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クルシャの天地

壁獅子と通い猫




盛夏の終盤というか晩夏の初頭に、何かやがて10歳になる
クルシャ君のためにプレゼントをしたい。
物は足りているようだから、周辺のことでも彼に教えて
みたいと思って、ミニマムな散歩をするのです。







町家の屋根の上で護りを続けていたであろう、瓦獅子を発見。

家の外壁タイルに埋まるように鎮まっているので、まず発見すること
自体が困難でありますが、これを見つけられたらたいしたものです。
飼主、5年目にして漸く見つけました。

様式からして近代以前、天保年間とかの作だと思われますよ。








この獅子が居る場所のヒント。

華奢で古風で品が良い。猫なら飼主が一目惚れしてしまうタイプですな。


なんてことを思ってますと、目の前をまさに華奢な猫が通る。
ゆっくり居っていって、小声で「ちょっと待ってて」と声を掛け
ると、彼女は声を聞いたか理解したか知りませんが、待っていて呉れて
しっかり一度だけ振り向いて、写真を撮らせてくれました。







白黒の、尻尾が黒いおんにゃのこ。

クルシャ君をこの二年間ほど、夜中に探しに来てる猫でした。
初めて撮影に成功しましたよ。

クルシャ君に見せよう。

彼女は、本当にこの一枚だけ撮らせると、直ぐに去って行きました。
撮り終えた直後に「ありがとう」と言ったのだけれども、伝わって
いることでしょう。「ちょっと待ってて」を理解したのだから。




 

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