まさかまさかの当日券が手に入り、昨日『リーディングドラマ RE:』鑑賞させてもらいました。昼の部。
願掛けサマレスブルーレイ購入が効いたとか?!
三ヶ月ぶりの、向井くん。
相変わらずの素敵さでした。そしてやっぱり可愛らしかった。動きが。
「かわいい」表現は、ご本人にとってはうれしい言葉ではないのだろうけど、きっと40代になっても50代になってもその頃合いに適したかわいらしさをずっと持ち続ける人なのではないかなぁと。かわいらしさと素敵さが同居出来るところが、彼の良さなんじゃないのかな。
物語は、二人の男女が相手に送信したメールの文面を自分で朗読するだけで紡がれていくのですが、メールとメールの間の時間経過で起こった出来事は観客の想像力にゆだねるというスタイルなんですね。
なので、最初に読み上げられるメールの日付と送信時間もすごく重要で、テレビならばテロップで助けられるかもしれないけれど、もちろん舞台にはそういった演出はなくて、演者の声を聞き逃さないようにするしかない。だから結構頑張って頭を働かせなければならない。
でも、そうやって一字一句聞き逃さないように聞き入ることで、広くはない会場で物語と一体化出来るというか。舞台と観客の距離は本当に近めだし、表情の細かい部分まで十分鑑賞出来るし、本当にプレミアムな舞台でした。
途中、いくつかの区切りがあって、演者のお二人は傍らのテーブルに置かれたお水を飲んだり、ちょっと席を立って体を伸ばしたりする短い『間』が挟まれるのですが、その時間の使い方が向井くんと壇さんはとても対照的で。壇さんは美しい座り姿勢を崩さず静かにお水を含む程度なのですが、向井くんはちょっと席を立ってストレッチして戻ってきたり、スーツの上着を脱いで、よしっ!と気合いを入れる風で戻ってきたり。
結局ベスト、ネクタイと、一枚ずつ脱いで行ってラストはシャツ姿でした(笑)。
でもこれ、後から考えると演出かな。向井くんは最初はサラリーマンでしたが、一念発起して変っていく役柄なので。
でも、それ以外にもちょっとした効果があって。
観客もすごく気をはって聞き入っているので、向井くんが舞台の上で小休止してくれることで観客もちょっと息を入れられるというか。向井くんにはそんな意図があるように感じられたんだよね。「ちょっとお客さんも一息ついて!」って。そういうのがすごくうれしくて物語りとは別のところでじわっと目頭がうるんでしまうのです・・・。
収録用カメラが入っていたのできっと放送あると思いますし、他のキャストの方々のDVDも販売していたのできっとDVD化もされると思うので、初見はストーリーの行方をしらないほうが・・・と思うので詳しくは書けませんが、今回あらためて思ったのは、以前堤監督がおっしゃっていましたが、やはり向井くんって憑依型ではなく、自分に役柄を引き寄せるタイプの俳優さんだな、と思いました。
どんな人物でも、自分自身で納得出来る部分を探して演じていくというか。この舞台は特に、見る側にゆだねられる部分が多いので、なんだかね、役柄が向井くんにかぶってしまって、すごく感情を揺り動かされてしまいました。
壇さんも、非常に可愛らしく若々しく。そして物語の中で年月を経てしっとりとしてくる。
とても素敵に演じられていました。向井くんに負けると劣らず小顔で、姿の見せ方をわかっていらっしゃって完璧な美しさでした。
あの空間を共有できたことに、本当に感謝!
そうそう、小野寺ツイで言ってたように、夏の舞台のフライヤーもらえました。
A4版です。おおきくてうれしいです☆