現在(3/7)、私は四人部屋にいる。
お向かいさんと二人で過ごす日々。
あとの二人は先日、順調に退院していかれた。
四人は馬が合ったのか、短期間に仲良くなり、連絡先を交換。
和気あいあいと過ごしていた。
一人(70代)は内科の問題で入院していて、物腰柔らかな方だった。
もう一人(60代)は卵巣トラブルで手術。
とても元気な方で、術後もすぐに回復し、意気揚々と病院から出ていった。
そして最後、私と二人になった50歳女性。
種類は違えど子宮の大手術を行った同士であり、とてもパワーのある素敵な方だ。
仲良くなってからというもの、色んな話を聞いた。
もちろん私もした。
彼女は基本は逞しい人だと思うし、実際波乱万丈な人生を送ってこられたわけだし、でもこの病気を不安に思い、涙する姿も目にした。
誰だってそうなる。
これから先5年間の緊張を思えば、そうなる。
そんな彼女に励まされながらの入院生活なのだが、私の排尿障害は劇的によくなることもなく、じわじわ改善されている、といったところだ。
いまだ先生から、退院のゴーサインは出ない。
実際このストレスは手術前と同等レベルになってきていて、かなり持て余している。
これが最後のミッションだと思い、耐えているのだが、もし同室の彼女が先に退院したら………四人部屋に一人。
耐え難い孤独を味わうことになる。
「同じ日に退院できたらいいね」
毎日そんなことを言いながら、きっとそれは難しいだろうなと思う自分がいて、それでもそうなると嬉しいなと願う。
今後、彼女には彼女のミッションが待ち構えているわけだし、私はそれを心から応援したい。
同じ経験をした者同士。
いつかこの入院生活を思い出し、笑い合えるように。
あんな辛い思いはもう嫌だね!と慰めあえるように。
絶対にガンとはサヨナラするんだ。
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