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クルシャの天地

リボンで遊ぶクルシャ君





同じおもちゃで連続して二日ほど遊んでしまうと、すぐに飽きてしまう
クルシャ君。何かおもちゃになりそうなものはないかと探してみたり、
あるいは自らの心を惹くモノがありはしないかと、内省したりするのです。
猫だって、遊びのためならば(極めて限定的に)自らの心を見つめるのです。





そのおもちゃは、偶然現れました。
頂き物の箱のラッピングに使われていたリボン。

こういうのを待っていたクルシャ君です。







集中しています。こうなると心がリボンなのかリボンが心なのか
わからなくなっています。




リボンで遊ぶ猫



だからこんなに執着する。
余り引っ張ると、また怪我されそうなので、遊ぶ方も手加減します。






こんな状態ですから、しばらくは飼主の居る場所に
おもちゃとなったリボンを持ってきては鳴き、飼主がそこを去ると
またリボンとともについて回るという事態になります。







そしてこういうとき、極めつきのいい顔してくれます。
ヒトもこんな感じですかね。
すると、飼主もあれだ。

何かに心が奪われてしまうほど集中すれば、美しくなれるかも
知れないのだね。それはないか。







水のソーテール1: 洗礼の天人 (うるたやBOOKS)
東寺 真生,明鹿 人丸
うるたや



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