●いくさ(軍、戦、兵)
・いくさ【戦/ 軍】 - Weblio辞書
1 「戦い」「戦争」のやや古風な言い方。「―に勝つ」
2 兵士。軍勢。
「千万(ちよろづ)の―なりとも言挙げせず取りて来(き)ぬべき士(をのこ)とそ思ふ」〈万・九七二〉
・
・いくさ【戦、軍】Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)
1.戦い。戦争。合戦。
2.軍勢。兵隊。
3.弓を射る技。
・
・「戦ぐ」は何と読む 北川 和彦
http://www.nichigai.co.jp/yomikata/column/column48.html
「戦」という字は「たたかい」「たたかう」という意味のほか、
「風が吹いたりして、木の葉がそよそよと音を立てる」という意味の
「そよぐ」という意味があり、「そよぐ」と読みます。
また、「戦く」(おののく)とも読みます。
「戦」には、「ふるえる」「振動する」の意味の、「顫」のあて字
として使われたそうで、難しい字を簡単に同じ発音の漢字に
書き換えることがあったからです。
「顫動」(細かく動く)「顫筆」(手をふるわせて描くこと)など。
ちなみに「そよかぜ」は「戦」の字を使わず「微風」と書きますが、
「風が木の葉を戦がす」とも書きます。
作家は辞書にない独自の当て字を使っていますので、
『辞書にない「あて字」の辞典』『あて字用例辞典』から使用例を紹介します。
【参考文献】
1. 『あて字用例辞典』杉本つとむ編(雄山閣)
2. 『辞書にない「あて字」の辞典』(講談社)
2010.3.29 UP
■著者略歴
北川 和彦(きたがわ かずひこ)
【現在】フリーで依頼を受けて音訳講師として全国をまわっています。
【履歴】国立国会図書館司書監・視覚障害者図書館協力室室長、
全国点字図書館協議会(日本盲人社会福祉施設協議会点字図書館部会)録音朗読研究委員会委員、
日本図書館協会障害者サービス委員会委員、厚生省委託図書選定委員、
「朝日カルチャーセンター立川」音訳講座講師、
EYEマーク音声訳推進協議会事務局長、
切手の博物館図書専門委員。
・
・「いくさ(戦)」の語源 | 日本語の語源 - アメブロ 2019/11/15
https://ameblo.jp/gogen3000/entry-12545593928.html
「いくしや(生風矢)」。
「し」は「風(かぜ)」の古語。「いく(生)」は、数日前に触れましたが、その項。
「いくしや(生風矢)→いくさ」は、生きている(生命のある。
それほどに生き生きとした勢いのある)風(かぜ)のような矢、
ということであり、射られたその状態にある矢を表現したもの。
そしてそうすること、そのような矢を射ること、を意味します。
「いくさ」という言葉はもともとは矢を射ることを意味しています。
さらに発展し、
それをする人、矢を射る人(兵:「いくさひと」という語もある)、
矢を射あうこと(合戦)、も意味するようになりました。
「いく(生)」という語は、生きている、という意味なのですが、
神の世のことが現実のこととなるような意味合いがあり
(→「いく(生)」の項)、「いくしや(生風矢)→いくさ」も、
原意的には、神の風が現実に現れているようなもの、といった、
射られた状態にある矢に対する一種の美称のように言われたものでしょう。
「射(いくさ)習ふ所を築く」(『日本書紀』持統天皇三年七月)。
これは矢を射ることの意。
「千万の軍(いくさ)なりとも」(万972)、
「勇みたる猛(たけ)きいくさ(軍卒)と…」(万4331)。
これらは兵の意。
「これほどいくさはげしき敵にいまだあはず」(『保元物語』)。
これは合戦の意。
・
・いくさの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典
・いくさ 【軍】
名詞
①兵士。武人。軍勢。軍隊。
出典万葉集 九七二
「千万(ちよろづ)のいくさなりとも」
[訳] (敵が)千万の軍隊であろうと。
②戦い。合戦。
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・いくさ(軍、戦、兵)
1. つわもの、 兵士、 兵隊、 軍勢、 軍隊。つまり、戦争をすることが可能な集団。
2. 1に書かれている対象の関係としての、つまり、戦い、戦争、合戦。
・
・戦・軍(いくさ)の意味・語源・由来
【意味】 いくさとは、兵と兵が戦うこと。戦い。戦争。合戦。武士。戦士。軍隊。兵隊。
【語源・由来】
いくさを漢字で「戦」「軍」と書くのは当て字。
いくさの「いく」は、矢を「射る」「射交わす」意味の「いくふ(いくう)」か、「まと(的)」を意味する「いくは」の語根。
いくさの「さ」は、「矢」を意味する「さ(箭・矢)」、もしくは接尾語の「さ」。
つまり、いくさの語源は「矢を射る」「矢を射交わす」ことである。
古く、「いくさ」の語は「矢射るわざ(こと)」の意味で用いられることが多く、「戦争」や「戦闘」の意味が主になったのは中世以降である。
・
・ゲリラ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲリラ
ゲリラ(スペイン語: guerrilla)
ゲリラ戦(遊撃戦)と呼ばれる不正規戦闘を行う民兵またはその組織のこと。
ゲリラ戦とは、予め攻撃する敵を定めず、戦線外において小規模な部隊を
運用して、
臨機応変に奇襲、
待ち伏せ、
後方支援の破壊といった、
攪乱や攻撃を行う戦法、
またはその戦法が用いられた戦闘を指す。
類似用語はパルチザン、レジスタンス、遊撃隊など。
なお日本の警察庁が発行する警察白書では、施設などを攻撃する
対物テロを「ゲリラ」、
個人を標的とする対人テロを「テロ」と区分している。
ただし分類困難なケース(例:警視庁独身寮爆破事件)もあり、
一般国民に対する広報では「テロ・ゲリラ」と一括して取り扱っている。
・語源
1808年からのスペイン独立戦争でナポレオン軍に抗して蜂起した
スペイン軍やスペイン人民衆の採った作戦を、
ゲリーリャ(guerrilla、guerra「戦争」+縮小辞-illaで「小さな戦争」を
意味するスペイン語の単語)と呼んだのが、ゲリラの語源である。
ただし、戦術としてのゲリラ戦は、
この語が生まれる以前の古代から存在していた。
・
・鬨 「雄叫び」はこの項目へ転送 https://ja.wikipedia.org/wiki/鬨
鬨(とき)とは、中世の戦(いくさ、戦争や衝突)などの
勝負事で勝ちを収めたときの勝ち鬨や、戦場で上げる声である。
士気を高める目的で多数の人が一緒に叫ぶ声。
凱歌(がいか、勝負事に勝ちを収めたときに歌う喜びの歌)とは同義
あるいは一部同義とされるほど近いが、勝鬨は歌ではなく、武家作法の一つ。
本項目では、戦闘時に上げる喊声(かんせい、英語: Battle cry)や
楽器音などを一括して扱う。
こういった声をあげて士気と団結を高め、敵を威嚇する行為は、
制服が始まる以前から行われていた。
【関連語】
・アーミー (army)陸軍 軍(陸軍編成の単位)。
・
・軋轢(あつれき)《車輪がきしる意から》仲が悪くなること。「―を生じる」
・
・抗う(あらがう)1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に―・う」「権勢に―・う」
・
・諍う(あらがう)1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に―・う」「権勢に―・う」
・
・争う(あらそう)1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に―・う」「権勢に―・う」
・
・諍い(いさかい)言い争い。言い合い。また、けんか。「―が起こる」「友人と―する」
・
・いざこざ もめごと。争いごと。ごたごた。「職場に―が絶えない」「―の種をまく」
・
・蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い
《「荘子」則陽の、かたつむりの左の角(つの)にある国と右の角にある国とが争ったという寓話から》小さな者同士の争い。つまらないことにこだわった争い。蝸角(かかく)の争い。
●蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい) [ 日本大百科全書(小学館) ] .とるに足らぬ狭いところで、つまらぬことのために争い合うことをいう。蝸牛はカタツムリのこと。カタツムリの右の角(つの)の上にある蛮(ばん)氏の国と、左の角の上の触(しょく)氏の国とが、互いに相手の地を求めて争って戦い、数万の死者を出したとある、『荘子』「則陽篇(へん)」の寓話(ぐうわ)による。『白氏文集』にも、「蝸牛の角の上に何事をか争う、石火の光の中に此身(このみ)を寄せたり」などとあり、人間の身を石火のようにはかないものに例えている。
[ 執筆者:田所義行 ]
・
・敵・仇(かたき)
《「かた」は対比するものの片方の意で、本来は相手を広くいう》
1 勝負や争いの相手。競争相手。「商売上の―」「碁―」
2 恨みのある相手。あだ。仇敵(きゅうてき)。
「―を取る」「父の―を討つ」
3 戦での相手。てき。
「―も御方(みかた)もこれを聞いて、一度にどっとぞ笑ひける」〈平家・九〉
4 結婚の相手。配偶者。
「御―をば知り奉らじ」〈宇津保・俊蔭〉
→敵(てき)[用法]
・
・ゲリラ【(スペイン)guerrilla】
小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員。「―戦」
・
・犬猿の仲(けんえんのなか)何かにつけていがみ合うような仲の悪さ。
・
・喧嘩/諠譁(けんか)言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。「―をふっかける」「―するなら外でしろ」「口―」 騒がしいこと。また、そのさま。
・
・喧嘩腰(けんかごし)すぐにもけんかを仕掛けそうに、くってかかる態度。「―で掛け合う」
・
・骨肉相食む(こつにくあいはむ)肉親どうしが争い合う。骨肉相争う。「遺産をめぐっての―・む争い」◆ 他人同士が争う場合には、この句は使わない。
・
・鞘当て(さやあて)
さや‐あて【×鞘当て】
1 武士が道で行き違うときに、互いに刀の鞘に触れたのをとがめ、争うこと。さやとがめ。転じて、ささいなことからおこるけんか・争い。
2 一人の女性をめぐり二人の男性が争うこと。「恋の―」
3 歌舞伎の趣向の一つで、二人の武士が鞘を当てたことから争いになるというもの。元禄10年(1697)江戸中村座上演の「参会名護屋(さんかいなごや)」が最初で、現在の形は文政6年(1823)江戸市村座上演の「浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなずま)」の吉原仲の町の場による。
・
・鎬を削る(しのぎをけずる)激しく刀で切り合う。転じて、激しく争う。「二党が―・る激戦区」◆「凌ぎを削る」と書くのは誤り。
・
・シャモ・軍鶏(しゃも)《アイヌ語》アイヌが日本人をさしていった語。和人。
・
・修羅場(しゅらば)阿修羅(あしゅら)と帝釈天(たいしゃくてん)とが戦う場所。
・
・スカッド【Scud】
1960年代に開発された旧ソ連製の中距離地対地ミサイル。
核弾頭を装着できる。また、これを土台にして、
イラク・北朝鮮などの各国が独自に開発したものを指すこともある。
1991年の湾岸戦争では、イラク側の報復兵器として使用された。
・
・鬩ぐ(せめぐ)《古くは「せめく」とも》
1 互いに憎み争う。
「我が先へ汝(そなた)は後にと兄弟争い―・いだ末」〈露伴・五重塔〉
2 責め苦しめる。
「老いぬとてなどかわが身を―・ぎけむ老いずは今日にあはましものか」〈古今・雑上〉
・
・タイマン 1対1のケンカのこと。
『タイマン』の解説
タイマンとは1対1のケンカのことで、
1980年代に当時『ツッパリ』と呼ばれる不良少年が好んで使った言葉である。
当時は学校同士やグループ同士のケンカの際、最後は相手の
権力者(大将・番長)とタイマンでケリをつけることが美徳とされた。
また、タイマンは本宮ひろ志の漫画など当時の不良や
ツッパリ漫画でよく使われた。
http://zokugo-dict.com/16ta/taiman.htm 日本語俗語辞書
・
・戦い・闘い(たたかい)
1 戦争。戦闘。「ゲリラとの―」
2 競争。試合。勝負。「ライバルとの―」
3 抗争。闘争。「貧困との―」「労使の―」
角突き合い(つのつきあい)《「つのづきあい」とも》仲が悪くてよくけんかをすること。いがみ合い。「部内で―が絶えない」
・
・鍔迫り合い(つばぜりあい)
1 打ち合わせた刀を鍔もとで受け止めたまま互いに押し合うこと。
2 勢力に差がなく、緊迫した状況で勝負を争うこと。また、その争い。「―の接戦を演じる」「両党入り乱れて―する」
・
・兵(つわもの)
1 武器をとって戦う人。兵士。軍人。また特に、非常に強い武人。「歴戦の―」「古(ふる)―」
「夏草や―どもが夢の跡」〈奥の細道〉
2 勇気のある強い人。また、その方面で腕を振るう人。猛者(もさ)。「若いのになかなかの―だ」「その道の―」
3 戦いに用いる道具。武器。武具。
「―を業として、悪を旨として」〈宇津保・祭の使〉
・
・敵(てき)
1 一緒に物事をする人。相手。相棒。
2 (「敵娼」とも書く)遊里で、客から見て相手の遊女。
・
・テロ 「テロル」「テロリズム」の略。
テロル【(ドイツ)Terror】
《恐怖の意》暴力行為あるいはその脅威によって、敵対者を威嚇(いかく)すること。恐怖政治。テロ。
・
・テロリズム【terrorism】
政治的目的を達成するために、暗殺・暴行・粛清・破壊活動など直接的な暴力やその脅威に訴える主義。テロ。
とっちめる《「と(取)ってし(締)める」の音変化》きびしく責めたり、しかったりする。ひどくやりこめる。「いたずら者を―・める」
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・武士(ぶし)
昔、武芸をおさめ、軍事にたずさわった身分の者。中世・近世には支配階級となった。さむらい。もののふ。
・
・矛・鉾(ほこ)
・む【矛】
[音]ム(呉) ボウ(漢) [訓]ほこ
〈ム〉武器の一種。ほこ。「矛盾」
〈ボウ〉ほこ。「矛戟(ぼうげき)」
〈ほこ(ぼこ)〉「矛先/玉矛(たまぼこ)」
[名のり]たけ
・
・ほこ【矛/×鉾/×戈/×鋒/×戟】
1 両刃の剣に柄をつけた、刺突のための武器。青銅器時代・鉄器時代の代表的な武器で、日本では弥生時代に銅矛・鉄矛がある。のちには実用性を失い、呪力(じゅりょく)をもつものとして宗教儀礼の用具とされた。広く、攻撃用の武器のたとえとしても用いる。「―を向ける」
2 弓の幹(から)。弓幹(ゆがら)。
3 1を立てた山車(だし)。特に京都祇園会(ぎおんえ)の山鉾(やまぼこ)。ほこだし。《季 夏》「―処々にゆふ風そよぐ囃子(はやし)かな/太祇」
・
・的(まと)
1 弓や銃砲などの発射の練習の目標にする道具。円形・方形など各種あるが、普通は中央に黒点を描いてある。標的。「―をねらう」
2
物事をするときの目標・対象。めあて。「非難の―になる」「受験校の―を絞る」
物事の核心。「―をそれた質問」
3 紋所の名。1を図案化したもの。
・
・味方(みかた)
・み‐かた【味方/▽御方/身方】
[名](スル)《「かた」の敬称「御方」の意。「味方」「身方」は当て字》
1 対立するものの中で、自分が属しているほう。また、自分を支持・応援してくれる人。「心強い―」⇔敵。
2 対立するものの一方を支持したり、応援したりすること。「いつも女性に―する」
3 天皇の軍勢。官軍。
「―の軍おぢおそれ三たび退き返る」〈今昔・一一・一〉
・いくさ【戦/ 軍】 - Weblio辞書
1 「戦い」「戦争」のやや古風な言い方。「―に勝つ」
2 兵士。軍勢。
「千万(ちよろづ)の―なりとも言挙げせず取りて来(き)ぬべき士(をのこ)とそ思ふ」〈万・九七二〉
・
・いくさ【戦、軍】Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)
1.戦い。戦争。合戦。
2.軍勢。兵隊。
3.弓を射る技。
・
・「戦ぐ」は何と読む 北川 和彦
http://www.nichigai.co.jp/yomikata/column/column48.html
「戦」という字は「たたかい」「たたかう」という意味のほか、
「風が吹いたりして、木の葉がそよそよと音を立てる」という意味の
「そよぐ」という意味があり、「そよぐ」と読みます。
また、「戦く」(おののく)とも読みます。
「戦」には、「ふるえる」「振動する」の意味の、「顫」のあて字
として使われたそうで、難しい字を簡単に同じ発音の漢字に
書き換えることがあったからです。
「顫動」(細かく動く)「顫筆」(手をふるわせて描くこと)など。
ちなみに「そよかぜ」は「戦」の字を使わず「微風」と書きますが、
「風が木の葉を戦がす」とも書きます。
作家は辞書にない独自の当て字を使っていますので、
『辞書にない「あて字」の辞典』『あて字用例辞典』から使用例を紹介します。
【参考文献】
1. 『あて字用例辞典』杉本つとむ編(雄山閣)
2. 『辞書にない「あて字」の辞典』(講談社)
2010.3.29 UP
■著者略歴
北川 和彦(きたがわ かずひこ)
【現在】フリーで依頼を受けて音訳講師として全国をまわっています。
【履歴】国立国会図書館司書監・視覚障害者図書館協力室室長、
全国点字図書館協議会(日本盲人社会福祉施設協議会点字図書館部会)録音朗読研究委員会委員、
日本図書館協会障害者サービス委員会委員、厚生省委託図書選定委員、
「朝日カルチャーセンター立川」音訳講座講師、
EYEマーク音声訳推進協議会事務局長、
切手の博物館図書専門委員。
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・「いくさ(戦)」の語源 | 日本語の語源 - アメブロ 2019/11/15
https://ameblo.jp/gogen3000/entry-12545593928.html
「いくしや(生風矢)」。
「し」は「風(かぜ)」の古語。「いく(生)」は、数日前に触れましたが、その項。
「いくしや(生風矢)→いくさ」は、生きている(生命のある。
それほどに生き生きとした勢いのある)風(かぜ)のような矢、
ということであり、射られたその状態にある矢を表現したもの。
そしてそうすること、そのような矢を射ること、を意味します。
「いくさ」という言葉はもともとは矢を射ることを意味しています。
さらに発展し、
それをする人、矢を射る人(兵:「いくさひと」という語もある)、
矢を射あうこと(合戦)、も意味するようになりました。
「いく(生)」という語は、生きている、という意味なのですが、
神の世のことが現実のこととなるような意味合いがあり
(→「いく(生)」の項)、「いくしや(生風矢)→いくさ」も、
原意的には、神の風が現実に現れているようなもの、といった、
射られた状態にある矢に対する一種の美称のように言われたものでしょう。
「射(いくさ)習ふ所を築く」(『日本書紀』持統天皇三年七月)。
これは矢を射ることの意。
「千万の軍(いくさ)なりとも」(万972)、
「勇みたる猛(たけ)きいくさ(軍卒)と…」(万4331)。
これらは兵の意。
「これほどいくさはげしき敵にいまだあはず」(『保元物語』)。
これは合戦の意。
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・いくさの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典
・いくさ 【軍】
名詞
①兵士。武人。軍勢。軍隊。
出典万葉集 九七二
「千万(ちよろづ)のいくさなりとも」
[訳] (敵が)千万の軍隊であろうと。
②戦い。合戦。
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・いくさ(軍、戦、兵)
1. つわもの、 兵士、 兵隊、 軍勢、 軍隊。つまり、戦争をすることが可能な集団。
2. 1に書かれている対象の関係としての、つまり、戦い、戦争、合戦。
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・戦・軍(いくさ)の意味・語源・由来
【意味】 いくさとは、兵と兵が戦うこと。戦い。戦争。合戦。武士。戦士。軍隊。兵隊。
【語源・由来】
いくさを漢字で「戦」「軍」と書くのは当て字。
いくさの「いく」は、矢を「射る」「射交わす」意味の「いくふ(いくう)」か、「まと(的)」を意味する「いくは」の語根。
いくさの「さ」は、「矢」を意味する「さ(箭・矢)」、もしくは接尾語の「さ」。
つまり、いくさの語源は「矢を射る」「矢を射交わす」ことである。
古く、「いくさ」の語は「矢射るわざ(こと)」の意味で用いられることが多く、「戦争」や「戦闘」の意味が主になったのは中世以降である。
・
・ゲリラ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲリラ
ゲリラ(スペイン語: guerrilla)
ゲリラ戦(遊撃戦)と呼ばれる不正規戦闘を行う民兵またはその組織のこと。
ゲリラ戦とは、予め攻撃する敵を定めず、戦線外において小規模な部隊を
運用して、
臨機応変に奇襲、
待ち伏せ、
後方支援の破壊といった、
攪乱や攻撃を行う戦法、
またはその戦法が用いられた戦闘を指す。
類似用語はパルチザン、レジスタンス、遊撃隊など。
なお日本の警察庁が発行する警察白書では、施設などを攻撃する
対物テロを「ゲリラ」、
個人を標的とする対人テロを「テロ」と区分している。
ただし分類困難なケース(例:警視庁独身寮爆破事件)もあり、
一般国民に対する広報では「テロ・ゲリラ」と一括して取り扱っている。
・語源
1808年からのスペイン独立戦争でナポレオン軍に抗して蜂起した
スペイン軍やスペイン人民衆の採った作戦を、
ゲリーリャ(guerrilla、guerra「戦争」+縮小辞-illaで「小さな戦争」を
意味するスペイン語の単語)と呼んだのが、ゲリラの語源である。
ただし、戦術としてのゲリラ戦は、
この語が生まれる以前の古代から存在していた。
・
・鬨 「雄叫び」はこの項目へ転送 https://ja.wikipedia.org/wiki/鬨
鬨(とき)とは、中世の戦(いくさ、戦争や衝突)などの
勝負事で勝ちを収めたときの勝ち鬨や、戦場で上げる声である。
士気を高める目的で多数の人が一緒に叫ぶ声。
凱歌(がいか、勝負事に勝ちを収めたときに歌う喜びの歌)とは同義
あるいは一部同義とされるほど近いが、勝鬨は歌ではなく、武家作法の一つ。
本項目では、戦闘時に上げる喊声(かんせい、英語: Battle cry)や
楽器音などを一括して扱う。
こういった声をあげて士気と団結を高め、敵を威嚇する行為は、
制服が始まる以前から行われていた。
【関連語】
・アーミー (army)陸軍 軍(陸軍編成の単位)。
・
・軋轢(あつれき)《車輪がきしる意から》仲が悪くなること。「―を生じる」
・
・抗う(あらがう)1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に―・う」「権勢に―・う」
・
・諍う(あらがう)1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に―・う」「権勢に―・う」
・
・争う(あらそう)1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に―・う」「権勢に―・う」
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・諍い(いさかい)言い争い。言い合い。また、けんか。「―が起こる」「友人と―する」
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・いざこざ もめごと。争いごと。ごたごた。「職場に―が絶えない」「―の種をまく」
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・蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い
《「荘子」則陽の、かたつむりの左の角(つの)にある国と右の角にある国とが争ったという寓話から》小さな者同士の争い。つまらないことにこだわった争い。蝸角(かかく)の争い。
●蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい) [ 日本大百科全書(小学館) ] .とるに足らぬ狭いところで、つまらぬことのために争い合うことをいう。蝸牛はカタツムリのこと。カタツムリの右の角(つの)の上にある蛮(ばん)氏の国と、左の角の上の触(しょく)氏の国とが、互いに相手の地を求めて争って戦い、数万の死者を出したとある、『荘子』「則陽篇(へん)」の寓話(ぐうわ)による。『白氏文集』にも、「蝸牛の角の上に何事をか争う、石火の光の中に此身(このみ)を寄せたり」などとあり、人間の身を石火のようにはかないものに例えている。
[ 執筆者:田所義行 ]
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・敵・仇(かたき)
《「かた」は対比するものの片方の意で、本来は相手を広くいう》
1 勝負や争いの相手。競争相手。「商売上の―」「碁―」
2 恨みのある相手。あだ。仇敵(きゅうてき)。
「―を取る」「父の―を討つ」
3 戦での相手。てき。
「―も御方(みかた)もこれを聞いて、一度にどっとぞ笑ひける」〈平家・九〉
4 結婚の相手。配偶者。
「御―をば知り奉らじ」〈宇津保・俊蔭〉
→敵(てき)[用法]
・
・ゲリラ【(スペイン)guerrilla】
小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員。「―戦」
・
・犬猿の仲(けんえんのなか)何かにつけていがみ合うような仲の悪さ。
・
・喧嘩/諠譁(けんか)言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。「―をふっかける」「―するなら外でしろ」「口―」 騒がしいこと。また、そのさま。
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・喧嘩腰(けんかごし)すぐにもけんかを仕掛けそうに、くってかかる態度。「―で掛け合う」
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・骨肉相食む(こつにくあいはむ)肉親どうしが争い合う。骨肉相争う。「遺産をめぐっての―・む争い」◆ 他人同士が争う場合には、この句は使わない。
・
・鞘当て(さやあて)
さや‐あて【×鞘当て】
1 武士が道で行き違うときに、互いに刀の鞘に触れたのをとがめ、争うこと。さやとがめ。転じて、ささいなことからおこるけんか・争い。
2 一人の女性をめぐり二人の男性が争うこと。「恋の―」
3 歌舞伎の趣向の一つで、二人の武士が鞘を当てたことから争いになるというもの。元禄10年(1697)江戸中村座上演の「参会名護屋(さんかいなごや)」が最初で、現在の形は文政6年(1823)江戸市村座上演の「浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなずま)」の吉原仲の町の場による。
・
・鎬を削る(しのぎをけずる)激しく刀で切り合う。転じて、激しく争う。「二党が―・る激戦区」◆「凌ぎを削る」と書くのは誤り。
・
・シャモ・軍鶏(しゃも)《アイヌ語》アイヌが日本人をさしていった語。和人。
・
・修羅場(しゅらば)阿修羅(あしゅら)と帝釈天(たいしゃくてん)とが戦う場所。
・
・スカッド【Scud】
1960年代に開発された旧ソ連製の中距離地対地ミサイル。
核弾頭を装着できる。また、これを土台にして、
イラク・北朝鮮などの各国が独自に開発したものを指すこともある。
1991年の湾岸戦争では、イラク側の報復兵器として使用された。
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・鬩ぐ(せめぐ)《古くは「せめく」とも》
1 互いに憎み争う。
「我が先へ汝(そなた)は後にと兄弟争い―・いだ末」〈露伴・五重塔〉
2 責め苦しめる。
「老いぬとてなどかわが身を―・ぎけむ老いずは今日にあはましものか」〈古今・雑上〉
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・タイマン 1対1のケンカのこと。
『タイマン』の解説
タイマンとは1対1のケンカのことで、
1980年代に当時『ツッパリ』と呼ばれる不良少年が好んで使った言葉である。
当時は学校同士やグループ同士のケンカの際、最後は相手の
権力者(大将・番長)とタイマンでケリをつけることが美徳とされた。
また、タイマンは本宮ひろ志の漫画など当時の不良や
ツッパリ漫画でよく使われた。
http://zokugo-dict.com/16ta/taiman.htm 日本語俗語辞書
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・戦い・闘い(たたかい)
1 戦争。戦闘。「ゲリラとの―」
2 競争。試合。勝負。「ライバルとの―」
3 抗争。闘争。「貧困との―」「労使の―」
角突き合い(つのつきあい)《「つのづきあい」とも》仲が悪くてよくけんかをすること。いがみ合い。「部内で―が絶えない」
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・鍔迫り合い(つばぜりあい)
1 打ち合わせた刀を鍔もとで受け止めたまま互いに押し合うこと。
2 勢力に差がなく、緊迫した状況で勝負を争うこと。また、その争い。「―の接戦を演じる」「両党入り乱れて―する」
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・兵(つわもの)
1 武器をとって戦う人。兵士。軍人。また特に、非常に強い武人。「歴戦の―」「古(ふる)―」
「夏草や―どもが夢の跡」〈奥の細道〉
2 勇気のある強い人。また、その方面で腕を振るう人。猛者(もさ)。「若いのになかなかの―だ」「その道の―」
3 戦いに用いる道具。武器。武具。
「―を業として、悪を旨として」〈宇津保・祭の使〉
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・敵(てき)
1 一緒に物事をする人。相手。相棒。
2 (「敵娼」とも書く)遊里で、客から見て相手の遊女。
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・テロ 「テロル」「テロリズム」の略。
テロル【(ドイツ)Terror】
《恐怖の意》暴力行為あるいはその脅威によって、敵対者を威嚇(いかく)すること。恐怖政治。テロ。
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・テロリズム【terrorism】
政治的目的を達成するために、暗殺・暴行・粛清・破壊活動など直接的な暴力やその脅威に訴える主義。テロ。
とっちめる《「と(取)ってし(締)める」の音変化》きびしく責めたり、しかったりする。ひどくやりこめる。「いたずら者を―・める」
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・武士(ぶし)
昔、武芸をおさめ、軍事にたずさわった身分の者。中世・近世には支配階級となった。さむらい。もののふ。
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・矛・鉾(ほこ)
・む【矛】
[音]ム(呉) ボウ(漢) [訓]ほこ
〈ム〉武器の一種。ほこ。「矛盾」
〈ボウ〉ほこ。「矛戟(ぼうげき)」
〈ほこ(ぼこ)〉「矛先/玉矛(たまぼこ)」
[名のり]たけ
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・ほこ【矛/×鉾/×戈/×鋒/×戟】
1 両刃の剣に柄をつけた、刺突のための武器。青銅器時代・鉄器時代の代表的な武器で、日本では弥生時代に銅矛・鉄矛がある。のちには実用性を失い、呪力(じゅりょく)をもつものとして宗教儀礼の用具とされた。広く、攻撃用の武器のたとえとしても用いる。「―を向ける」
2 弓の幹(から)。弓幹(ゆがら)。
3 1を立てた山車(だし)。特に京都祇園会(ぎおんえ)の山鉾(やまぼこ)。ほこだし。《季 夏》「―処々にゆふ風そよぐ囃子(はやし)かな/太祇」
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・的(まと)
1 弓や銃砲などの発射の練習の目標にする道具。円形・方形など各種あるが、普通は中央に黒点を描いてある。標的。「―をねらう」
2
物事をするときの目標・対象。めあて。「非難の―になる」「受験校の―を絞る」
物事の核心。「―をそれた質問」
3 紋所の名。1を図案化したもの。
・
・味方(みかた)
・み‐かた【味方/▽御方/身方】
[名](スル)《「かた」の敬称「御方」の意。「味方」「身方」は当て字》
1 対立するものの中で、自分が属しているほう。また、自分を支持・応援してくれる人。「心強い―」⇔敵。
2 対立するものの一方を支持したり、応援したりすること。「いつも女性に―する」
3 天皇の軍勢。官軍。
「―の軍おぢおそれ三たび退き返る」〈今昔・一一・一〉
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・
・水掛け論(みずかけろん)
両者が互いに自説にこだわって、いつまでも争うこと。また、その議論。互いに自分の田に水を引こうと争うことからとも、水の掛け合いのように勝敗の決め手のない論争の意からともいう。
・
・ミリタリー【military】
1 軍。軍隊。
2 複合語の形で用い、軍の、軍事上の、の意を表す。「―バランス」
・
・揉める(もめる)
1 争いが起きてごたごたする。「会議が―・める」
2 いらいらする。「気が―・める」
3 費用がかかる。
「はじめより―・める事なれば」〈浮・一代男・八〉
・
・遣っ付ける(やっつける)《「やりつける」の音変化》
1 「する」「やる」の意を強めていう語。また、いいかげんにやってしまう。
「仕事を一気に―・ける」
2 ひどい目にあわせる。打ち負かす。「手ひどく―・けられる」
・
・竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ)
力の伯仲した二人の強豪が勝負する。「―・つ見ごたえのある試合」
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・水掛け論(みずかけろん)
両者が互いに自説にこだわって、いつまでも争うこと。また、その議論。互いに自分の田に水を引こうと争うことからとも、水の掛け合いのように勝敗の決め手のない論争の意からともいう。
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・ミリタリー【military】
1 軍。軍隊。
2 複合語の形で用い、軍の、軍事上の、の意を表す。「―バランス」
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・揉める(もめる)
1 争いが起きてごたごたする。「会議が―・める」
2 いらいらする。「気が―・める」
3 費用がかかる。
「はじめより―・める事なれば」〈浮・一代男・八〉
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・遣っ付ける(やっつける)《「やりつける」の音変化》
1 「する」「やる」の意を強めていう語。また、いいかげんにやってしまう。
「仕事を一気に―・ける」
2 ひどい目にあわせる。打ち負かす。「手ひどく―・けられる」
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・竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ)
力の伯仲した二人の強豪が勝負する。「―・つ見ごたえのある試合」
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