ついに彼の褒め称えるに値する行為をここに御紹介
することができます。
ひとつ前の記事からご覧頂ければよく分かりますが、ひとりでいる
アリアンのところに怖がらせないように、ゆっくりとウルタ君が
近付いてきました。
雑誌ラックの脚の下に大きな頭を入れて、アリアンの小さな手先にキスしているウルタ君。
アリアンもこわくないようです。
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今度は転がったウルタ君が手を出します。
アリアンは大きな手が出てきたので、反射的に避けます。
子猫なのでウルタ君に追いつめられて叩かれることを恐れたようです。
当然の反応。でも、ウルタ君は出した手でアリアンを追い掛けたり、手を
上げて叩こうとしたりしません。そっと置いているだけです。
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ウルタ君、わざとあくびをして見せます。
この行動は「こわくないよ。うるは緊張してないから襲わないよ」
という合図です。犬でも仲よくなりたい相手の前ではわざとあくびをします。
これでアリアンも安心します。
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ウルタ君、手を出しておいて、さらにアリアンから視線をそらします。
出した手がどうなってもいいよ、という次の合図です。
とにかく子猫の緊張を解こうとしています
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目をそらしたついでにカメラに気付いて飼主を睨むウルタ君。
アリアンも落着いてきました。
ウルタ君は小さく出した手を上下に動かしています。
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触れるか触れないかのところで手を動かして、アリアンを和ませようとするウルタ君。
あとは落着いたアリアンがウルタ君を受け入れるのを待つだけです。
この時点で飼主は感動しています。あのきつい性格のウルタ君が自分の選んだ天使に
ここまで優しく接するとは思いませんでした。どこで覚えたのか。弱い女の子に接する
技を知っているようです
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何者だ、うる。
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そしてふたりは、はじめて手を触れ合って、短い時間見つめ合っておはなしをしたのでした。
ウルタ君と毎日手を振れながらおはなししている飼主の方法をウルタ君が会得したとでもいう
のでしょうか。子猫をあやすことに成功したウルタ君の優しさを見て、つい感動してしまった
飼主なのでした。
【あ、飼主も実は女性に優しいのです、ほんとだって】
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