても難しく、グレーゾーンがとても広いことが挙げられる。
精神科医が診断に使うガイドラインはDSMと呼ばれる、アメリカ精神医学会が作成した「精神障害の診断と統計マニュアル」だが
十数年に一度改定され、今は第5版だからDSM-5と呼ばれている。
発達障害に関して第4版から第5版でかなりの変更があったらしい。
つまり、発達障害の定義や診断の方法が変化していて、まだ「最終結論」が出ていないとのこと。
第6版になったらまた大きく変わる可能性もあると言う。
発達障害を客観的に診断する「バイオマーカー」(血液検査や尿検査、CTやMRIなどの所見で診断や重症度の判定に役立つもの)の研究もされているが、まだ実用化には至っていないそうだ。
確実に言えることは
発達障害は生まれつきの脳の機能障害で
しつけや育て方、愛情のかけ方などには関係ないということ。
後半は発達障害の「過剰診断」「ゴミ箱診断」にも触れられる。
つまり、何でもかんでも「発達障害」と診断されて、「発達障害の激増」を招いているのではないかということ。
その陰には製薬会社の思惑も関与しているかも知れない…という裏事情も書いてあった。
そもそも「発達障害」って具体的によくわからなかいので、理解したくて読もうと思ったのに
読んだらますます分からなくなってしまった😥
しかし、興味深い内容ではあった。
次男は昨日突然、高校時代の友達に1年ぶりに自分から連絡を取り、
笑いながら楽しそうに電話していた。
すごく元気になったかと思ったら
今夜は泣いていた。
よく分からない
でも、泣いた後に今度は違う友達と電話するから部屋に入らないでと言う。
次はSNSで知り合った友達で、やはり自分から電話したらしい。
時々泣くけど、全体的には元気になってる…
突然泣かれるとオロオロする
泣いたり笑ったり、気分のムラが激しい。
双極性障害ってこういうものなのかな
本人は疲れるだろうな…