43歳・既婚・子宮体がんブログ

子宮摘出手術決定。

低下する食欲

2021-03-22 16:24:48 | 日記

 

退院して三日が過ぎた頃・・・・

食欲が戻らない。
よく考えると、膀胱炎になって、抗生物質を投与されてから、どんどん食欲が無くなってきたように思う。

入院中、先生に「もう、ご飯食べれません!」と泣きついたら、「うん。水分だけとっていたらいいから」とさっぱりとした返答が。

なるほど………
恐らく、あの時から食欲が減退していたんだな。

ちなみに術後、下痢やら何やらで、まともな排便が少なかった。
そして退院が決まったその日、お向かいのお姉さんがなんと【腸閉塞】で某病院の救急に運ばれたと聞いたのだ。
そしてそのまま、元の(私の)病院へ転院。
呆気なく再入院が決まってしまった。

部屋へ面会にいくと、朦朧とした感じで明らかに疲弊していた。
胃の内容物を全部出すための管。
しばらく絶飲絶食を言い渡される。 
とっても苦しそうだった。

私は退院してゆくというのに。

あまりのやるせなさに涙が出た。
精一杯励ましたと同時、自然と自分に置き換えてしまった。
もしかしたら私も彼女のようになるかもしれない!
腸閉塞は、術後の人間にとってそれほど身近な恐怖なのだ。


後ろ髪引かれながらの退院。
主人の車に乗ると、久しぶりだからか車酔いをしたのかもしれない。
気分が悪くなるが、吐き気はさほど強いものではなかった。
ただ念願のシャバだというのに、食欲はわかず、ご飯の事を考えると憂鬱になった。
頭のどこかで病院食を思い出してしまうからかもしれない。

ちなみに病院食はわりとおいしかった。
問題は魚=鱈が多いということ。
そして茹で野菜の多さ。
すっかり飽きてしまいトラウマに。

だが食欲もしばらくすると戻るだろう。

そう楽観視していたのだけど、三日目の今も戻っていない。
二日目に地元のかかりつけ医(胃腸科)へ行き、あれやこれや相談すると「うーん、ストレスじゃないか」と諭される。
もちろんそれもある。
長い入院を経て、私の神経は摩耗しまくっているのだから。

ただその時の私は明らかに違う要因を考えていた。
薬の副作用。
恐らくは抗生物質。

主治医の指示通り、退院後も服用していたけれど、どう考えてもこれが水下痢を引き起こし、食欲を減退させている気がする。【トータル14日分の処方】

膀胱炎を危惧しての継続的服用であるが、今日、自己判断で中断してみた。
※本来してはいけない

午前中、吐き気。
食欲もない。
朝はバナナ、ヨーグルトのみ。
10時頃に無理やりサンドイッチを少しだけ食べる。

お昼は主人と一緒に。
コーンスープとチキンバーガー。
少しずつしか食べられない。
通常の私ではあり得ない話だ。

そして帰宅してからウォーキングすると、ほんのりお腹が空いてきた。
でもご飯を思い出すと、胃がむかっとする。

あれ?……もしかして心的要因??
病院の食事に嫌悪感を抱いてたから?
でも吐き気は比較的少ない気がする。
今なら食べられるかも!?

そう考え、普通に食事してみた。
ご飯は少なめに。
しかし食後の満腹感が半端ない。
膨満感?とも言える。

こうしてまた’食欲減退’という、人生に数回しか味わったことのない症状に悩まされることとなったのだ。

 

※今は退院一週間経ち、比較的マシになってます