お好み夜話-Ver2

しょきばらえない野郎ども

カウンターで「ハマちゃん」が、めずらしく建設的なことを言った。

もうすぐエントリー開始する「東京マラソン」や秋の大会、また来年の「小布施見にマラソン」に向けての対策会議を、チームモグランポの全員でやりましょう、なんて。

それは願ってもないことで、忘年会ぐらいしか一同に顔を合わせることがなかなかないので、じゃあ「暑気払い」をかねて一丁やるか、といったら、

「しょきばらい」

と、ポカンとした顔をされてしまった。

よもや「暑気払い」の意味がわからないのか

この、もの知らずメと、となりで裸の大将みたいなランニングを着て聞いていた「シゲちゃん」に目配せすると、彼もまたな顔をしている。

おいおい、キミたち、どうなっとるんだ。

「ホリちゃん」、キミはそんなことは知ってるよね と0105「ホリちゃん」を見れば、この男もまた だ

なんじゃいコイツら、「チームもの知らず」かっ

年下の「ハマちゃん」「ホリちゃん」は、まあしょうがないにしても、今どき珍しい徒弟制度みたいな修行を10年もした「シゲちゃん」が「暑気払い」を知らないなんて、彼の先輩や社長は浅草あたりで何を教えたんだ

いささか唖然として、そうだ、その調子コキの先輩なら、

「そんなことも知らねぇのか、やっぱシゲはしょんべんだな」

と、ガッハッハと笑い飛ばすに違いない。

で、メールしてみた。

しばらくして、酔っぱらった「バーバーくん」から電話がかかってきた。

「しょきばらいって、なんすか ??? 」

え、え、え、えっ、キミはまだ時差ボケか。

英語は多少しゃべれるようになったかもしれんが、日本語もっと勉強しろ !!

こ、こ、この、寄ってたかって、このしょんべん野郎ども !!

なんと、嘆かわしや。

この異常なまでの暑さの夏を、
「暑気払い」
 なしに生き延びられると思うておるのか、このボケナスどもは


もはやこの国から、暑気は払えないのか。

若者に

「暑い中一日ご苦労さん。今夜はみんなで暑気払いして鋭気を養い、明日もがんばろう」

と、音頭をとって飲み屋に繰り出す、上司や先輩がいなくなってしまったのか。



ちょっとまて、この連中しょっちゅう飲んでいるから、今さら暑気払いもへったくれもないってことか

あっ、かくいうオヤジも年中暑気払いだった
 

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