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巷で有名なブルーグラスを聴いてきました。
初です。
昔のライブ映像はいくつか見ていて予習して行ったんですけども、ネタが古くて正直そんなにわかんないんですけど、面白い構成で全然問題無く。
そもそもネタや演奏力よりも1番衝撃なのはグループのまとまりなんですよ。
クラシックの合奏でもそうだと思いますけど、上手くない人あるあるで、ザッツがわからないから大きくはっきりやってくださいってやつ。アレが無くて、もうなんでそれで入れるの?ってくらい合図もそんなに無くスッと全員が演奏をスタート出来るんですよ。会話の途中でもスッとね。何度もやってきて練習してきたにせよ、あれだけ自然にテンポ良く出来るだろうかと。センス?相性?
それを生で見てきました。
それぞれ上手だけども、個々のクオリティとか最初から期待してないし(詳しいところまでわからないし)、メンバーが途中なんだっけ?みたいに忘れてモタモタしたりするんですけど、そのモタモタの間もリーダーが上手く突っ込んでカバーするから、そのモタモタですらネタなのか?とわからないんですよ。あれは凄い能力だ。リーダーが去ったらたぶんもう出来ないんじゃないかなあのグループ、と思わせるカリスマ性。
あの見た目や声や話し方、あの人だから通用するわけで、真似出来ないんだよなあ。
誘ってくれた人は何十回も行っていて。もうネタも熟知して合いの手とかも入れてて。今回は他のお客が大人しめだったので大人しくしたようです。大人しくと言っても1番爆笑してて、連れとその隣のおじさんと2人で「フウ
」とかって会場盛り上げてた感じ。
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本当ならもっとネタ引き出せたけど、誰もやらないし演者も体力落ちてるから辞めといたみたいな話を帰りにしてた時に、確かにああいうお客と近い現場では、お客の反応で演者の弾きやすさとか熱量みたいなものって結構変わるから、なるほどなと。そのバンドの常連でほぼ埋まってたわけだけど、正確には"ブルーグラスを沢山聴いてきた常連"みたいな人が多かったのかな。
久々にこれが音楽だよ、と思いました。
カントリーとかフォークとかも良いよな。
なんか「完成」って、息を合わせてミスなく完璧に仕上げるものじゃなく、演者同士の「練習してきっちり縦合わせました!」じゃなく、自然なまとまりが出るかどうかみたいな事を本当の完成と言うのかもなと思いました。それってもう自分で体感として感じるしかないですよね。ふと、たまにこのブログに出てくる合わせるのが上手な奏者を思い出しました。合わせてきてる感なく交わってくるあの感じ。
その子についてはたまに思うんですけど、正直同世代として同じ大学で出会いたかったです…
単純に上手だから推してるんではなく、音や波長が私と似てるんですよ。だからめちゃくちゃ心地良い。
そういう自分と近い波長の奏者とあとどれだけ出会えるか。
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