東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

ドキュメンタリー映画『コペンハーゲンに山を』、ごみ焼却施設の屋上はスキー場、壁面はクライミングウォール、、

2023年12月07日 19時00分44秒 | 映画・観劇など

 

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コペンハーゲンに山を

劇場公開日:2023年1月14日

解説

デンマークの老朽化した巨大ゴミ処理施設が観光名所へと生まれ変わるまでを追ったドキュメンタリー。
2011年、デンマークの首都コペンハーゲンにあるゴミ処理施設建て替えのコンペ結果発表会が行われた。満場一致で選ばれたのは、同国のスター建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所。彼らのアイデアは、ゴミ焼却発電所の屋根に人工の山を作ってスキー場を設置し、街の新たなランドマークにするという奇想天外なものだった。しかし完成までの道のりは苦難の連続で、予算問題をはじめ課題や疑問が次々と積み重なっていく。
そして2019年10月、コペンハーゲンに標高85メートルの新しい山「コペンヒル」が誕生。年間3万世帯分の電力と7万2000世帯分の暖房用温水を供給する最新鋭のゴミ焼却発電所でありながら、屋上にはスキー場のほかレストランなども併設する夢のような施設に生まれ変わった。

2020年製作/51分/デンマーク
原題:Making a mountain
配給:ユナイテッドピープル
劇場公開日:2023年1月14日

オフィシャルサイト

映画『コペンハーゲンに山を』公式サイト / 映画概要
コペンヒル。世界初!スキーが楽しめるゴミ処理発電所へようこそ!

 

映画『コペンハーゲンに山を』予告編

 

なんとまあ~

コンペで満場一致で選ばれたにせよ、、、
こういう奇想天外なごみ焼却施設がほんとうに完成したのだから素晴らしい、、
紆余曲折というか、コスト面からの変更も数々あったようだが、、、
しかし、素晴らしいの一言ですね!!
とは言え、日本でやってほしいわけではないが、、

デンマークは、日本と同じくごみ焼却大国、、、
しかし、日本では絶対にこういう発想も実現も不可能でしょうね、、、

デンマークの国土は平らで、、、
デンマークの最高峰はモレホイ(海抜は170.86m)というから、、、

コペンハーゲンの焼却施設「コペンヒル」が標高85メートルだと、、
それでもけっこうな山ですね!!

ほんとうにデンマークの焼却施設は遊び心満載、、
焼却炉、ごみバンカ、ごみクレーン、、
プラットホームからのごみ投入の映像があったが、
これがどでかいコンテナ車?がダンプして投入していた~

しかし、こういうドキュメンタリー映画よくつくりますよね!!
実際にカメラを入れ情報オープンでないとできない技、、
2014年の「みんなのアムステルダム国立美術館へ 」という映画も、美術館改修事業を追ったドキュメンタリーだったが、、これもほんとうに日本ではあり得ないいい映画だった~

 

日本でも、大阪市「ごみ焼却施設舞洲工場」、、
最近は、武蔵野市の「武蔵野クリーンセンター」や広島市の「広島市環境局中工場」も美しい焼却施設と話題に上がっているが、外観だけかな、、

ちなみにこのコペンハーゲンのごみ焼却施設の概要は
(“ワレクル”から抜粋)
コペンハーゲン市 ARC社 (官民連携/欧州型)
ARC 社(Amager Resource Centre)は、コペンハーゲン市周辺の 5つの地方自治体(Dragor市、Frederiksberg市、Hvidovre市、Copenhagen市およびTaernby市)が出資している公共会社である。2019年1月現在、対象の地方自治体に居住している住民は約64万人であり、年間約45万トンのごみを焼却処理している。
取締役会は、6名から構成されており、コペンハーゲン市から2名選出され、残りの市から1名ずつ選出される。従業員数は185名。
本施設の資金調達は公共銀行から行っており、地方自治体の信用度が高い為、金利は0である。
アマー(Amager)に建設された廃棄物発電施設、リサイクルセンター(Recycling Centre)を10施設、地元のリサイクルステーション(Local Recycling Station)を7施設運営し、年間の売上高は、570百万デンマーククローネ(約76百万ユーロ/約90億円)。
Copen-hill廃棄物発電施設は、2017年に竣工・運転。屋上部分が斜面になっておりスキー場になっていること、最新鋭の排ガス処理設備を完備していることが特徴。スキー場はARC社とは別の投資会社やフランスのシャンパン会社が出資。スキー用リフトを完備。元々は人工雪を用いたスキー場が計画されていたが、グラススキー場に変更されている。
総工費は533 百万ユーロ(約640億円)、処理規模840 トン/日の2系列構成。
一般廃棄物と事業系一般廃棄物の両方を受け入れ、発電量135,000MWhp、蒸気供給量は1,090,000 MWhHで、それぞれ単価40~50ユーロ/MWhp(約4,800円~6,000円/MWhp)、30-40 ユーロ/ MWhH(約3,600円~4,800円)で供給されている。
出典)令和元年度廃棄物処理システムにおける低炭素・省CO2対策普及促進方策検討調査及び実現可能性調査委託業務報告書

 

 関連(本ブログ)
コペンハーゲンで話題のスポット「CopenHill」ごみ焼却施設の屋上でスキー?2020年01月06日 

TABI LABO編集部「ごみ焼却施設の屋上でスキー?コペンハーゲンで話題のスポット「CopenHill」」から

 


 

今日の映画は、、
墨田区菊川のミニシアター「ストレンジャー」にて、、
昨年9月にできたばかりの映画館、喫茶もあり、、

時々上映作品をチェックしていたのだが、、
「北欧映画祭」ということでこのデンマークの「コペンハーゲンに山を」、、
この映画、今日が最終上映日のようだ~

とにかく一風変わった上映作品が多い、、
映画の通というか、監督の好みというか、
全くの映画の善し悪しもわからないものにとっては少し敷居が高い、、

アップリンク」「ユーロスペース」「シアター・イメージフォーラム」よりもまだこだわりが多い映画館かな? 渋谷に行くよりは近くなったので、、時々チェックしよう、、、

映画のチラシが置いてあったなかから~

ドキュメンタリー映画
映画 ◯月◯日、区長になる女。

これもおもしろそう、、
2024年1月2日、ポレポレ東中野にて公開が始まる~

 

 

 

 

 

 

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