過去にいっしょに演奏をした事がある知人Aがリサイタルをしました。
それを聴きに行ったまた別の知人Bたちの感想が面白く。
王道クラシックではなくポップスメインのラインナップ。
ファンは若者たちで埋め尽くされ、登場するとともに黄色い声が沸き起こり、どこぞのアイドル状態。理由はわかってるけどここでは言いません。
昔から知っているBたちからすれば、その光景が唖然だったようで。どんな演奏力かは知ってはいたし、リサイタルなのだからソロとしての演奏を期待して行ったものの、十数分ほど聴けばもう十分といった出来だったらしいです。
上手なんですよ、その子は。以前の記事で、カルテットで群を抜いて合わせるのが上手い子の話をしましたが、その子です。音も良いし能力が高いのは皆知ってる、だけどいざちゃんとソロを聴いてみれば面白味が無いってやつです。
弾きっぷりが激しく凄まじいとか某のように華やかな見栄えでフォーメーションがどうとか目に見えて面白いかどうかではなく。音が面白くないってやつです。
演奏だけみればそういう感想なのだけど、一般客たちはアイドルバイアスがかかっているので、もう大絶賛なわけです。
そこそこ値段も高かったのですが、安い!とまで言わせていて、それがちょっと面白くて。馬鹿にするとかでなく、なんというか、ああちゃんとビジネスやってるなって。普段全くそんなキャラじゃないしむしろ毒吐く角のあるタイプなのに。逆に生で見たかった私も。けどあの金額を自腹で払うかと言われると、🤔ホテルかなんかの良いランチ行けるよな🤔と考えると、後はどれだけの恩があるかどうかで行くか決めます。バイアスがかかってない人間は大体そういう判断ですよね。
王道クラシックをやってきて完璧主義者なのにやっている事は矛盾していて、あれ、それでいいの?と知人たちは驚いているわけです。
今は若さでなんとかなっていても、歳を取ったときに同じようにやっていけるカリスマ性というのは無いんですよ。カリスマ性無い私が偉そうにすみませんけども、理論的に聞いてください。
カリスマと言われる人たちって、やっぱりずば抜けて目立つんですよ。美くしさも大事だけど、美醜というより華やかさや品格。思い返せば皆品がある、絵に描くようなすましたお上品さではなく、カリスマは育ちの良さからきたものなのか人格形成が上手くいった感が滲み出ているのか格が違うというか。
人を引っ張っていける人って口が達者というのもあるし、相手を納得させる話術を持っていて、それが仮に嘘や不正解な事であっても、カリスマ性があるというだけで本人がそこまで頑張らなくても皆ついていくんですよ。単純に人柄が良いとか人気があるとかということではなく、普通の人には真似できない部分。雰囲気というのかオーラというのかシルエットというのか。我々近辺界隈は人たらし(褒め言葉)って呼んでますけども。華が無い人が同じ事をやると逆に反感を買います。
という意味で、そのカリスマ性が無い人というのは私も含め何かしら別の部分を伸ばさないといけないわけです。音楽に限らず。歳を取った時にやっていける何か。人がついてくる何か。
うーん結局見た目かな。造形じゃなく華!貫禄!
わてくし体型だけは貫禄出てきたんだけどな🤔
生まれ変わらないとどうにもなんないな。
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