ずっっと気になっていたチームラボプラネッツTOKYOに行ってきました!
「境界がなくなる世界」の可能性を追求しているチームラボ。
鏡張りの部屋の中、全身で体感するデジタルの世界。
そこに人が存在していることで変化する、そんな作品たち。
どの作品も同じ瞬間は2度と訪れず、その一瞬一瞬を体験することで自分も作品の一部になれる。
そうして自分が他者の、他者が自分の作品の一部になっていく。
作品づくりに年齢や国境は関係なく、子どもから大人まで、国内外関係なくみんなが楽しめる、そういう意味でも境界のない世界。
作品コンセプトを説明されなくても気づけばちゃんと体で感じているし、全然知らない赤の他人が同じ空間にいるというだけで相互に作用し合い(しかもポジティブに!)他人が他人じゃなくなっていく。
そんな不思議で最高な空間作品でした。
でもこれは作品という楽しみ方では終わらなくて、今の時代に必要な感覚なんだろうなと思いました。
この作品のように他者と繋がれたら、きっと世界は平和になる。
無意識に繋がってポジティブに影響し合うわけだからストレスもない。
SNSなどで意識的に繋がろうとするからおそらく現代の人はみんな疲れてしまうんですよね。
理想の世界だなと思いました。
デジタルは物質を媒介しないからこそ境界のない世界がつくれる、と代表の猪子寿之さんは言っていて、確かにその通りだなとこれまた納得だったのですが、同時に工芸の世界もこうありたいと思ってしまいました。
工芸は物質ありきですが、無意識な繋がりがポジティブに作用することはあるんじゃないかなと。
そしてそんな世界がつくれたら、工芸も現代に必要なものとして生まれ変わるんじゃないかなと。
そう感じました。
どういう仕組みができたらそれは叶うのか、こういうことを考えるのも本当にワクワクします!
まだまだ工芸の可能性は広がりそうです。