高校生の頃、初代タイガーマスクに憧れ、タイガーのようなプロレスラーになるのが夢でした。
いつでもお笑い系の大阪プロレスのような団体で、デビューできるように、幼い頃から続けている空手の鍛練も、やはりプロレスラーになりたいがためのひとつの形だったのかもしれません。
千葉大学(分不相応な主将を務めておりました)やハワイ大学でも空手を続けていたのは『1・2の三四郎』のひまわり軍団の鳴海頁二のキャラクターに秘かに憧れていたからだと思います。
30台半ばで『園芸研究家トミー』という、某放送局から「どこにでもいる花好きおじさんキャラ」を命じられ、役目を全うするために真摯にチャラいキャラ作りに取り組んできました。
真っ黒な革パンと革ジャン、ネックレスにリングという奇抜なファッション、クイーン『The Game』アルバム・ジャケットのフレディ・マーキュリーさんのようなファッションを好んで着ていたため、男性の方々からもよくお声をかけて頂きました。
それでも時折、本当の自分とキャラ立ちさせたトミーとの狭間で精神的にしんどくなることもよくありました。
そんなときはトミーオフィスで夜な夜なプロレスラーのマスクを被って、さらに別の人になった感覚で身を包み、均整のとれた心に戻すようにストレスを発散させておりました。非科学的なストレス発散法だと思いますが、自分にあったリフレッシュ方法だったと思います。
サンテレビ『手づくり花づくりプラス』が終了したので、先日から『トミーユーチューブ』をはじめておりますが、トミージュニアから「もともと、お父さんは面白い話し方をしていたのに、この数年で真面目な話し方になってしまって残念」と指摘され、いたって反省しております。話し方が変わってしまったのは、この四年間、ある役職に就いていたためだと思います。
これではこの20年間、キャラ立ちさせてきた『トミー』というキャラ自体が不憫に思えるため、さらに新しいトミーを構築しようと企てております(笑)。
先日、トミーファン様から素敵なお面を頂きました。
ちょっと怖いお面だけど、なぜかこのデザインに惹かれてしまう。オフィスでずっと眺めているだけですが、なぜか満足感が漂います。
珍しくまだ被っていましぇん。被った瞬間、何かが変わりそうで抵抗している自分がいます(笑)。
というわけで、トミーチューブを今後とも宜しくお願い致します。