姑の化けの皮がはがれていくお話しです。
「助けて助けて助けて!
食事が喉を通らないんだよ、何も出来なくなったよぉ。私はどうしちゃったんだろぉ、うわーん」
本当に何もしなくなった。
トイレには行くが、お風呂にもあまり入っておらず異臭がする。
まるで三歳児の様な甘え方をしてむせび泣く。
義父は自分の事は自分で出来る人なのだけど、掃除が苦手なので、家の中が荒れ放題になった。
痩せ方が尋常ではないので流石に心配になり、いろいろとやってみたが、複数の検査を受けるも異常なく、ドクターも首を傾げる。
出されたお薬はデパスと胃薬。
何かがおかしい。
老人性のうつ?
認知症?
いや、違う違う。
何かがおかしい。
説明ができないのだけれど
何十年も虐げられてきた私の姑センサーがエラー表示を激しく点滅させるのだ。
そのうち、姑は自分の不調を自分の夫のせいにし始めた。
「お父さんが怖い、お父さんが歩く音すら怖くて震えが止まらない、同じ屋根の下にいたくない。怖い怖い。」
確かに義父は「ザ・昭和一桁の男」な上に社会性がなく孤立しがちな頑固爺さんで
我が子達からも敬遠されていたから
それもありなのかな?と実子達も私も思った。
そうそう、あの時はそう思った。
思ってしまったのですよ、確かに。
そしてドクターいわく
ご主人と距離を置いた方が良い。
ふふっ
うふふふふふっ
距離を置く→別居→姑、我が家に居座る。
うふふふふふふふふふふふふふっ
私のセンサー、超優秀。
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苦労したらした分だけ幸せになれると
聞いた事がありますが
あながち間違ってはいない様です。
姑の化けの皮がはがれ、長年の苦しみから解放されつつあるお話し、長うございます。次回へ続きまする。
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