入院中の義父から私の夫に電話が入った。
「俺の人生はこんなんじゃない!早くここから出せ!」
と、それはそれはお怒りのご様子で、たんまりと暴言を吐く義父。
「入院して環境が変わってしまった高齢者が不安定な精神状態になるのはあるあるな事。」
過去に私の両親を在宅介護した経験から
夫も私もそう思ってしまった。
しかしそうではなかったことが
別の日に面会に行った義妹からの報告でわかった。
義父が夫に暴言を吐いたあの日、
義母が面会に訪れて義父に言ったのだ。
「私にはあなたの介護は出来ませんから、自分でどうにかしてくださいね」と。
実際にはコッテコテの方言で言っているはずだから
「あたしゃ、おとさんの世話はしがならんで、わがでどげんかせっくいやんね」
といったところだろうか。
別の地域出身の私は、あったかい印象を受けるこっちの方言が大好きだったが、
最近の義母から放たれる言葉のせいで、方言を聞きたくなくなってしまった。
ただでさえ認知症があって不安になっている人に
しかも入院して手術して後先もわからなくなっている人に
なぜそんな事を言うのだろうか?
そりゃあ、暴言も吐きたくもなるわ。
私達はただ単に
「俺の人生はこんなんじゃない」→→→「退院したい、家に帰りたい。」
としか思わなかったのだけど
義父は自分のこれまでの結婚生活や妻の事を考えて辛くなってしまったのだろう。
お義父さん、考えが及ばす、ごめんなさい。
更にしかも、しかもだ。
なんもしがならんから、たのんね(私は何も出来ないから助けてね)
って言って人任せを貫いてきた義母が
自分でしっかり面会予約をとり、自分で運転して義父に会いに行ってドン底に落とすって
どういう事?
ますます義母との同居、ご遠慮願いたく候。
不安定になったままの義父に
明後日、会いに行って来ようと思います。
何か持っていってあげよっと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます