今日は肌寒かったです
すっかり秋なんだなぁと実感しました
以下ss続きです
封真の振り下ろした剣は神威をそれて地面に突き刺さっていた。
「ようやく気付いたようだな」
そう言った封真はどこか満足げで神威は自分の考えが正しかったと確信する。
あの時に願った事は、地球がどうなろうが関係ない…けど…封真と小鳥が幸せに暮らしていける場所を守りたい――だった。
裏にあった想いは自分がその為に死ぬ事になっても――。
「最初の選択が間違っていた?」
どこか呆然と言葉を紡ぐ神威を心配して昴流が「神威?」と声をかける……が、
「最初に小鳥と封真だけじゃなく俺も共に暮らす場所と言えばよかったのか?」
昴流の声が届かないのか神威はどこか遠くを見るような瞳で言葉を続ける。
昴流はとにかく神威を落ちつけようと名前を呼びながら左手で神威の右腕にそっと触れる。
優しい感触に視線を右に向けると心配そうな昴流の顔があって神威の瞳が揺れる。
「けど、丁はどちらを選んでも小鳥は死ぬ運命だと言ってたんだ!」
神威は起き上がりながら昴流の両肩を救いを求めるかのように強く掴むと言葉を続ける。
声は徐々に強さを増し最後には絶叫に近い声音になった。
告解にも似た神威の告白に昴流は苦痛を受け止めたような表情になる。
すっかり秋なんだなぁと実感しました
以下ss続きです
封真の振り下ろした剣は神威をそれて地面に突き刺さっていた。
「ようやく気付いたようだな」
そう言った封真はどこか満足げで神威は自分の考えが正しかったと確信する。
あの時に願った事は、地球がどうなろうが関係ない…けど…封真と小鳥が幸せに暮らしていける場所を守りたい――だった。
裏にあった想いは自分がその為に死ぬ事になっても――。
「最初の選択が間違っていた?」
どこか呆然と言葉を紡ぐ神威を心配して昴流が「神威?」と声をかける……が、
「最初に小鳥と封真だけじゃなく俺も共に暮らす場所と言えばよかったのか?」
昴流の声が届かないのか神威はどこか遠くを見るような瞳で言葉を続ける。
昴流はとにかく神威を落ちつけようと名前を呼びながら左手で神威の右腕にそっと触れる。
優しい感触に視線を右に向けると心配そうな昴流の顔があって神威の瞳が揺れる。
「けど、丁はどちらを選んでも小鳥は死ぬ運命だと言ってたんだ!」
神威は起き上がりながら昴流の両肩を救いを求めるかのように強く掴むと言葉を続ける。
声は徐々に強さを増し最後には絶叫に近い声音になった。
告解にも似た神威の告白に昴流は苦痛を受け止めたような表情になる。