建設に170年(1311-1484)もかかったそうです。双塔は街並の屋根に比してずば抜けて高く、神のまします天上を表していると言います。中にはドイツの有名な工匠リーメンシュナイダーの最傑作とされるキリストを入れて13体の最後の晩餐の彫像が見事です(2005年に…)。今回は外から見るだけ。土曜日の夜、教会内から聖歌の声が聞こえてきました。
城壁内と外を結ぶいくつかの門の一つ、ガルゲン門です。始まりは13世紀の建造ですが、三十年戦争など多くの攻防戦が繰りひろげられ、今の形だけが残ったそうです。ガルゲン、絞首台の門は外に絞首台のある刑場があったそうで、ホテルはこの門のすぐ傍だったのですが…。かつては門の施錠後、帰ってきた人は門の外にある”シュピタール”へ投宿しなければならなかった。此処には病院も併設されていたそうです。
歴史的祝祭劇”マイスター・トゥルンク”市長の一気飲みのひとコマのからくり時計です。三十年戦争時(1631年)ヌッシュ市長は大杯のワインを一気に飲み干すことに挑戦、ディリー将軍の破壊命令から町を救ったと言われています。
夜のローテンブルグ観光(タイトな旅なので仕方がない)私は二度目なのでいいのですが…。市庁舎前の広場です。夏は青物市場、冬はクリスマス・マーケットといつも市民生活の中心です。正式にはローテンブルグ・オプ・デア・タウバーと言うそうです。街全体が城壁に囲まれ、中世の面影がそのまま残っている美しい街です。右の宴会館の時計塔は祝祭劇のひとコマが、からくりとなって時を知らせています。
この旅の最後の訪問地ローテンブルグのガストホーフ・ツアー・リンデンと言うホテルです。宿泊者は私たちツアーだけ。夜10時にはオーナー、従業員ともども自宅へ帰ってしまうので玄関ドアーの鍵を持って外出してください…というアット・ホームと言えば聞こえは言いのですがVery funny isn't it? でも、こういうホテルもいいわねえ。
献灯は出来なかった、…持ち帰るように書いてあります。2005年にはあるお願い事をしてきたので当にお礼参りです。計画停電の夜、2005年に持ち帰った蝋燭を使ったのですが、軟らかく優しい焔で癒されたものです。
1757年に製作されたとされているが、1929年から二、三回改修され、バロック様式の原型を今に伝えている。
”今、だから私は全てを捨て去り、ヴィースのイエスのもとへおもむき巡礼の道に出て、喜びに溢れる主を見たい。ヴィースのうるわしいイエス慈愛に満ち満ちた方 ” フランケン民謡集にヴィースの歌は載っています。
天井画のフレスコ画の中心は復活されたキリストです(失敬にも写真は少し切れてしまった)。虹の玉座に座っている。ヴィース教会の主任司祭は、ロココ様式の見せ掛けと思われる豪華さの中に深い内面性を秘め、神学主題はしっかり規定されていると言っています。