2019年に発表された論文によると、学校のクラス内で発生する同調圧力(経てば、いじめ)は成績に直接的な影響を与えないが、社会貢献の要素を介して間接的に影響を与えるかもしてないという知見がたった。
同調圧力による行動の制限や、圧力に感化されないものへの懲罰が孤立を作り、そこから『成績悪化』のような形で傷口が広がっていくのだそう。
また同調圧力は大雑把な階級社会を作る。同調と圧力をもととしたコミュニティを形成する。コミュニティの維持には対象への継続的な懲罰が必要となり、形成されれば問題解決が困難となる。
この同調圧力がどう収束するかは、以外にも先生に一存されている面もあるのだそう。生徒にどうささやけばいいのかは一概には言えないが、ささやけることだけ伝えておく。
ちなみに、好奇心と成績には一貫した関連性がなく、好奇心が成績にどう影響するかは個体差に委ねられるとのこと。
ーーー「同調圧力に従うなど嘆かわしい、俺と一緒に抗わないか?」
こう訴える人ほど、賛同以外受け付けないのはなぜだろうね。
世界はそうやって回ってきたので、別に止めはしないが。
参考文献
Jerald Cano-og Moneva et al. (2019) Students, Peer Pressure and their Academic Performance in School.
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