プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

古田敦也トークショーに行って来ました。

2010年09月22日 | 古田ブログ関連。
古田さんのブログで19日に福島県国見町でトークショーがあることを知ったので行ってみました。
実は本ブログは、そもそも古田のファンブログから始まっているんですねー。
当時とはブログタイトルは変わっているけど、「27」にその名残がある。

まー、お元気そうで良かったです。
走ったり自転車をやったりしているせいか、体型も崩れず。日焼けもしていて。
水色のネクタイがさわやかでした。

聞き手がいて1時間ちょっとのトーク、小学生からの質疑応答の合計1時間半。
だが、トークでは「野球を始めたきっかけ」から始まって、小中高の話をし、
ようやくプロ野球に入って野村監督と出会ったところで時間が終わってしまったので、
ぜひいつか続きも聞きたいところです。

話が面白くて、何度も笑わせてもらったけど、わたしの中の白眉は
立命館大学の野球部監督が口走ったという「古田!旅に出ろ!」ですね。
在学中のドラフトの時は大変だったと思います。22歳の若造には、
世の中が終わるほどのショックだっただろう。我が身と引き比べてそう思う。
いやあ、それを乗り越えてリッパになりましたねえ。今更ですけど。



しかし古田さん。トークもいいけど、早くユニフォームを着て欲しいぞ。
そろそろユニフォームを着てくれないと、こちらが油断しているうちに
うっかり国会議員になってしまうのではないかと心配でしょうがない。

……思うんですが、最終的にはスワを率いて日本一になりコンプリート、という形をとるとしても、
スワローズはどうやら来季小川監督で行くらしいじゃないですか。
来年と、来年の成績によっては再来年くらいまで小川さんの可能性がある。
そして荒木コーチがその後というのは確定でしょう。
つまり最低5年は、スワの監督の席は空きません。

その間、他球団で武者修行ってのはどうですかねえ。
東京より若干北の方の地方都市に、あんまり歴史のないプロ野球チームがありまして、
そこのファンは「現監督続投?」の報道に、「来季どーなっちゃうんだろうねー」と
溜息をついているそうですよ。

仙台でお待ちしております。






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乗れない自転車。

2009年08月26日 | 古田ブログ関連。

2週間くらい前から、記事にしようかどうしようか迷っていた。
基本的に現実社会とは関わりのないブログだし、他人事と言えば他人事だからね。
だが、まあ自分も三次被害者くらいの位置にはいるわけだし、今後ますます増える傾向にあると
思われるので、せめて一人でも“災厄”を減らして欲しいという願いをこめて。

何の話かというと……DQNネーム、イラネームなどと呼ばれる、
読めない名前のことです。(以下、これを「ナマエ」と表記)



こないだ、こんなページを見かけた。
http://dqname.jp/


わたしはものすごくものすごくものすごくナマエが嫌いで。
どのくらい嫌いかというと、

路上にポイ捨てをする人
早坂○紀並みにヒドイ本を書く人

と同じくらい。憎しみを抱く。不幸になってしまえ!と呪う。
ナマエをつけられた子供に罪はない。ただただひたすら親がアホなだけですが、
ああ、そんな阿呆な親を持った子供の不幸なことよ。


わたしは学校の先生にならなくて良かった。
クラスの半分もがナマエで、それを呼ばなければならない毎日を想像する。……耐えられない。
多分日経たずしてキレ、読めるようにしか呼ばなくなり、本人の訂正も聞き入れず、
PTAで「子供の名前を覚えず、人権を無視する先生」として
(主にモンスター・ペアレンツに)つるしあげを食うことでしょう。

わたしは小児科の看護婦さんにならなくて良かった。
「○○ちゃーん」「××です」「……え?だってこの漢字、どう読んでも××とは
読めないじゃないですか。○○ちゃんでしょ?」「……いえ、××」
「へー……(と親を、上から下までじーっと見た上で冷笑)」
これをナマエをつけた親全員にやった結果、解雇。多分そうなる。



ナマエをつけた皆さん。
名前というのは、一体何のためにあるかわかっていますか。
名前は何よりもまず、他人様に呼んでもらうために、読んでもらうためにあるんです。
世界にたった1人しか人間がいなかったとしたら、名前は不要。
2人でも多分不要。3人いて初めて必要になり、そこからが社会です。
名前は社会の中でこそ必要とされる役割を持ったものなんです。

それなのに、どう考えても読めない名前をつける。
それって一体どういうことですか。
読まれることを、呼ばれることを必要とするのが名前なのに、
読めないナマエをつけてどうしようっていうんですか。

それは、子供に「乗れない自転車」を押しつけるようなものです。
自転車に、ごてごてと、造花だのモールだの、挙句の果ては電飾などを取り付けて飾り立てる。
目立つ。世界で1台しかない。変わっているので覚えてもらえる。
それはその通りかもしれません。
しかし悪く目立つ。世界で1台しかなくても、同じくらい悪趣味な自転車は昨今ごろごろしている。
「ナマエは忘れたけど、とにかく変なナマエだったよね」と、肝心のナマエ自体は忘れられる。

サドルに乗ることも出来なければペダルもこげないような自転車に自転車としての
価値がありますか。そんな自転車をもらった子供が喜ぶと思いますか。
しかも――自転車ならまだいいんです。自転車は、本人が気に入らなければ
乗らないという選択肢だってあるんだから。
でも名前は、死ぬまで子供について回ります。一生。その名前で呼ばれ、その名前を書き、
そして笑われ続けるんです。ナマエ嫌いな人(決して少数派ではない)には嫌われるんです。

読める名前を付けてください。
絶対その方が、子供は幸せになれます。必ずです。
名前が個性ではないんです。個性は、本人が生きて育てるものです。
親が安易に与えられるものではないんです。
変わった名前が個性だなんて、間違った思い込みは止めて下さい。
それよりもまず、誰にでも読めて、嫌われない、しっかりした名前を。
それが何よりの贈りものです。






これから我が子に名前をつけようと思う皆さんは、上記のサイトの「チェックリスト」を
よくご検討下さい。
生まれてからではなく、生まれる前からじっくりと考えて下さい。
妊娠前からじっくりと考えて下さい。
ある程度決めたら、友人の中で一番常識人と思われる人に、さりげなく訊いてみて下さい。
「○○って名前どう思う?」と。
答えが「珍しい名前だね」「個性的な名前だね」と返ってきたら、考え直して下さい。
上記の返答は「変な名前」と言いたくて言えなかった場合の典型的な反応ですから。




……もうほんとにね。お願いしますよ。
せめて子供の名前を付ける時くらいは理性を働かせて下さい。













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Qさま見ました。

2008年03月25日 | 古田ブログ関連。
「Qさま」はわりと好きなクイズ番組です。問題も真面目でいい感じだし。
今回、面白かったですよ。インテリスポーツ軍団編。
(が、顔ぶれを見て、インテリか?と突っ込みたくはなったが。)

途中で古田さん、アンカーに代わったでしょ。
……そういうスタンドプレーって、ハラハラするから止めてくださいよー。
「ああっ!古田、そんなことして大丈夫か!」と、小心者のわたしは思わず手をもみ絞る。
正直、前の角澤アナが失敗して、ほっとする所多々あったでしょ?
わたしも「縦縦」「緊緊」は全然読めなかった。
教科書ドボン問題も苦手だなー。あまり正解率良くありません。
今回はカーリングだと思っていたし。万葉集はわかったけど。

「かたじけない」読めたらかっこ良かったのになー。
まあでも、「石橋を叩いて渡る」の問題、正解したから良かったですね。

あと、脳内イメージ漢字リレーで、古田さんの書いた「征」は一番良かった。
これがなければルイ14世とか、ジュリアス・シーザーとか、イヴァン雷帝とか、色々な
名前が来ては去っていくところだった。しかし難しいですね、アレキサンダー大王。
川合俊一がアレキサンダー大王を当てるとは思わなかった。

今回はどちらかというと不本意な結果でしょうから、またリベンジなんてのはいかがです?
また見たいなあ。


ちなみにIQサプリも見ました。大して好きな番組でもないから(嫌いでもないけど)
2時間見るのはめんどくさかったんですが、
わざわざ見たのは、テレビ欄に「古田」という文字を見かけたからですよ!
なのに、古田さんの登場があれだけってどないやねん!……テレビ局の思惑にはまりまくり。ちっ。




ところで、漢字検定の1級はすごいねー。
わたしは読みにはかなり自信あったけど、1級の読みはほんと歯がたたなかった。
見たことも聞いたこともない文字がこんなにあるとは……。衝撃的だった。
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古田さんのCM撮影

2008年03月07日 | 古田ブログ関連。
あはは(^o^)。笑えた。
だってさー、普通、シロートさんがCMでの演技、という場合、監督のダメだしは、まず
「うーん、いいんだけど、それではちょっと伝わらないなあ……」という方向ですよ。
それが「いくらなんでも、やりすぎです」って!
やっぱりそれは、「一般人も芸人」という関西人の血がさせる業なのか!?

ああ、その場でやりとりを見たかったよ。
おそらくは腰砕けになったであろう古田さん。
青い空、白い砂浜で、テンションあがって、「プハーッ!」とかやったんでしょ?
でもわかるなあ。ビールのCMって、イメージはそっちの方が強いですもんね。

テレビは録画で見るわたしは、なかなかCMを見ることが出来ないのですが、
(Wiiの時もバランス編を1回見ただけなんだよねー……)
今回のビールは2回見られました!

あれって、なんというか、普通よりずいぶん抑えめのCMですよね。
道具立てはけっこう定番の青空白浜、白のスーツ、タレントビール一気飲み、なのだが。
ポスターで正面というのは映るけど、生きて動く古田さんはずっと横顔。
飲んでいるシーンでは正面まで回り込むかと思わせるところでカット、
ラストもけっこうあっという間に終わっちゃうし。もっと後ろ姿とかしっかり映して、
ポーズをとらせるとか、そういうのが普通じゃないですか。
でも、これでもか、とタレントを映すCMよりあっさり風味でクリアな感じ。
これはこれで他とは違ったテイストで良い。おそらく監督の方向性でしょうね。
(なので、おそらく一般的なビールのCMならば、古田さんの「やりすぎ」バージョンの方が
近かった可能性も高いと思う。)
30秒バージョンはないんですか?30秒ならどうするのかも面白そうだが。

わたしは白のスーツに、この淡い緑のネクタイがきれいだなー……と思って見ていました。
ビールのパッケージの色遣いだから、色設定のマーケティングはしっかり押さえているんでしょうけど、
古田さんははっきりした色を着るイメージがあったので、新鮮です。いいですね。

……しかし空港から砂浜に直行し、ビール一気飲み、ビーチで白スーツのこの男は
実は何者なのだと思えば謎が深まる……


このCMで合計何杯ビール飲みました?
ビールのCMでいつも思うんですけど、何度か撮り直しするわけじゃないですか。
何杯も飲んでたら、強い人でも顔が赤くなったりして困るでしょう。
日本酒なら実は水で撮影、とか出来るけど、ビールは?ノンアルコールでそれっぽいものを
用意できるのかなあ。見た感じ違っちゃわないですか。
わたしはお酒弱いので、そもそもビール1杯飲めない。なのでますます気になります。







※※※※※※※※※※※※


ところで、この間の番組を見ました。

こう言うのは申し訳ないけど、テレビのために企画したイベントを放映した、という番組でしたね。
テーマがああいうものなら、もう少し作りこんで欲しかった。
テレビに映す映像を撮影出来ればそれで良い、という内容に見えました。
こういうテーマなら、実際の画よりは背景(実情)の説明がより大切だと思うんですが……

……ゴミ拾いや海外で学校を建てることや、リヤカーを送ることが無意味なわけではないんですが、
同じ労力とお金をかけるなら、もっと詰めたら?と言いたかった。(番組としても行動としても)
学校編に参加した大学生たちは、撮影の前にどれだけ考えた?実情はどうで、何が問題で、
現地でどのように行動するか、集まって何度も話し合いをした?自分たちで考えた?
行く前に一度顔合わせをした程度ではないんですか。


むしろ恒常的に地道にやっている草の根の活動を取材して欲しかったな。
「イベント」より、そういう人たちに光を当てて欲しかったと思います。
まあ、この軽さが「自分に出来る小さなこと」を表現しているという深慮遠謀なら
それでもいいんですけどね。

「小さなこと」を訴えているからといって、番組が小粒でいいわけではなかったのだが。
世界のTOYOTAの冠特番なんだから。ね。
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助けて下さい。

2008年02月26日 | 古田ブログ関連。
愚痴であります。
なぜわたしは面白い本に出会えないのか。

面白かった!と言いたい。読んで良かった!と言いたい。
が、最近そんな本にはとんとお目にかかることがない。
出会いに感謝出来るような本を読みたいものだが、一体どうやったら出会えるのだろう。

「そこそこ面白い」という本はいくらでもある。
読む本のほとんどはこのレベル。点数をつければ70点くらいの本。
が、70点の本をいくら読んでも、感動には結びつかない。
……最近、70点の本が鼻についてしょうがない。
読めばそこそこ面白い。が、何を読んでも「そこそこ」で、近頃は徒労感さえ感じる。
読む前と読んだ後で、自分が変わったとも思えないような本を何冊も読んで、
そこに意味があるのかと。


心を動かす、躍動させる、情熱を感じさせる。
こういうのが「面白かった!」の本だと思うのだが。
本を読み終わった時、気分が高揚する経験はしばらくない。これは読み手の感性の問題なんだろうか。
まあ、年と共に瑞々しさは失われ、感性が鈍ってきているのはたしかに感じる部分ですが。

感動するってのは驚くことだと思う。
場合によって方向は違うけれども、無意識のうちに想定していたものとは別の(より高い)
ものと出会った時に生まれる感情。
……だが、人間の心はとても順応性が高く、同じ刺激でそう何度もは驚けない。
何冊も読んでいると、結果として70点の本が増え、だんだん鼻について来る、という流れか。


少し読む本を減らすべきなのかなあ。機械的に読んでしまっているとは感じているのだが……。
でも活字中毒ではあるので、読まずにいるのもツラかったりするし。
そもそも読まないと出会いもないでしょう。
数えてみれば去年は270冊ほど読んだ。そのうち何冊かは85点、90点はあるが……
まあ90点くらいだと有難いと思えるんですけどね。
一応満足感もある。が、90点では高揚までには至らない。

近年だと……出会いを感謝したのは、3,4年前に出会った、池上永一「風車祭」と
ディネーセンの「アフリカの日々」くらい。
2年前の辻邦生「春の戴冠」も再会を感謝したか。再会だからその分稀少感がないけれど
でもまあ辻邦生は愛ですから。

ああ、本を読んで、わくわくしたいなあ。
時間が瞬く間に過ぎていく、とか、ページをめくる手がどうしても止められないとか、
読み終わってしまうのが勿体ない、とか。そういうのってとっても幸せな体験なんだけどね。
なぜ星の数ほどある本の中で、そういったものに出会えないのか。
わたしは悲しい。

結局、本に多くを求めすぎということなのか。



※※※※※※※※※※※※



こんなことを書いていたら、こんなことを書かれました。良いタイミングだ。

http://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2008/02/post_13.html

まあこういうのもささやかながら共時性。本の世界では時々起る。
(本の世界に限ったことではないのかもしれないけど、わたしの経験では本の世界が多い)
せっかくだから読んでみようとは思うが……うーん、ジャンル的にはあまり食指が伸びない系統かも。
もっとも、視界外の本だからこそ意外な出会いがあるってことはありますからね。
食わず嫌いせずに、何でも食べてみることが大事。

……ま、でもわたしの課題図書リストは1000冊を軽く超えているので、
古田さんお薦めの「真犯人」を読むのは、多分6,7年後に……。


お薦め返し。「真犯人」に対してなら、という観点から。
(「真犯人」中身読んでないので、想像での話ですけれどね)


切り裂きジャック・百年の孤独 (文春文庫)
島田 荘司
文藝春秋 (2006/10)
売り上げランキング: 139020



島田荘司らしい大技。……だった気がする。いや、読んだのずいぶん昔で……
緻密さとか、正確さではなく、彼の大風呂敷をお楽しみ下さい。
が、島田荘司は何と言っても「占星術殺人事件」ですよ。間違いなくこれは名作。
わたしが現在までで唯一「あっ!」と言わされたミステリ。




隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)
梅原 猛
新潮社 (1986/02)
売り上げランキング: 3281



梅原猛はほんとにトンデモな人で……。いや、哲学者としてはよく知らないが、
歴史ものを書かせると、トンデモナイです。そこが良いわけだが。

この本は(けっこう古いけど)、たとえて言えば「ダ・ヴィンチ・コード」から
エンタメ要素を抜いて(小説ではないしね)、かわりに梅原さんの大いなるパッション(^o^)を
たっぷりまとわせたような作品。下手なミステリより面白い。




竜の柩(1) (講談社文庫)
高橋 克彦
講談社 (2006/07/15)
売り上げランキング: 149724



これもやっぱりトンデモ系列……。が、これは完全にフィクション。
高橋克彦って、力技ありーの、パッションありーの、この人もかなりトンデモないと思います。



しかし思うんですけどねえ。

小説なんてものは、こういうトンデモない人が書くのがやっぱり面白いんですよ。
高橋克彦、島田荘司あたりは何冊も読むと濃すぎて嫌になるくらいケレン味の人々。
でもやっぱりこういう変な人たちに小説を書いて欲しい。
「70点作品」は、小さくまとまった小市民的な小説家の作品のような気がする。
バランスの美を愛するわたしにしては珍しい意見だけど、
普通にまとまった作品じゃなくて、どかんとパワフルな小説を読みたいぞ。
……パワフルなだけってのもイヤだが。


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西表島!

2008年02月17日 | 古田ブログ関連。
いいとこに行ってますなあ。わたしはちょこっとオキナワ熱持ちなので、地名に反応してしまう。
しかしニャーって!リグスの持ちネタを奪っちゃいけませんよ。
……彼、今年は活躍してくれるといいけど。2番でホームラン打ちまくっていた頃の
印象が強いので、どうしても期待してしまうんだけどなあ。

古田さんも、なかなかいい番組……かどうかは実際に見ないとわからないので、
見てからの話にしておきましょう。が、テーマとしては真面目で良さそうですね。
面白いチョイスだと思います。


でも実はわたしはこういう類の番組は苦手です。なぜかというと、現在の状況を知れば知るほど、
烏合の衆の無力さと愚かさを感じるから。
だってどんなに祈っても戦争はなくならないし、温暖化は止まらないし、砂漠化は進んでいくし、
貧富の差は拡大し貧しい場所の人々は死んで行く。
わたしは一足飛びに結論に至りたい方なので、何を考えても「でも結局人間の愚かさでは何も
出来ないんだよね」と言いがちです。ならばわざわざ心を痛めて物事を考えるより、
せめて美しいものを見て、ささやかな人生の満足を得た方がなんぼか利口ではないかと……

まあ、こんなことを言っているから、人類総刹那的、になってしまうんですけどね。
千里の道も一歩から。小さな小さな一歩を踏み出さないことには始まらないのだが。

しかし千里というと……里が現在の何キロにあたるかは時代と場所によって違うけれど、
日本里で計算して4キロ、千里で4000キロ。歩幅80センチとして、50000歩。
五万回同じ動作を繰り返さなければ到達しないんですねえ。
五万回ゴミ拾いを出来るか。いや、それよりそもそも最終的な目標が千里なのか。
もしかしたら一万里あるかもしれないのに。
こう考えると、ほんとにその「一歩」は意味があるのか。無力感に襲われる。

が、こういうことは絶対成果主義で考えてはいけませんよね。
東京から京都へ行くとして、「京都へ辿りつかなければ意味がない」ではなく、
「とにかく浜松辺りまででも行ってみた方が良い」と考える。
その方が東京でひたすら、京都行きたいよー、と負け犬の遠吠え的に叫んでいるよりはいい。
頭で考えている分には京都のみがクローズアップされますが、途中の旅程にも意味があるはずなんです。
力及ばずとも浜松まで行けば行ったなりに、その分だけ京都との距離は縮まる。
さらに副産物として、東京-浜松間の経験値は得られる。


番組は、見てみます。お雛祭りの日ですね。







































































※※※※※※※※※※※※

ちょっと話は違いますが、こないだこんな本を読みましてねえ。


世界のために涙せよ-新世紀へようこそ2
池澤 夏樹 光文社 (2003/06/20)売り上げランキング: 250600




この本を読むと、つくづくアメリカが嫌いになります。

読み手がこういう感想になってしまうのは、池澤夏樹の本意ではないでしょう。
ただ、わたしのような元々のアメリカ嫌いが読むと、本当にため息しか出ない。

わたしはアメリカを憎みました。
国連を無視してイラク侵攻した時に。
もちろん国連なんて、根本的には無力なものでしょう。力とは一に武力、二に財力です。
それ以外に力と呼べるものなんてない。どちらも持たない国連は、だから力はない。

それでも国連は、第一次大戦と第二次大戦を経験した世界が、ささやかにともした良識の灯です。
そりゃ国連も各論で見れば、多分問題は山積している。善意のみで構成されているわけではない。
ただ、その存在は「国際間の問題は武力ではなく話し合いで解決しましょう」という意思表示です。
それが建前に過ぎないとしても。
建前でも多少の拘束力はあります。人間は言葉に影響を受ける存在ですから。
単に嘘をつくのと、「嘘はつかない」と言ってから嘘をつくのとでは心理的負担が違う。

そう信じて、すがるような思いで建前の存在価値を信じたかった人間にとって、
アメリカのしたことは、その願いを踏みにじることでした。
わたしはもっと世界が大人になっていると信じたかった。良識を少しずつ身に着け、
ルールに従うことが出来るようになっていると。
子供の時には取っ組み合いの喧嘩をしても、大人になったらやりません。暴力に訴えるような人は
愚か者として軽蔑される。先進国の面目にかけて、「頭の悪い人」と思われるようなことは
やらないだろう……と思いたかったのに。

甘い。んでしょうね。でもその甘さが通用するようにならなければ、人類は永遠に力を追い求める
だけの生き方しか選択できない。
わたしは自衛隊は違憲だと思っていますし、軍隊はない方が良いと思っている。
が、アメリカが実力を行使したことで、そうは言えなくなってしまった。
良識が書き割りでしかないと、思いたくなかったのに。
だからアメリカを恨みます。

ブッシュに第二期を務めさせない選択も、ある時点でアメリカ人は出来たはずなのですが、
しかし大統領に選ばれたのは僅差にせよブッシュでした。

パクス・アメリカーナ。
アメリカの巨大な軍事力が、抑止力としてあるうちは世界にとっても意味がありました。
行使されてしまった今は、もうパクス・アメリカーナという言葉は使えません。
いつ暴力をふるうかわからないガキ大将の回りでは、子分だろうが無関係な人間であろうが、
安心できるわけはないのだから。

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ぶつぶつぶつ。

2008年01月07日 | 古田ブログ関連。
http://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2008/01/post_5.html


不特定多数を相手にする仕事って、けっこう簡単にルーティン化してしまいますから、
彼らにとっては、一般視聴者なんてかぼちゃみたいなもんでしょう。
古田さんにも、てきとーに喋って、てきとーに時間を埋めてくれればいいと思っているだけで、
彼ら自身、古田さんに何を求めているかなんて意識したことないと思いますよ。

……わたしのマスメディアへの不信は根深い。が、根拠なく他人をけなしてはいけませんな。

良い方向へ考えれば、いい加減というよりも古田さんに遠慮したのかもしれない。
20歳そこそこのぽっと出の初中継なら一言二言アドバイスもするんでしょうが、
古田さんは、第一次功成り遂げた人ですからね。喋りにも実績あるし、
「中継スタイルを指図するなんて差し出がましい」と感じたのかも。(と、フォローをしておこう)


今回のお題は「自分らしさ」ですね。


……とゆーても、自分らしさの定義は出来ないものだと思っておりますが……
「自分は○○だ」……これは言葉では言えないでしょう。
一人の人間は、存在しているだけで呆れるほどにオリジナルです。言葉で表現するのは無理。
言葉で言えることは「俺は俺だ」しかない。そして、それをどの程度確信をもって言えるか。
それが大事だと思います。

わたしはけっこう「わたしはわたしだ」と言えますけどね。
……そこには「わたしはわたしでしかない」という諦めも多分に含まれますが。
自分らしさに必要以上に拘ると、そこで成長が止まってしまうという落とし穴があります。
現にわたしはかなり拘っているので、現在人間が非常に小さくなっております。うーむ。


ちなみに、自分らしさを考える場合、主体を混同しないように。
「自分」と「他者から見た自分」。これはイコールではありえないし、同じにする必要は全くない。
ついうっかりと同一視してしまうと非常に面倒なことになります。無理が生じるんですよね。
他者からのイメージをリサーチすることは商業戦略的に大切ですが、
それと「自分」との混同に注意。古田さんはオトナだろうから大丈夫だと思うけど。


※※※※※※※※※※※※


プロ野球スポーツフェスティバルを見ました。
スワの選手はかなり映っていた方じゃないかと思います。3人とも、それなりに見せ場がありましたね。
石川投手は打たれてたけど(^_^;)。でもあの企画は打たせてあげてなんぼだしなー。
宮本選手の場外逃亡は笑った。でもMVPか?と言えば疑問。花を持たせたか?
青木選手は普通に活躍してました。やはり馬跳びはスワの伝統。

楽天は、田中のまーくんはえこひいき的に取り上げられていたけれど、3人目の草野選手なんて、
ほとんど全く出てこない。画面にさえ映らない。あれはひどいよ。

内容も、芸人のどっきり企画とかつまらないので止めて欲しい。
以前のチーム対抗の真面目な運動会が面白かったのにな。怪我するとまずいから
ガチの勝負が難しいというのなら、東京フレンドパークくらいのユルい種目でもいいのに。
せっかくプロ野球選手を集めて、それなりのギャラを払って年に1回の2時間番組を作るのなら、
もう少し面白く出来そうなもんだが。
ああいう番組は、出演者がちゃんと楽しく参加出来てこそ、番組を見た人が面白く感じるのだと思う。
いつも書いていることだけど、頑張ってくださいよ、企画責任者の方。


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古田ブログ再開、来たぞ!

2007年12月27日 | 古田ブログ関連。
クリスマスに出てくるなんざあ、憎いね。てーか、狙いすぎでないかい?
「ファンへのクリスマスプレゼントですね!」とか言って欲しいんじゃないの~?
言わんよー、そんなベタなこと<`~´>。

……妙にテンション高めになっています、ワタシ。
くそー、すっかり術中にはまっている……。
まー、古田さんもねー。基本的には出たがりだし、文章書くのも好きだろうから、
きっとブログは再開するだろうと思ってました。思ってたけど、実際ほんとに再開となると、
……嬉しいっすよ。ども、おかえりなさい。


今回のブログはずいぶんと爽やか路線になって。フレッシュグリーンですね。
引退した後、どんなふうに過ごしてたんですか?旅に出てたという噂も聞いたけど、ほんとですか?
ほんとなら旅行の話も聞きたいなあ。それともほんとに噂だったのかなあ。

テレビにもちょこちょこ出てましたよね。……深夜、安藤アナが出ていた番組(なんでしたっけ?)で
見かけた時は、なんでこんなところにいるのだ?と思いました。
その番組が悪いというわけではないけど、一応仕事は選んでくださいね。
声がかかれば何でも出る、じゃご自身の価値が下がりますよ。
高く売りつけろと言っているわけではないんです。
ただ、古田敦也が出る意味がある番組を選んで欲しいと願っているだけで。
空間を埋めるだけの便利タレントになってはだめだよ。


今後のブログの方向は、どういう方向へ行くのかなあ。
まあ、別に現時点でこうと決めなくてもね。ブログなんてなんとなく書いて良いものだし。
でもわたしは、古田さんが最初にブログを始めた頃の「ブログの輪」の雰囲気がとても好きだったから、
似たような感じを期待してしまいます。
お題について、コメントとかトラックバックとかでみんながアレコレ言うの、
楽しかったじゃないですか。
……けっこうそういう盛り上がるお題を考えるのも面倒だろうけどね。

とにかく楽しみにしていますよ。更新も頻繁に……まあ出来れば週1くらいは期待したいなー。
だって、とりあえず無職でしょ?(あっ、言ってしまった(^_^;))
こんな時こそネタ探しに励んで下さい。きっと自分の為にもなるさ。


ところで、お友達の吉田さんのブログは今後どうするんですか。
わたしはブックマークを外すべきなんですか。
あれはあれでスタンスとして楽しいので、またあっちで遊んで欲しい気もするんですが。
でも「スワローズの古田」だったからこそ必要な、吉田さんのブログだったのかな。
古田敦也になった現時点では、あまり存在意味のないブログなのかな。
まあとにかくご検討をお願いします。2年前から変わらないページを見るのもつらくてね。


……さて、問題は、今度のブログでトラックバックが出来るかどうかだ。
わたしのブログ、スワブロへはトラックバック出来なかったんですよねー。
新ブログへ出来ないとヘコむなあ。

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ブログタイトル変更しました。

2007年10月19日 | 古田ブログ関連。
今度のタイトルはイギリスの地名をイメージしてつけてみました(^o^)。
「フィールド」はジェイン・エアに出て来るソーンフィールド館になんとなくあやかって。
しかしカタカナで書くとあんまりピンと来ないけど、ソーンフィールド館って、
訳せば「棘原館」なんですよね。
「嵐が丘」はタイトルからしてハッピーなお話になりそうもないが、
棘原館で住み込みの家庭教師になるというのも、イメージ的にはなかなかに暗い。

テンプレートは「書斎」を選びました。書斎ってだけでちょっと嬉しい。
もっとも、gooのテンプレートは種類が少ないし、あまり良くないように思うが。
もうちょっといいデザイン揃えないとさー。
カスタマイズとか出来るらしくて、やってみたいんだけど、そういうスキルは自分にはない……

と書いたのだが、「書斎」は止めて、パンがうまそーな「コーヒータイム」なるテンプレートにしました。
変更してみて、「書斎」はちょっとブログの内容からすると重厚かも、と思ったので。
ちなみにわたしはコーヒーは飲まん派なので、このテンプレート名は微妙にイヤ(^_^;)。
しょうがないから、ミルクティーだと思うことにしよう。
てか、むしろこれはロイヤルミルクティーの色ではないのか?

で、番地の27はあのお方の背番号です。


……まあこういう話はあえて語るほどのことではないんだけどね。


※さらに「フィールド」から「フィールズ」に変更しました。
プラムフィールドで検索してみるとお店の名前やら若草物語のなんやらやらけっこうひっかかったので。

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ブログタイトル変更します。

2007年10月18日 | 古田ブログ関連。
そもそも<古田敦也公式ブログ>にトラックバックをすることを目的として始まった本ブログですが、
彼は今期ユニフォームを脱ぐことなりました。
この1年、彼のブログ(裏ブログも含めて)もほとんど動きがなく、今後どうなるかもわかりません。
本ブログも、現在までの間に読書・映画感想の方向に内容を変えており、
この辺でブログタイトルと内容の乖離を何とかした方がいいのではないかと思い、
古田引退を期にタイトルを変更することにしました。

と言ってもまあ、タイトルを変えても内容は全く同じだと思います。
だらだらと。もとい、のんびりと。

テンプレートは変える予定です。……実はこの野球のテンプレートは、すごく使いにくかった。
(が、あまり野球らしからぬブログ内容をカバーするためにあえて使い続けた。)
行と行の間が空きすぎているし、横幅は広すぎるし。
そう思いつつ何年も(2005年2月からか~、長いねぇ)使い続けたわけですが。

……変えるとなるとやっぱり感慨がありますねえ。
今後ともよろしくお願いします。



ところで。……今頃、古田さんは何をしているのかなあ。
今後どうするのかは知らないけど、とにかく本来書くのが嫌いな方じゃないっぽいし、
ブログもどっかでまた新たに始めてくれたりしないかなー。
さすがにスワブロからは撤退でしょう。スワブロだと、なぜかわたしのブログはトラックバックが
出来ないので、ぜひトラックバックが出来るブログで再開をお願いしたい。
まあでも今はとにかく一休みの時期ですよね。ごゆっくりお休み下さい。


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