DACに電源を供給している、自作ACアダプターの整流ダイオードをSiC SBDに交換しました。
以前、購入していたシリコンカーバイトのショットバリアキーダイオードSCS106AMを、日本インターのファストリカバリダイオード31DF2と交換してみました。
ダイオード以外の電源トランスや平滑コンデンサ等のパーツをキャリーオーバーしているので、ダイオードの音の違いを比較できると思います。しかし、アンプやチャンデバは勿論、スピーカーにリスナー本人でさえエージング中のシステムは常に音が変化している状況です。その上、ダイオード自身のエージングもあるわけで、極めて不確かな比較になってしまいそうですw。
半日鳴らし、初期のアタリが出た状況かと思われる現在、シリコンカーバイトの印象は良いです。
最高域が特徴的で、シンセやシンバルの倍音などに歪感が無くクリアです。でも、若干明るい印象が有り、美音系の色付けを感じます。リチウムイオン電池やニッケル水素電池と比較するとハッキリと把握できそうです。
中域は素晴らしいです!31DF2使用時はボーカルの高音が抜けきれず、かつ毛羽立った様なオーバーシュート感が常にまとわり付いていましたが、改善されました。
低域は良く分かりません。ここは部屋の問題を含めたスピーカーセッティングの問題が大きくて、細かい判断が付かない状態にあるようです。
依然、我がスピーカーのALTECはエージング中ですが、高域の288Hにイコライジング回路を接続してみました。
コンデンサと抵抗1個ずつで構成されたシンプルなイコライジング回路ですが、現状のシステムでは相性が悪いようです。コンデンサと抵抗の銘柄を変更しても変わりません。高域の音圧が上がっても情報量が減ってしまい、中域のパフォーマンスは全体的に損なわれる印象です。
どうやら、低域も高域もアンプ直結の状態で、電子回路でセッティングしていかなければならないようです。
面倒臭いな~・・・。
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チャンデバ側の部品に原因が有るかも知れません。
そしてPC音原側のソフト(OS)レベルでの改善も重要です。
金田式が何故一般に広がらないか?
理由は単純で妥協を許さない設計だからですよ。
後蛇足ですが、交流側の配線は一次及び二次共、PN同士必ず撚り合わせて下さい。
そして電源ケースが鉄で無い場合は、トランスに銅帯でショートリングを付け接地すると効果的です。
SE99ならば若干暗めで冷たい雰囲気ですから理想的なんですが、先立つものが・・・。SE99を0.1μF、抵抗を4.7kΩで試してみようかとも思っています。
金田式が一般に広がらないのは、以前の厳しい設計の頃に広まった悪評の所為じゃないですか?
今は保護回路やDCサーボをつけて下さっていますから、僕みたいな輩が湧いてくるんでしょう。
しかし、時既に遅し。アンプを自作する程のマニアは絶滅危惧種になってしまったというオチではw。
トランスの配線のご指摘、ありがとうございます。
低電圧の弱電流だから良いかとも思ったんですが、いけませんよね。配線の手直しのついでに、以前ご指摘いただいたRSでスイッチとヒューズを振り分ける配線方法に変更しようと思います。
加えて、若干明るくなった音の原因が電解コンデンサのキャラが表面化してきた可能性に賭けて、交換してみようと思います。