このブログには、中村好文関連で訪れてくれる方がよくいらっしゃいます。
主にその方々に言いますが、
まだ読んでないなら、早く読んだ方がいいですよ!
「住宅巡礼」と同じような体裁なので、内容も同様かと思ったら違った。
全部ではないけど、中村好文本人の作品についての言及が多い。
内容自体はすでにどこかで見聞きしているものが多く、目新しさという点では
それほど「おお!」というものもないけど、本人の住宅に関する考え方についての実例として
紹介されるので、説明が丁寧なような気がする。ちょっと嬉しい。
文章が上手ですよね、この人は。
本を読んで来た人らしく、引用が多い。「ボートの三人男」とか立原道造とか。
わたしは今回、ガストン・バシュラールという人の「空間の詩学」からの引用が気に入った。
「屋根裏部屋は夢想を育み、夢見る人をかくまう」
建物の好みには、大空間派と穴倉派があるように思う。
わたしは穴倉派なので、この引用文はよくわかる。やっぱり家は隠れ家ですよ。
なので、伊東豊雄の中野本町の家なんかは「一体どうやって住むのだ」と、考えただけでオソロシイ。
この本に載っているものの中で言えば、フィリップ・ジョンソンのガラスの家は、
もう恐怖の対象です。標本箱に暮らす趣味はない。
中村さんはこの家について、「しかし、この建物には深いところで竪穴式住居に真っ直ぐに繋がる
『住宅のスピリット』が宿っていることは確かです。」なんて書いているけど、
――あなたもここには住めないでしょう。痩せ我慢しなくたっていいですよ。
紹介されている中村作品では、「ななつなないす」にぐっと来た。
ううう、かわいい!!すごくかわいい!
例えていえば、ものすごくプチフール的。別に普通のショートケーキを作ればいいのに、
わざわざ小さくして、手間かけて飾り付けしちゃうんだなあ。
残念ながらネット上で見られる画像などはないようなので、興味のある方は早速本で確認しましょう。
あとは、レミングハウスの台所のまな板はすごく使いやすそう。
なるほど、まな板くらい使用頻度が高いものなら、特製にするってのもありだよなー。
縦長のまな板は目から鱗。一瞬、「作ろうかしら」と思ってしまった。
……で、今確認したところ、現在のまな板でも前後にかけることは可能だった。
今度その状態で切ってみよう。ま、幅はちょっと狭すぎる気はするけどね。
中村さん自宅の空中廊下。ご自慢の仕掛けだろうし、わたしも基本的には好きなのだが……
でもちょっとコワイよね。耐久面(廊下の床が抜けないか?体重制限あるだろうなー)と、
あと地震が。階段の吹き抜け部分にこういう風に書棚を作っちゃうと、高さがあるだけに
地震の時は危ない気がする。中村さんちに行く人は、地震の時は階段には近づかないように。
中村さんにわたしの家の設計をしてもらいたいなー。
アレコレお願いして、ところどころは全部お任せにして。
どんな仕掛けにしてくれるのかとわくわくするだろうなー。
……ま、現状無理ですが。宝くじで3億円当たったらね。
主にその方々に言いますが、
まだ読んでないなら、早く読んだ方がいいですよ!
「住宅巡礼」と同じような体裁なので、内容も同様かと思ったら違った。
全部ではないけど、中村好文本人の作品についての言及が多い。
内容自体はすでにどこかで見聞きしているものが多く、目新しさという点では
それほど「おお!」というものもないけど、本人の住宅に関する考え方についての実例として
紹介されるので、説明が丁寧なような気がする。ちょっと嬉しい。
文章が上手ですよね、この人は。
本を読んで来た人らしく、引用が多い。「ボートの三人男」とか立原道造とか。
わたしは今回、ガストン・バシュラールという人の「空間の詩学」からの引用が気に入った。
「屋根裏部屋は夢想を育み、夢見る人をかくまう」
建物の好みには、大空間派と穴倉派があるように思う。
わたしは穴倉派なので、この引用文はよくわかる。やっぱり家は隠れ家ですよ。
なので、伊東豊雄の中野本町の家なんかは「一体どうやって住むのだ」と、考えただけでオソロシイ。
この本に載っているものの中で言えば、フィリップ・ジョンソンのガラスの家は、
もう恐怖の対象です。標本箱に暮らす趣味はない。
中村さんはこの家について、「しかし、この建物には深いところで竪穴式住居に真っ直ぐに繋がる
『住宅のスピリット』が宿っていることは確かです。」なんて書いているけど、
――あなたもここには住めないでしょう。痩せ我慢しなくたっていいですよ。
紹介されている中村作品では、「ななつなないす」にぐっと来た。
ううう、かわいい!!すごくかわいい!
例えていえば、ものすごくプチフール的。別に普通のショートケーキを作ればいいのに、
わざわざ小さくして、手間かけて飾り付けしちゃうんだなあ。
残念ながらネット上で見られる画像などはないようなので、興味のある方は早速本で確認しましょう。
あとは、レミングハウスの台所のまな板はすごく使いやすそう。
なるほど、まな板くらい使用頻度が高いものなら、特製にするってのもありだよなー。
縦長のまな板は目から鱗。一瞬、「作ろうかしら」と思ってしまった。
……で、今確認したところ、現在のまな板でも前後にかけることは可能だった。
今度その状態で切ってみよう。ま、幅はちょっと狭すぎる気はするけどね。
中村さん自宅の空中廊下。ご自慢の仕掛けだろうし、わたしも基本的には好きなのだが……
でもちょっとコワイよね。耐久面(廊下の床が抜けないか?体重制限あるだろうなー)と、
あと地震が。階段の吹き抜け部分にこういう風に書棚を作っちゃうと、高さがあるだけに
地震の時は危ない気がする。中村さんちに行く人は、地震の時は階段には近づかないように。
中村さんにわたしの家の設計をしてもらいたいなー。
アレコレお願いして、ところどころは全部お任せにして。
どんな仕掛けにしてくれるのかとわくわくするだろうなー。
……ま、現状無理ですが。宝くじで3億円当たったらね。
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