見出し画像

クルシャの天地

絵馬の馬が競馬、絵馬が鰻




藤森神社の境内で行われていた、らんちうの展示会。
愛好家が神社の境内でイベントっていうのも、日本がまだ生きている現場を
見られたような感じで、ほっとしますね。境内、路上、屋外での趣味とか
文化活動とか、囲まれた場所ではなくやってもらいたい。子供が自由に寄ってきて
いくらでも質問できるような雰囲気であれば、もっといい。






それで、こちらがらんちうであります。

正直な話、らんちうをこれがランチュウですとして見たのは飼主初めてだと思います。
神社では鉢植えの花木の展示会もやってるところがありますよね。
エビネなど蘭や盆栽の展示会は境内で見たことがあるのですが、金魚はなかったもので。

愛好家が愛情を注ぐのも分かるような可愛らしさがあります。
鰭が短いので、頑張って全身をくねらせながら泳ぐんですよね。






それで、扁額が奉納してある建物を見上げると、ありました。

競馬そのものの扁額。

日本でも珍しいんじゃないでしょうか。



この後、宝物館を見学。実はここにも貴重な武具馬具、コレクションがあったのですが
「館内撮影禁止」
ということで、写真は載せられません。写真を載せられない、というのは飼主が気付かずに
写真撮影してしまったということです。拝観し終わって、入口に掲げてあった撮影禁止の札
を見て、後悔したということです。何が展示してあったかも、書いてはいけないのかな。

残念。








そこから移動して、もうひとつ残念なことには、近い場所にあるもののもう何度も
行くことは無いであろう瀧尾神社に参拝。







神社の境内のすぐ脇に本殿を見下ろすような立地で、得体の知れない集合住宅。

これで全てを理解して下さい。








神社自体は、たいへん凝った造りになっていて、細部の装飾にみるべきものが
たくさんありました。







拝殿前の建物の天井にある龍体。
なかなか見事なものです。








こちらで見つけた狛犬も唐獅子タイプ。







フードを餌台の前で待っているクルシャ君を想像します。







狛犬は新しいものほど綺麗ですが、規格化も目立ってくるので味わいや
独創性が感じられなくなります。新しい狛犬すべてが面白みがないのかというと
そうでもなくて、去年見た鞍馬寺の狛犬代わりの寅なんかは、アートでしたね。








やっぱりクルシャ君にしか見えない。

狛犬さんの尻尾もしっかり拝見してきました。やはりピンと立ってました。

かわいい。








そしてこちらにも狛犬。


拝殿の装飾に用いられている金工細工の狛犬。







狛犬というより、完全な唐獅子ですね。しかもなんだか口角が上がっていて
歯が丸見え。しかもその歯は獅子の歯では無くて、ヒトのようです。こんなの
がいましたね。チェシャ猫。

空中に笑いを残して消え去るんでしょうか。







こちらの境内には、摂社という形ではなく、なんだか境内の間借りみたいな形で
三嶋神社があります。三嶋大社といいますと










うなぎですね。


三嶋だからうなぎも三匹なんでしょうか。








と思ったら、二匹のうなぎの絵馬もあります。

いや、絵馬じゃないだろう鰻なんだからというのは、この際野暮であります。








天井の龍をもう一度拝見。








龍のアクセントは眼と玉に尽きると思うのですが、こちらの龍は目が完全に
曇っています。しかも玉を得ていない。作り手にもいろいろと去来するものが
あったことを察せられます。



この神社の拝殿はこのように作り物の細部が凝っているので、もう少し見てみたいと
思いますよ。










にほんブログ村 猫ブログ ラガマフィンへにほんブログ村

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「取材報告」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事