2月17日。
いよいよ手術に向けての入院です。
とうとうこの日がやってきた。
もう逃げることは不可能な日。
(逃げるつもりはないが心情的には逃げたい)
以前にも述べたが、これは私にとって生まれて初めての手術である。
いきなりのフルパワー。
トータル8〜12時間の大手術。
もちろんお医者様が一番たいへんなわけだが、かといって患者の身も決して楽ではない。
リスクは高め。
ひとたび血栓が飛べば、天国へ直行する可能性だって無きにしもあらずなのだ。
たとえ私が無事病室に帰ってきたとしても、血栓の危険性には充分に気をつけなくてはならない。
血栓は本当に恐ろしい。
とまあ、昨日の術前説明ではそういったリスクをたくさん教えてもらった。
あとは膀胱の近くの神経に触るので、排尿障害が長引くかもしれないってこと。
これらの情報はTwitterの方たちからも発信されていて、とても助かる。
そして肝心のガンだが、摘出後二週間かけた病理検査でリンパ節への転移やら、stageやらが判明する。
私はすでに抗がん剤が決まっているので、術後しばらくしてから入院治療を始めるはずだ。
「息をつく暇がない」とはこういうことなんだろうね。
低リスクで生きていくための欠かせない治療。
血糖も体重も体力もバランス良く改善していかなくてはならない。
腸閉塞の危険からも遠ざかって、リンパ浮腫の対策も講じて、やがてやってくる更年期障害を少しでも楽に迎えなくてはならない。
ずらっと並べてみれば、課題の多さに辟易するが、それでも生きる為に必要な闘いだ。
塩分、糖分、脂質。
この3つを減らすことも、健康に生きる秘訣。
私はすでに外の味に違和感を感じ始めている。
家のご飯があっさりしているからだ。
舌の感覚は敏感で、いとも簡単に変化する。
この間、某食事処のお弁当をテイクアウトしたら、その味の濃さに箸が止まった。(笑)
まあささやかな変化だが、これが当たり前になる日常もそう遠くはないと思う。
もちろん、たまの甘味は摂取するつもり。
そのくらいのご褒美は精神衛生上、有効に働くと思っているから。
取り敢えずは手術。
無事終わることを願っていてください。
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