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クルシャの天地

クルシャ君のまばたき










すべての猫がそうですが、上品に見えます。姿だけでなく、殊にその所作というか
間の取り方や佇まいに奥ゆかしさを人が見てしまうのかもしれません。
今回は、クルシャ君のまばたきから、猫が上品に見えてしまうしくみやら理由やら
につきまして、簡単にご案内。







何を気にしているのだか分かりませんが、クルシャ君が飼主の後ろでじっと
しています。ちょうどいい機会なので、クルシャ君のまばたきを見てみましょう。

猫のまばたきは、眼球を潤すためだけに行われるのではなくて、おそらく仲間同士
の関係の確認や距離感の維持に役立てられています。





猫のまばたき




猫のまばたきの実例。

カメラが近寄ると目線を逸らします。

近くに寄ってきた相手を見据えるのは敵意を伝えることになるからですね。
このへんは他の動物でも同じです。

寄ったままにしていると、閉じきらない、ゆっくりしたまばたきを繰り返します。
このまばたきが、反射的ではない、猫特有のまばたきの実例になります。

解釈はいろいろとあるのですが、おおよそ穏やかで敵意が無いことをまばたきで
伝えているのだと言われています。同様の行動で、眠たくも無いのに欠伸をする
こともあります。

カメラが離れると真っ直ぐ見つめてきます。
そしてま近寄ると、目線を逸らして自覚的なまばたきをするクルシャ君です。
ここまで、猫の挨拶としてのまばたき。







こうして余裕のあるうちは、まばたきや目線で仲間との距離を保つのが
なんだか猫的な礼儀作法のようです。今回は動画で確認しただけですが。







飼主は、猫の躾をこうして繰り返されてきた身ではございますが、人間なので
同じ事はしません。いや、しないはずだったものの、稀に外で知り合いに近寄る時、
つまり待ち合わせ場所などで相互認識して、互いに間合いを詰めていくとき

目線を逸らしたり、瞬きしたりを無意識に繰り返している


ことに気付きました。








学びましたね。失礼が無くていいことです



いやいや、人がやったら失礼だから。



水のソーテール2: 歌うメムノン (うるたやBOOKS)
東寺 真生,明鹿 人丸
うるたや





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