私、希少がんP-net患者です

1996年に膵臓手術時は病名も不明。
膵内分泌腫瘍は10万人に一人の希少がん。
通称名 P-net(ピーネット)

母の日には

2017年05月17日 | 日記
14日は母の日でしたね~
前は五月の一週目ではありませんでしたっけ?
もう終わってるくらいの気持ちでおりましたが
しっかり娘たちから頂き物をしました えへへ(〃´∪`〃)ゞ

長女からはスマホ用のイヤホン。
ゴスペルの練習用に今一番欲しい物でした!

次女からはちょっと高価なプロテイン。
糖質制限する人に愛用されています🎶

そして14日は我が家の庭でBBQ(^^♪
といっても簡単なコンロを二つ使っただけですけど
先日人工芝を新しく張り替えたばかりなのできれいになった庭で
孫二人も自由に遊べて楽しかったです!

お肉をもりもり盛沢山(o^―^o)
タンパク質しっかり摂れて満足です✌


糖質制限その後

2017年05月09日 | 日記
4月11日に糖質制限をやっていると記事にしました。
その後の報告をしないといけないな、と思いながら今日やっと重い腰を持ち上げます。

糖質制限を始めてしばらくの間は自己流で主食を摂らない方法で試していて
体調がよくなったので糖尿病外来をいつも行く病院から糖質制限を治療に取り入れている医院に変えたんです。
ここまではこの前の記事にも書いた通りです。

通い始めた医院の指示通りにやっていればよかったものを
私は、とあるところからがん治療にも有効な糖質制限をきわめて厳密にゼロに近くする方法があるのを知りました。
それで次の外来まで待たずに自己判断で糖質を極端にセーブしたのです。

多くの方はその方法でも普通に過ごせていたり、女性では少しつづけたころに不調が出てくることもあるようで
実際私も不調が起こりはじめます。

糖質制限をするということは単純に文字だけを見ると制限することが主体に感じますが、その反対に高たんぱくの食事を摂る必要があるのです。
元々糖尿病治療で食べ過ぎてはいけないという考え方が染みついているし、お肉をたっぷり食べるとか卵やバターなどをしっかり摂るなんてことに不慣れなんですよね。
男の人ならステーキハウスで1ポンドステーキとかがっつりいけちゃう人もいるのでしょうが、そうは簡単に入りません。
長年貧相な食事に慣れてしまっていたせいだ、なんて笑って話せるようになりましたが私の不調はかなりのものでした。

昨日まで普通に庭で草むしりしたりワンコの散歩に行ったりできていたのになぜか急に体が重くなって動悸が始まります。
なんでだろう?なんでだろう?と考えてもわからないし血糖値を測っても問題のある数値ではないのです。

4月20日には朝からだるく、動悸があって背部痛もします。血圧が高めで脈が98。
なんだかおかしいと思いながら様子を見ていましたがあまり変わらず
翌日には動くのも大変で階段の上り下りが息が上がってしまって、体に力も入りません。
いよいよおかしいと思って娘にそばにいてもらいましたが
娘の目にも私の顔色が悪くなっていくし、何もしていないのにはぁはぁ息が苦しそうだと心配しています。

週末になると簡単に病院にも行けないし、まず一人になることがとても不安になってきました。
軽度の心筋梗塞でも起こしてるんじゃないのか?と思ったのですが怖くて言葉にするのをやめました。

この状態のままではいられないので循環器の病院に行くと
レントゲン、心電図、採血などで判断するところでは問題はないと言われるのですが
ここまでに至った経緯を話すと救急扱いで心臓カテーテル検査をした方が良いのでは?と勧められました。
狭心症の疑いがあるとの判断です。
行ったことのない病院で最新の設備で救急対応できるように手配してくれるとの話に断る理由なんてありませんでした。

こんなに苦しい状態をいつまで耐えなければならないのか?
命が終わるんじゃないのか?
と、言葉にできなかった思いがいろいろあったのではっきり検査してもらってその場で処置できるものであればやってもらいたいとその病院に向かいました。

心臓カテーテルは左手首の血管からカテーテルで造影剤を使い写真をみながら血管のつまりなどを見つける検査です。
もし閉塞部分があればすぐに対処することができます。
こんなに苦しいのだから何かあるはず。と思って検査中も苦しいのを我慢していましたが結果、血管に問題はありませんでした。

検査中に異常がないのに苦しがる私をみてほかに考えられる原因を探ってくださった先生に感謝です。
カテーテル検査後にまた採血して追加検査。
そこではっきりしたのがアシドーシスという症状です。

私の血液が酸性に偏り、酸素欠乏の状態にあったのです。
私自身、よくわかりもせずに糖質制限を始め、極端なやり方で体が悲鳴を上げたのでしょう。

4月22日から25日まで入院して治療してもらいました。

心臓内科の先生でしたが糖尿病の事も良くご存じで私のような膵臓の一部を切除した場合などの事も調べてくださったようです。
おかげさまで順調に回復することができました。
また、糖質制限についても否定的ではなかったこともありがたかったことの一つです。

私の通院している糖尿外来の先生宛に詳しくお手紙をくださって退院後できるだけ早く指示を仰ぐようにと言ってくれました。

私が再発したがんをなんとかしたくて極端なやり方をしてこのような事態になった事もわかってくださって救われた思いです。

肝心な 今回のアシドーシスの原因ですが、
私は鉄欠乏でフェリチンの値が28.5と低く、このような鉄欠乏状態で糖質制限をするには時間をかけて鉄欠乏を改善し腸内環境も整えビタミンやミネラルバランスなどをしっかり補充しながら行わなければいけなかったのです。
フェリチンとは あまり数値に注目したことがなかったのですが100以上なら概ね問題ないそうですが 女性のほとんどが低い値なんだそうです。
男性の場合、フェリチンが低い人は少ないので糖質制限を始めても不調が出にくいのだと知りました。

フェリチンだけが今回の原因ではないのでしょう、私は基礎体力がなかった上に少食で糖質を制限する代わりにしっかり摂るべき栄養が足りてなかったのです。
水分についても同様で、タンパク質を代謝するには糖質制限する前よりも多く水分補給が必要なのだそうです。

道理で自己流に糖質制限を始めてすぐに3~4キロ体重が落ちたんです。
これは体の水分を代謝に使っていたからのようです。

体質的にもビタミンの補給などしながら行うべきだったのに無知で無鉄砲な私のやり方は恥ずかしい失敗です。

本来ならば人に言うのも憚れるような情けない事。
なのですけど・・・
退院してから気持ちを新たにリセットして今も糖質制限しています。
糖質制限というよりも『高たんぱく食』です。

アホみたいな失敗しておきながら懲りずにまだやるの?って思われるかもしれませんね~
でも、今の私
「細胞レベルで体質改善してみたい~」っていう心境なんです。

がんセンターで造影MRI検査の予定がありましたが緊急事態でキャンセルしました。
今の体調がもう少し落ち着いたらよやくを取り直すつもりですが
これも今の私には有難いタイミングにしか思えないんです。

がんは糖質を餌にする。
インスリンはがんの元。

こんな言葉を知ってる人は多いと思います。

糖質もインスリンもやめてからがんセンターで検査したいんです。