さて、写真にはなってませんが、飼主は境内の手水鉢の横でずっと
カスタムバイクの手入れをしているおじさんに違和感を感じながら
瀧尾神社の素晴らしい細部を写真にしています。おじさんは近寄ると
睨んでくるので恐いのです。神社で割拠して参拝者に対して手水鉢の脇で
威圧感剥き出しの人が居着いている場所なんて、全国でもここくらいでしょうかね。
さて
いろんな動物がいますね。
丁寧な木彫品です。十二支だそうですが、すべての動物に目が入っています。
冗談には龍、下段には沢瀉と鳥。
手前にはおそらく鷁(げき)かと思われます。
龍頭鷁首(りゅうとうげきす)の鷁です。
鷁を見分ける特徴があります。霊獣の一種の鷁には、必ず耳が付いてます。
上段の中央に居る動物は、やや分かりづらい写真ですが、象です。
拝殿の上には松と鶴。
これも分かりづらいのですが、金網の中に獅子。
ウサギを狙っているのはチェシャ猫っぽい猛獣なんですが、これ何でしょうか。
豹なんだろうか。虎かな。
牛にネズミ。
この他、写真にはできませんでしたが、正面から見ると背中を向けている
鳥がいます。敢えて斜めや横を避けて、正面から描写したり、後ろ向きに
彫ったりするあたりに余裕というか技巧というか、作者の意気を感じますね。
いいものを見せて貰いました。
なんだか居場所の無いようなこのあたりの雰囲気の中でも、やさしげなものを
見つけたので撮影。
堂々としたゆかしげな歌碑があります。
その昔は風情があったのでしょう。
その名残を偲ぶことのできるような旧い忘れられた建物をも見つける
ことができました。
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