●東条英機さんの遺書をネットで拝見
★東条英機首相の遺書を・・ - 九条バトル !! (憲法問題のみならず、...
https://blog.goo.ne.jp/9vs9qvsq/e/74e8d3f11a53d2dab95a6cf3cd4d03ff
2007/05/02
第三次世界大戦においては、極東。すなわちシナ、朝鮮が戦場となる。此の時に当たっては米国は武力なき日本を守り策をたてなければならぬ。
★
★東条英機さんの遺書をネットで拝見
森川 光男さん
わたしは学生時代、やんちゃで遊んでばかりでしたので学業など殆ど真面目に取り組んでいませんでしたから、故に自虐史観には洗脳されていませんでした。しかし、自衛隊に入隊し、目標が出来たとたんに学びにも目覚めたような気がします。でも、いくら学んでない私でも、東条英機さんはA級戦犯と認識し、良いイメージはありませんでした。ところがどうでしょう?!
昨日、東条さんの遺書をネットで拝見し、見方が大きく変わったのです。
今更、東条さんを正当化する訳ではありません、またアメリカに戦争責任を問う物でもありません!
むしろ、戦争へと追い込んだのはコミンテルン(赤・共産思想)です!!
同盟・友好国との絆を強化する為に、世界平和を願って、東条さんが最後に願った事を私たち日本民俗は引き継がなければならないと思い投稿させて頂きました。
それは敗戦と言う現実で死を目前とした仏になる前の東条閣下の反省の言霊かもしれません。遺書から平和を願う真の言霊の抜粋です。
・今回の戦争に因りて東亜民族の生存の権利が了解せられ始めたのであったら幸いである。列国も排他的の感情を忘れて共栄の心持ちを以て進むべきである。
・又日本人が赤化しないように頼む。
・私は戦争を根絶するためには慾心を人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、何れも自国の存在や自衛権の確保を主として居る(これはお互い慾心を抛棄しておらぬ証拠である)。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。
・敵、味方、中立国の国民罹災者の一大追悼慰霊祭を行われたし。世界平和の精神的礎石としたいのである。
このような、真の武人を先祖に持った私たち日本民族は、この御意志を引き継ぎ、現総理の積極的平和主義を支えるべく、精進する事がご英霊の皆様方に報いる唯一の方法と存じます。
※わたくしは国際平和貢献事業を行っていて、故にわたしのタイムラインは多くの外国人の方々も閲覧されてございます。
コメントされる際は、日本人として品位のある画象または言葉遣いにご協力願います。m(_ _)m
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東條英機元首相 公的遺書 全文(現代語訳版)
開戦当時の責任者として敗戦のあとをみると、実に断腸の思いがする。今回の刑死は個人的には慰められておるが、国内的の自らの責任は死を以て贖えるものではない。しかし国際的の犯罪としては無罪を主張した。今も同感である。ただ力の前に屈服した。自分としては国民に対する責任を負って満足して刑場に行く。ただこれにつき同僚に責任を及ぼしたこと、又下級者にまで刑が及んだことは実に残念である。
天皇陛下に対し、又国民に対しても申し訳ないことで深く謝罪する。元来日本の軍隊は、陛下の仁慈の御志に依り行動すべきものであったが、一部過ちを犯し、世界の誤解を受けたのは遺憾であった。 此度の戦争に従事してたおれた人及び此等の人々の遺家族に対しては、実に相済まぬと思って居る。心から陳謝する。
今回の裁判の是非に関しては、もとより歴史の批判を待つ。もしこれが永久平和のためということであったら、も少し大きな態度で事に臨まなければならないのではないか。此の裁判は結局は政治的裁判で終わった。勝者の裁判たる性質を脱却せぬ。
天皇陛下の御地位は動かすべからざるものである。天皇存在の形式については敢えて言わぬ。存在そのものが絶対必要なのである。それは私だけではなく多くの者は同感と思う。空気や地面の如く大きな恩は忘れられぬものである。
東亜の諸民族は今回のことを忘れて、将来相協力すべきものである。東亜民族も亦他の民族と同様に天地に生きる権利を有つべきものであって、その有色たるを寧ろ神の恵みとして居る。印度の判事には尊敬の念を禁じ得ない。これを以て東亜諸民族の誇りと感じた。今回の戦争に因りて東亜民族の生存の権利が了解せられ始めたのであったら幸いである。列国も排他的の感情を忘れて共栄の心持ちを以て進むべきである。
現在日本の事実上の統治者である米国人に対して一言するが、どうか日本人の米人に対する心持ちを離れしめざるよう願いたい。又日本人が赤化しないように頼む。大東亜民族の誠意を認識して、これと協力して行くようにされねばならぬ。実は東亜の他民族の協力を得ることが出来なかったことが、今回の敗戦の原因であったと考えている。
今後日本は米国の保護の下に生きて行くであろうが、極東の大勢がどうあろうが、終戦後、僅か三年にして、亜細亜大陸赤化の形勢は斯くの如くである。今後の事を考えれば、実に憂慮にたえぬ。もし日本が赤化の温床ともならば、危険この上もないではないか。
今、日本は米国より食料の供給その他の援助につき感謝している。しかし、一般人がもしも自己に直接なる生活の困難やインフレや食料の不足などが、米軍が日本に在るが為なりというような感想をもつようになったならば、それは危険である。依って米軍が日本人の心を失わぬよう希望する。
今次戦争の指導者たる米英側の指導者は大きな失敗を犯した。第一に日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。 第二には満州を赤化の根拠地たらしめた。第三は朝鮮を二分して東亜紛争の因たらしめた。米英の指導者は之を救済する責任を負うて居る。従ってトルーマン大統領が再選せられたことはこの点に関し有り難いと思う。
日本は米軍の指導に基づき武力を全面的に抛棄した。これは賢明であったと思う。しかし世界国家が全面的に武装を排除するならばよい。然らざれば、盗人が跋扈する形となる。(泥棒がまだ居るのに警察をやめるようなものである)
私は戦争を根絶するためには慾心を人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、何れも自国の存在や自衛権の確保を主として居る(これはお互い慾心を抛棄しておらぬ証拠である)。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。
これでは結局は人類の自滅に陥るのであるかも判らぬが、事実は此の通りである。それ故、第三次世界大戦は避けることが出来ない。
第三次世界大戦に於いて主なる立場にたつものは米国およびソ連である。第二次世界大戦に於いて日本と独乙 (ドイツ) というものが取り去られてしまった。それが為、米国とソ連というものが、直接に接触することとなった。米ソ二国の思想上の根本的相違は止むを得ぬ。この見地から見ても、第三次世界大戦は避けることは出来ぬ。
第三次世界大戦に於いては極東、即ち日本と支那、朝鮮が戦場となる。此の時に当たって米国は武力なき日本を守る策を立てねばならぬ。これは当然米国の責任である。日本を属領と考えるのであれば、また何をか言わんや。そうでなしとすれば、米国は何等かの考えがなければならぬ。米国は日本八千万国民の生きて行ける道を考えてくれなければならない。凡そ生物として自ら生きる生命は神の恵である。産児制限の如きは神意に反するもので行うべきでない。
なお言いたき事は、公、教職追放や戦犯容疑者の逮捕の件である。今は既に戦後三年を経過して居るのではないか。従ってこれは速やかに止めてほしい。日本国民が正業に安心して就くよう、米国は寛容の気持ちをもってやってもらいたい。
我々の処刑をもって一段落として、戦死傷者、戦災死者の霊は遺族の申し出あらば、これを靖国神社に合祀せられたし。出征地に在る戦死者の墓には保護を与えられたし。戦犯者の家族には保護をあたえられたし。
青少年男女の教育は注意を要する。将来大事な事である。近事、いかがわしき風潮あるは、占領軍の影響から来ているものが少くない。この点については、我が国の古来の美風を保つことが大切である。
今回の処刑を機として、敵、味方、中立国の国民罹災者の一大追悼慰霊祭を行われたし。世界平和の精神的礎石としたいのである。勿論、日本軍人の一部に間違いを犯した者はあろう。此等については衷心謝罪する。然しこれと同時に無差別爆撃や原子爆弾の投下による悲惨な結果については、米軍側も大いに同情し憐憫して悔悟あるべきである。
最後に、軍事的問題について一言する。我が国従来の統帥権独立の思想は確に間違っている。あれでは陸海軍一本の行動は採れない。兵役制については、徴兵制によるか、傭雇兵制によるかは考えなければならない。我が国民性に鑑みて再建軍隊の際に考慮すべし。再建軍隊の教育は精神主義を採らねばならぬ。忠君愛国を基礎としなければならぬが、責任観念のないことは淋しさを感じた。この点については、大いに米軍に学ぶべきである。
学校教育は従前の質実剛健のみでは足らぬ。人として完成を図る教育が大切だ。言いかえれば、宗教教育である。欧米の風俗を知らす事も必要である。俘虜のことについては研究して、国際間の俘虜の観念を徹底せしめる必要がある。
辞 世
我ゆくもまたこの土地にかへり来ん
国に報ゆることの足らねば
さらばなり苔の下にてわれ待たん
大和島根に花薫るとき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東條英機元首相 公的遺書 原文
今次戦争の指導者たる米英側の指導者は大きな失敗を犯した。第一に日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。 第二には満州を赤化の根拠地たらしめた。第三は朝鮮を二分して東亜紛争の 因いんたらしめた。米英の指導者は 之これを救済する責任を負うて居る。従ってトルーマン大統領が再選せられたことはこの点に関し有り難いと思う。
日本は米軍の指導に基づき武力を全面的に 抛棄ほうきした。これは賢明であったと思う。しかし世界国家が全面的に武装を排除するならばよい。 然しからざれば、盗人が 跋扈ばっこする形となる。(泥棒がまだ居るのに警察をやめるようなものである)
私は戦争を根絶するためには 慾心よくしんを人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、 何いずれも自国の存在や自衛権の確保を主として居る(これはお互い慾心を 抛棄ほうきしておらぬ証拠である)。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。これでは結局は人類の自滅に陥るのであるかも判らぬが、事実は 此この通りである。それ 故ゆえ、第三次世界大戦は避けることが出来ない。
3. 慾心 (よくしん):欲心
第三次世界大戦に 於おいて 主おもなる立場にたつものは米国およびソ連である。第二次世界大戦に於いて日本と 独乙ドイツというものが取り去られてしまった。それが 為ため、米国とソ連というものが、直接に接触することとなった。米ソ二国の思想上の根本的相違は止むを得ぬ。この見地から見ても、第三次世界大戦は避けることは出来ぬ。
第三次世界大戦に於いては極東、即ち日本と支那、朝鮮が戦場となる。 此この時に当たって米国は武力なき日本を守る策を立てねばならぬ。これは当然米国の責任である。日本を属領と考えるのであれば、また何をか言わんや。そうでなしとすれば、米国は 何等なんらかの考えがなければならぬ。米国は日本八千万国民の生きて行ける道を考えてくれなければならない。 凡およそ生物として自ら生きる生命は神の恵である。産児制限の 如ごときは神意に反するもので行うべきでない。
なお言いたき事は、公、教職追放や戦犯容疑者の逮捕の件である。今は既に戦後三年を経過して居るのではないか。従ってこれは 速すみやかに止めてほしい。日本国民が正業に安心して就くよう、米国は寛容の気持ちをもってやってもらいたい。
我々の処刑をもって一段落として、戦死傷者、戦災死者の霊は遺族の申し出あらば、これを靖国神社に合祀せられたし。出征地に在る戦死者の墓には保護を与えられたし。戦犯者の家族には保護をあたえられたし。
青少年男女の教育は注意を要する。将来大事な事である。 近事きんじ[4]、いかがわしき風潮あるは、占領軍の影響から来ているものが 少すくなくない。この点については、我が国の古来の美風を保つことが大切である。
4. 近事:近頃の出来事
今回の処刑を機として、敵、味方、中立国の国民 罹災者りさいしゃ[5]の一大追悼慰霊祭を行われたし。世界平和の精神的礎石としたいのである。勿論、日本軍人の一部に間違いを犯した者はあろう。 此等これらについては 衷心ちゅうしん[6]謝罪する。
然しかしこれと同時に無差別爆撃や原子爆弾の投下による悲惨な結果については、米軍側も大いに同情し 憐憫れんびん[7]して 悔悟かいごあるべきである。
5. 罹災者 (りさいしゃ):被災者、6. 衷心 (ちゅうしん):まごころ、7. 憐憫 (れんびん):憐れむこと
最後に、軍事的問題について一言する。我が国従来の統帥権独立の思想は 確たしかに間違っている。あれでは陸海軍一本の行動は採れない。兵役制については、徴兵制によるか、 傭雇ようこ兵制によるかは考えなければならない。我が国民性に鑑みて再建軍隊の際に考慮すべし。再建軍隊の教育は精神主義を採らねばならぬ。忠君愛国を基礎としなければならぬが、責任観念のないことは淋しさを感じた。この点については、大いに米軍に学ぶべきである。
学校教育は従前の 質実剛健しつじつごうけん[8]のみでは足らぬ。人として完成を図る教育が大切だ。言いかえれば、宗教教育である。欧米の風俗を知らす事も必要である。 俘虜ふりょ[9]のことについては研究して、国際間の俘虜の観念を徹底せしめる必要がある。
8. 質実剛健:飾りけがなくまじめで、たくましく、しっかりしていること、9. 俘虜 (ふりょ):捕虜
辞 世
我ゆくもまたこの土地にかへり来ん
国に報ゆることの足らねば
さらばなり苔の下にてわれ待たん
大和島根に花薫るとき
『祖父東條英機「一切語るなかれ」』東條由布子 著 (文藝春秋) より
[校正、フリガナおよび脚註=岩谷]
*この遺書はパブリックドメインではない事、また本稿のフリガナおよび註釈は当ブログで制作したもののため、転載に関しては引用元の書籍名および註釈の文責の明記をお願いします。
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★東条英機(とうじょうひでき)はどんな人?Weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/東条英機
(1884~1948) 陸軍軍人・政治家。大将。東京生まれ。関東軍参謀長・陸軍次官などを経て、1940年(昭和15)第二次近衛内閣の陸相となる。翌年首相に就任し、陸相と内相を兼任、対米英開戦の最高責任者となり太平洋戦争を推進した。44年7月、サイパン陥落直後総辞職。戦後 A 級戦犯として絞首刑。
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★東条英機「嫌われる勇気」欠いた悲劇~名課長は名社長ならず ...
https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO6259483013082020000000/
2020/08/14
仕事ができて部下に慕われ、上司の非は遠慮なく指弾する。このため何度も左遷させられるが、そのたびに実力で本社に戻ってライバルに「倍返し」――。人気TVドラマ「半沢直樹」のストーリーではない。
東条英機元首相(陸軍大将、1884~1948年)の若き日の軌跡だ。東条が多くの犠牲者を出した太平洋戦争を開始し、軍国主義のシンボルとして批判されるべきA級戦犯であることに変わりない。しかし30~40代の東条は名連隊長、名課長として知られていた。ビジネス現場の多様化が進む令和の企業トップは、細部も把握する名課長としての手腕も要求されるという。しかし名課長必ずしも名社長ならず。卓越した中間管理職だった東条英機の限界を、埼玉大学の一ノ瀬俊也教授に聞いた。
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★靖国神社参拝問題をわかりやすく解説(なんで中国や韓国は批判するのか?)
https://youtu.be/AjhWb6sp-0Y
2019/01/26
遊就館は、「近代史の真実」を学ぶパネルや「英霊」の遺書・遺品、当時の兵器を展示している軍事博物館です。
★東条英機首相の遺書を・・ - 九条バトル !! (憲法問題のみならず、...
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2007/05/02
第三次世界大戦においては、極東。すなわちシナ、朝鮮が戦場となる。此の時に当たっては米国は武力なき日本を守り策をたてなければならぬ。
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★東条英機さんの遺書をネットで拝見
森川 光男さん
わたしは学生時代、やんちゃで遊んでばかりでしたので学業など殆ど真面目に取り組んでいませんでしたから、故に自虐史観には洗脳されていませんでした。しかし、自衛隊に入隊し、目標が出来たとたんに学びにも目覚めたような気がします。でも、いくら学んでない私でも、東条英機さんはA級戦犯と認識し、良いイメージはありませんでした。ところがどうでしょう?!
昨日、東条さんの遺書をネットで拝見し、見方が大きく変わったのです。
今更、東条さんを正当化する訳ではありません、またアメリカに戦争責任を問う物でもありません!
むしろ、戦争へと追い込んだのはコミンテルン(赤・共産思想)です!!
同盟・友好国との絆を強化する為に、世界平和を願って、東条さんが最後に願った事を私たち日本民俗は引き継がなければならないと思い投稿させて頂きました。
それは敗戦と言う現実で死を目前とした仏になる前の東条閣下の反省の言霊かもしれません。遺書から平和を願う真の言霊の抜粋です。
・今回の戦争に因りて東亜民族の生存の権利が了解せられ始めたのであったら幸いである。列国も排他的の感情を忘れて共栄の心持ちを以て進むべきである。
・又日本人が赤化しないように頼む。
・私は戦争を根絶するためには慾心を人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、何れも自国の存在や自衛権の確保を主として居る(これはお互い慾心を抛棄しておらぬ証拠である)。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。
・敵、味方、中立国の国民罹災者の一大追悼慰霊祭を行われたし。世界平和の精神的礎石としたいのである。
このような、真の武人を先祖に持った私たち日本民族は、この御意志を引き継ぎ、現総理の積極的平和主義を支えるべく、精進する事がご英霊の皆様方に報いる唯一の方法と存じます。
※わたくしは国際平和貢献事業を行っていて、故にわたしのタイムラインは多くの外国人の方々も閲覧されてございます。
コメントされる際は、日本人として品位のある画象または言葉遣いにご協力願います。m(_ _)m
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東條英機元首相 公的遺書 全文(現代語訳版)
開戦当時の責任者として敗戦のあとをみると、実に断腸の思いがする。今回の刑死は個人的には慰められておるが、国内的の自らの責任は死を以て贖えるものではない。しかし国際的の犯罪としては無罪を主張した。今も同感である。ただ力の前に屈服した。自分としては国民に対する責任を負って満足して刑場に行く。ただこれにつき同僚に責任を及ぼしたこと、又下級者にまで刑が及んだことは実に残念である。
天皇陛下に対し、又国民に対しても申し訳ないことで深く謝罪する。元来日本の軍隊は、陛下の仁慈の御志に依り行動すべきものであったが、一部過ちを犯し、世界の誤解を受けたのは遺憾であった。 此度の戦争に従事してたおれた人及び此等の人々の遺家族に対しては、実に相済まぬと思って居る。心から陳謝する。
今回の裁判の是非に関しては、もとより歴史の批判を待つ。もしこれが永久平和のためということであったら、も少し大きな態度で事に臨まなければならないのではないか。此の裁判は結局は政治的裁判で終わった。勝者の裁判たる性質を脱却せぬ。
天皇陛下の御地位は動かすべからざるものである。天皇存在の形式については敢えて言わぬ。存在そのものが絶対必要なのである。それは私だけではなく多くの者は同感と思う。空気や地面の如く大きな恩は忘れられぬものである。
東亜の諸民族は今回のことを忘れて、将来相協力すべきものである。東亜民族も亦他の民族と同様に天地に生きる権利を有つべきものであって、その有色たるを寧ろ神の恵みとして居る。印度の判事には尊敬の念を禁じ得ない。これを以て東亜諸民族の誇りと感じた。今回の戦争に因りて東亜民族の生存の権利が了解せられ始めたのであったら幸いである。列国も排他的の感情を忘れて共栄の心持ちを以て進むべきである。
現在日本の事実上の統治者である米国人に対して一言するが、どうか日本人の米人に対する心持ちを離れしめざるよう願いたい。又日本人が赤化しないように頼む。大東亜民族の誠意を認識して、これと協力して行くようにされねばならぬ。実は東亜の他民族の協力を得ることが出来なかったことが、今回の敗戦の原因であったと考えている。
今後日本は米国の保護の下に生きて行くであろうが、極東の大勢がどうあろうが、終戦後、僅か三年にして、亜細亜大陸赤化の形勢は斯くの如くである。今後の事を考えれば、実に憂慮にたえぬ。もし日本が赤化の温床ともならば、危険この上もないではないか。
今、日本は米国より食料の供給その他の援助につき感謝している。しかし、一般人がもしも自己に直接なる生活の困難やインフレや食料の不足などが、米軍が日本に在るが為なりというような感想をもつようになったならば、それは危険である。依って米軍が日本人の心を失わぬよう希望する。
今次戦争の指導者たる米英側の指導者は大きな失敗を犯した。第一に日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。 第二には満州を赤化の根拠地たらしめた。第三は朝鮮を二分して東亜紛争の因たらしめた。米英の指導者は之を救済する責任を負うて居る。従ってトルーマン大統領が再選せられたことはこの点に関し有り難いと思う。
日本は米軍の指導に基づき武力を全面的に抛棄した。これは賢明であったと思う。しかし世界国家が全面的に武装を排除するならばよい。然らざれば、盗人が跋扈する形となる。(泥棒がまだ居るのに警察をやめるようなものである)
私は戦争を根絶するためには慾心を人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、何れも自国の存在や自衛権の確保を主として居る(これはお互い慾心を抛棄しておらぬ証拠である)。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。
これでは結局は人類の自滅に陥るのであるかも判らぬが、事実は此の通りである。それ故、第三次世界大戦は避けることが出来ない。
第三次世界大戦に於いて主なる立場にたつものは米国およびソ連である。第二次世界大戦に於いて日本と独乙 (ドイツ) というものが取り去られてしまった。それが為、米国とソ連というものが、直接に接触することとなった。米ソ二国の思想上の根本的相違は止むを得ぬ。この見地から見ても、第三次世界大戦は避けることは出来ぬ。
第三次世界大戦に於いては極東、即ち日本と支那、朝鮮が戦場となる。此の時に当たって米国は武力なき日本を守る策を立てねばならぬ。これは当然米国の責任である。日本を属領と考えるのであれば、また何をか言わんや。そうでなしとすれば、米国は何等かの考えがなければならぬ。米国は日本八千万国民の生きて行ける道を考えてくれなければならない。凡そ生物として自ら生きる生命は神の恵である。産児制限の如きは神意に反するもので行うべきでない。
なお言いたき事は、公、教職追放や戦犯容疑者の逮捕の件である。今は既に戦後三年を経過して居るのではないか。従ってこれは速やかに止めてほしい。日本国民が正業に安心して就くよう、米国は寛容の気持ちをもってやってもらいたい。
我々の処刑をもって一段落として、戦死傷者、戦災死者の霊は遺族の申し出あらば、これを靖国神社に合祀せられたし。出征地に在る戦死者の墓には保護を与えられたし。戦犯者の家族には保護をあたえられたし。
青少年男女の教育は注意を要する。将来大事な事である。近事、いかがわしき風潮あるは、占領軍の影響から来ているものが少くない。この点については、我が国の古来の美風を保つことが大切である。
今回の処刑を機として、敵、味方、中立国の国民罹災者の一大追悼慰霊祭を行われたし。世界平和の精神的礎石としたいのである。勿論、日本軍人の一部に間違いを犯した者はあろう。此等については衷心謝罪する。然しこれと同時に無差別爆撃や原子爆弾の投下による悲惨な結果については、米軍側も大いに同情し憐憫して悔悟あるべきである。
最後に、軍事的問題について一言する。我が国従来の統帥権独立の思想は確に間違っている。あれでは陸海軍一本の行動は採れない。兵役制については、徴兵制によるか、傭雇兵制によるかは考えなければならない。我が国民性に鑑みて再建軍隊の際に考慮すべし。再建軍隊の教育は精神主義を採らねばならぬ。忠君愛国を基礎としなければならぬが、責任観念のないことは淋しさを感じた。この点については、大いに米軍に学ぶべきである。
学校教育は従前の質実剛健のみでは足らぬ。人として完成を図る教育が大切だ。言いかえれば、宗教教育である。欧米の風俗を知らす事も必要である。俘虜のことについては研究して、国際間の俘虜の観念を徹底せしめる必要がある。
辞 世
我ゆくもまたこの土地にかへり来ん
国に報ゆることの足らねば
さらばなり苔の下にてわれ待たん
大和島根に花薫るとき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東條英機元首相 公的遺書 原文
今次戦争の指導者たる米英側の指導者は大きな失敗を犯した。第一に日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。 第二には満州を赤化の根拠地たらしめた。第三は朝鮮を二分して東亜紛争の 因いんたらしめた。米英の指導者は 之これを救済する責任を負うて居る。従ってトルーマン大統領が再選せられたことはこの点に関し有り難いと思う。
日本は米軍の指導に基づき武力を全面的に 抛棄ほうきした。これは賢明であったと思う。しかし世界国家が全面的に武装を排除するならばよい。 然しからざれば、盗人が 跋扈ばっこする形となる。(泥棒がまだ居るのに警察をやめるようなものである)
私は戦争を根絶するためには 慾心よくしんを人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、 何いずれも自国の存在や自衛権の確保を主として居る(これはお互い慾心を 抛棄ほうきしておらぬ証拠である)。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。これでは結局は人類の自滅に陥るのであるかも判らぬが、事実は 此この通りである。それ 故ゆえ、第三次世界大戦は避けることが出来ない。
3. 慾心 (よくしん):欲心
第三次世界大戦に 於おいて 主おもなる立場にたつものは米国およびソ連である。第二次世界大戦に於いて日本と 独乙ドイツというものが取り去られてしまった。それが 為ため、米国とソ連というものが、直接に接触することとなった。米ソ二国の思想上の根本的相違は止むを得ぬ。この見地から見ても、第三次世界大戦は避けることは出来ぬ。
第三次世界大戦に於いては極東、即ち日本と支那、朝鮮が戦場となる。 此この時に当たって米国は武力なき日本を守る策を立てねばならぬ。これは当然米国の責任である。日本を属領と考えるのであれば、また何をか言わんや。そうでなしとすれば、米国は 何等なんらかの考えがなければならぬ。米国は日本八千万国民の生きて行ける道を考えてくれなければならない。 凡およそ生物として自ら生きる生命は神の恵である。産児制限の 如ごときは神意に反するもので行うべきでない。
なお言いたき事は、公、教職追放や戦犯容疑者の逮捕の件である。今は既に戦後三年を経過して居るのではないか。従ってこれは 速すみやかに止めてほしい。日本国民が正業に安心して就くよう、米国は寛容の気持ちをもってやってもらいたい。
我々の処刑をもって一段落として、戦死傷者、戦災死者の霊は遺族の申し出あらば、これを靖国神社に合祀せられたし。出征地に在る戦死者の墓には保護を与えられたし。戦犯者の家族には保護をあたえられたし。
青少年男女の教育は注意を要する。将来大事な事である。 近事きんじ[4]、いかがわしき風潮あるは、占領軍の影響から来ているものが 少すくなくない。この点については、我が国の古来の美風を保つことが大切である。
4. 近事:近頃の出来事
今回の処刑を機として、敵、味方、中立国の国民 罹災者りさいしゃ[5]の一大追悼慰霊祭を行われたし。世界平和の精神的礎石としたいのである。勿論、日本軍人の一部に間違いを犯した者はあろう。 此等これらについては 衷心ちゅうしん[6]謝罪する。
然しかしこれと同時に無差別爆撃や原子爆弾の投下による悲惨な結果については、米軍側も大いに同情し 憐憫れんびん[7]して 悔悟かいごあるべきである。
5. 罹災者 (りさいしゃ):被災者、6. 衷心 (ちゅうしん):まごころ、7. 憐憫 (れんびん):憐れむこと
最後に、軍事的問題について一言する。我が国従来の統帥権独立の思想は 確たしかに間違っている。あれでは陸海軍一本の行動は採れない。兵役制については、徴兵制によるか、 傭雇ようこ兵制によるかは考えなければならない。我が国民性に鑑みて再建軍隊の際に考慮すべし。再建軍隊の教育は精神主義を採らねばならぬ。忠君愛国を基礎としなければならぬが、責任観念のないことは淋しさを感じた。この点については、大いに米軍に学ぶべきである。
学校教育は従前の 質実剛健しつじつごうけん[8]のみでは足らぬ。人として完成を図る教育が大切だ。言いかえれば、宗教教育である。欧米の風俗を知らす事も必要である。 俘虜ふりょ[9]のことについては研究して、国際間の俘虜の観念を徹底せしめる必要がある。
8. 質実剛健:飾りけがなくまじめで、たくましく、しっかりしていること、9. 俘虜 (ふりょ):捕虜
辞 世
我ゆくもまたこの土地にかへり来ん
国に報ゆることの足らねば
さらばなり苔の下にてわれ待たん
大和島根に花薫るとき
『祖父東條英機「一切語るなかれ」』東條由布子 著 (文藝春秋) より
[校正、フリガナおよび脚註=岩谷]
*この遺書はパブリックドメインではない事、また本稿のフリガナおよび註釈は当ブログで制作したもののため、転載に関しては引用元の書籍名および註釈の文責の明記をお願いします。
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★東条英機(とうじょうひでき)はどんな人?Weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/東条英機
(1884~1948) 陸軍軍人・政治家。大将。東京生まれ。関東軍参謀長・陸軍次官などを経て、1940年(昭和15)第二次近衛内閣の陸相となる。翌年首相に就任し、陸相と内相を兼任、対米英開戦の最高責任者となり太平洋戦争を推進した。44年7月、サイパン陥落直後総辞職。戦後 A 級戦犯として絞首刑。
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★東条英機「嫌われる勇気」欠いた悲劇~名課長は名社長ならず ...
https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO6259483013082020000000/
2020/08/14
仕事ができて部下に慕われ、上司の非は遠慮なく指弾する。このため何度も左遷させられるが、そのたびに実力で本社に戻ってライバルに「倍返し」――。人気TVドラマ「半沢直樹」のストーリーではない。
東条英機元首相(陸軍大将、1884~1948年)の若き日の軌跡だ。東条が多くの犠牲者を出した太平洋戦争を開始し、軍国主義のシンボルとして批判されるべきA級戦犯であることに変わりない。しかし30~40代の東条は名連隊長、名課長として知られていた。ビジネス現場の多様化が進む令和の企業トップは、細部も把握する名課長としての手腕も要求されるという。しかし名課長必ずしも名社長ならず。卓越した中間管理職だった東条英機の限界を、埼玉大学の一ノ瀬俊也教授に聞いた。
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★靖国神社参拝問題をわかりやすく解説(なんで中国や韓国は批判するのか?)
https://youtu.be/AjhWb6sp-0Y
2019/01/26
遊就館は、「近代史の真実」を学ぶパネルや「英霊」の遺書・遺品、当時の兵器を展示している軍事博物館です。
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