日本が近くなると軽食が出ます。メニュウを見ても食欲が全くわかない。珍しいものが眼にとまり”きのことコンキリエのグラタン”を頂きました。大きなマッシュルームを裏返してそこへグラタンを詰めてある。アテンダントに「コンキリエって何ですか」と訊いたら「グラタンです」と返ってきただけでコンキリエの回答にはなっていない。早速調べたら貝のパスタの事なのですね。お味はなかなかGoodでした。
主菜のあいなめの味噌ゆうあん焼き。あいなめ(鮎魚女)って高級ではないけれど、カサゴやのどくろに似て希少魚でしょう。これぞ和食!美味しかった。甘いデザートはもう入らない、アイスクリームにしました。食事はこんなに美味しいのにビジネスのシート(フラットにならない)の情けなさ。ANAの利用はもうないと思う。
迷わず和食にしました。冷やし茶碗蒸しとびっ子のせ、豚肉味噌漬け焼きトマト甘酢漬け、とうもろこし蓮根真丈はさみ揚げ、酢の物サーモン炙り生姜酢、海老真丈と彩り野菜、主菜はあいなめの味噌ゆうあん焼き…と一端の料亭並みの献立です。日本はこの様に何でも丁寧な仕事をするのですね。異文化に触れわが国の良さを改めて感じるひとときです。
ワインもビールもフルアップ、カクテル”カンパリ・ソーダ”を頂いた。若い頃はよく飲んだカクテルです。勧められて二杯も飲んでしまった。アミューズはパテ・ド・カンパーニュ、二種のオリーブ、チーズ、そしてローストトマトにひよこ豆のタルトです。アミューズは本当にアミューズで手が込んでいて丁寧に作られていて美味しいし、機上でなど頂くなんて罰が当たりそう。カンパリは少し甘いけれど、私はシンガポール・スリングも好き。これには深い深い、懐かしい思い出があって…。涙が出そう…。
何処の国へ行っても英語の本は一冊は買うことにしています。しかし大きな声では言えませんが読破したことはない。ペラペラやって拾い読みをし懐かしんでいます。左からカナダ料理の本、フェアモント・バンフ・スプリングス・ホテルのガイドブック、ブリティッシュ・コロンビア大学ガイド・ブックそしてカナデアン・ロッキーの薬草図鑑です。
カナダの西部では最も大きなアカデミック書店です。あらゆる部類の本が売られています。また文房具やU.B.Cのライセンス・ウエア、スーベニアなど…誰でもウエルカム。カフェもあります。大学のガイドブックとカナダ料理の本を買って見ましたが、U.B.Cのライセンスものを何か買えば良かったと後悔している。快く仲間に入れてくださりお心遣いくださった二組のご夫妻に心から感謝申し上げます。とても楽しかった。
ローズ・ガーデンを尋ねてた歩いていたらスイミング・プールあり覗いて見た。公式サイズの室内、室外プールがあり飛び込みのレッスンも出来る。また救急救命やライフガードの訓練も受けられる。ヨガやフィットネスのクラスもあるそうです。面白いことにアクアティック・センターをバースデイ・パーテーや映画上映会などにも貸し出すと書いてある。勿論使用料を払えばサウナや廻るプール、フィットネスエリアやマッサージ、健康管理室なども利用出来るそうです。住んでいたら早速通うことでしょうね。このように市民にも開放された大学なのです。事前に予約をすれば構内ツアーもある。
情報を求めてアジアン・ライブラリーへ…。カウンターの男性に仲間のお一人がローズ・ガーデンや日本庭園は何処か尋ねたら、流暢な日本語で返ってきて驚きました。彼は身体も大きいしネイティブ・カナディアンのような感じです。ここのアジアン・ライブラリーはアジアを理解するためのイベントやプログラムを提供しています。また日本の政府刊行物などのための情報がたくさんあります。
44,000人以上の学生が学んでいるこの大学はカナダ西部では最も大きな大学です。763haもある森林公園のなかにあり、また砂浜にも囲まれています。キャンパスは402haありダウンタウンからは数キロしか離れていないが静かでヘルス・クリニックや歯科医院をはじめ生活に必要な全てがキャンパスに整っている様子。治安も良さそうで皆さん孫の留学先に良い所と意見が一致しましたが。