本日、自作DACの音出しまで漕ぎ着けました。
ケースをオリジナルと違うTAKACHIのKCSに、電源も特注Rコアトランスを使用したAC電源+レギュレータという構成に変更していますので、一度バラックで組んで調整の後、ケーシングしなければなりません。
組み上がった機器の最初の電源投入は緊張します。金田式は3作目ですが、慣れないですね~。
電源やアナログ基盤の電源投入はそうでもありませんが、2.54mmピッチのデジタル基板の電源投入は今回が初めてだったので、尚更緊張しました。
金田先生の記事に誤植が無かったおかげもあり、誤配線等の問題も無く音出しが出来ました。
DCオフセットとドリフトも安定しています。が、チャンデバの方の所為でパワーアンプ出力端で最大で40mV弱のオフセットが出てしまいます・・・。
この問題には、チャンデバの定電流回路の定電圧ダイオードの変更により解決出来そうなので、DAC完成後に予定しているパワーアンプの改修の際、その他の改良と共に実施したいと思っています。
肝心の音なんですが、従来と比較が出来ないほど向上しました。
実は金田式NO.204ヘッドフォンアンプを改造中のまま放置していますので、RME ADI-2のヘッドフォン出力に1.2kΩの抵抗をシリーズに挿入して電流出力とし、パワーアンプ内蔵のチャンデバと接続していたんです。なので、次元が異なっていて当然ですねw。
でもしかし、ハイエンドとローエンドのS/Nとレスポンスは気持ち悪い程ですw。音場が広大になり過ぎた上に音像もホーンとは思えない程に引き締まっています。この上、更にチャンデバにSE99コンデンサを投入してしまうと、どうなってしまうのか?
システムが完成してからのセッティングは難しくなりそうです。
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例えAC電源でも金田式系と市販品は別次元です。
欲を言えばDACアナログ部のみでもNiH等にしてあげた方が良いと思いますよ。
チャンデバ出力のオフセットは定電流部のエミッター抵抗で調整すべきかと思います。
当初はアナログ部のみバッテリー電源での運用を考えていたんですが、電池の交換と充電の手間が音楽鑑賞に干渉してくる事が煩わしく感じてきていましたし、バッテリー駆動しているが為に起こる電源電圧の微動が出力オフセットに影響していることが分かったので、コンサバな選択をしました。
電流伝送チャンデバの出力DCオフセットは、-波形側が定電圧で駆動されるのに対し、+側は電源電圧に完全に依存することが引き起こしていると考えたのですが、間違いでしょうか?
オリジナルは+-15Vですが、それをそのまま+-7.4Vで使っているの問題だと思います。
入・出力電流は少なくなりますが、低電圧回路の低電圧ダイオードをHZ6C2から1S1588×3に変更することで解決できるのではないかと思っています。
合わせて、エミッタ抵抗も試してみます~。
此れはチャンデバアンプも同様で、更に±共に定電流負荷。
定電圧ダイオードは定電流回路の基準電圧発生用です。
そしてチャンデバ入力Trはベース接地回路の上、此所は対アースで1S1588降下電圧固定。
ですから動作電圧を変える場合は定電圧発生Di用抵抗(3kΩ)を設計消費電流値になる様交換すべきでしょう。
そしてオフセットずれは定電流(カレントミラー)部のエミッター抵抗調整で対処すべきです。
そして動作電流値の変更は更なる回路の勉強と技術の積み重ねが必要だと思います。
エミッタ抵抗を調整しても、電源電圧が1V変動する間にDCオフセットは動いてしまいます。
定電圧発生Di用抵抗(3kΩ)は1.5kΩに変更したという金田式ユーザーの方がいらっしゃいますので、場合によって試すつもりです。
別の金田式ユーザーの方がスクープしてくださった、未発表カレントアンプの写真では1S1588×2で動作させているようでしたし、sこから読み取った定数からカット&トライで+-7.4V電源に最適化したいと考えています。
知識はありませんがwどうにかします!