見出し画像

ばりん3g

政治家も、印象で選ばれることがある。

私たちは、顔や印象などのわかりやすいもので決断しがちである。

その特性は、政治においても発揮される。

いくつかの文献を参考にする限り、男らしい面立ちや身振り手振で激しく訴えるなどの要素を持つ政治家は比較的選ばれやすかったという。

また、自己中心的で「結果のためなら犠牲を厭わない」と公言できちゃうような、いわば過激な性格をもつ政治家も選ばれやすかったという。外交的な性格も同上である。

 

面立ちや身振り手振りは「自分は誰よりも優秀である」という印象を含み、過激な性格と外交的な姿勢はこれをためらわない要因になる。

また、そういった印象に触れた私たちは「この人なら何とかしてくれるだろう」といった漠然とした期待を抱くのだ。

 

ただし、そうして選ばれた政治家がいい人かどうかとは別問題である。

1920~40年代のヨーロッパが、その参考になる。

 

 

参考文献

AlessandroNai (2021) Populist voters like dark politicians.

Dominance-Popularity Status, Behavior, and the Emergence of Sexual Activity in Young Adolescents.

Edgar E.Kausel,SantiagoVentura et al. (2018) Does facial structure predict academic performance.

John Paul Wilson,Nicholas O. Rule (2015) Facial Trustworthiness Predicts Extreme Criminal-Sentencing Outcomes.

MarkusKoppensteiner,PiaStephan et al. (2014) From body motion to cheers Speakers’ body movements as predictors of applause.

MarkusKoppensteiner,PiaStephan et al. (2015) Moving speeches Dominance, trustworthiness and competence in body motion.

Michael R.Woloszyn(2019) The relative impact of looks, income, warmth, and intelligence on female online dating preferences.

Shawn N. Geniole,Thomas F. Denson et al. (2015) Evidence from Meta-Analyses of the Facial Width-to-Height Ratio as an Evolved Cue of Threat.


論文を参考にいろいろ喋るブログです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「旧記事群」カテゴリーもっと見る