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クルシャの天地

盛夏の嵐山




前回に引き続き嵐山です。






夏の昼間でも、観光客で混んでいたのですが、
人が好んで眺めたい方向には都合良く人混みが見えていないものです。
こんなことが景勝地として成立する景観デザインの要素なんでしょう。







樹を見上げて、人がいたら嫌ですね。








人間活動の目的のひとつが幸福追求だとすれば、日本でここ二十年以上
国際的地位が低下したとか、可処分所得が減少したとか、インフレが止まってる
とか、格差が拡大しているとかなんだか益々貧乏になって、これでいいのかなどという論調を目にして
久しいわけですが、統計数理研究所が発表した
「日本人の国民性 第13次調査」によれば、ここへきて日本国民の感じている
幸福度は最も高くなっています。







何も金持ちになって、絵に描いたような成功者の暮らしを楽しむことが
幸福なのではなくて、絵に描いたかのような成功とは、即ち没個性的で
実際の所貧相な実質が見え透いているといったことを、この国の賢い国民
は見抜いてしまったようです。
同時に、煙草屋の店先で猫が座っている街があって、祭があって、相応な
身に引き付けられた安心と快適さを維持することの方がどうも幸福らしい
ぞ、ということに、この国の人たちが自覚的になってきている。








外的な要因の変化に係わらず、国民の志向の変化に即した幸福度の
上昇が、なかなか見えにくい日本国の方向性を暗示するならば、主権者
である我々は、そんなにおかしな所へは向かっていなかったのだと
安心して良いところだと思います。







ところで嵐山なんて貴船みたいな避暑観光地だと思い込んでうろついた
ものの、市内と暑さが変わらん。







川縁で空気も気分も良いのだが、陽射しを逃れる建物も無いので、昼間の
暑さはむしろ容赦ないものがあります。日中なので、虫が出ないことくらい
が幸いでしょうか。とはいいましても、ウシアブなんかが飛んでおります。







このあたりには、温泉が出るのです。
確か、以前引越を考えていたときに見た物件で、温泉付き住宅が
ございました。

つい、何も考えずに写真を余計に撮ったので、次回も嵐山です。









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東寺 真生,明鹿 人丸
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