日刊工業新聞社「溶融し建築資材に再資源化…新日本電工、焼却灰の処理能力7割増」から
新日本電工は自治体から引き受けた廃棄物焼却灰の処理能力を、2030年までに現状比7割増の年22万トンに高める。27年に5基目となる焼却灰の溶融専用炉を新設するほか、30年にかけてさらに2基設置する方針と、、..(参考「溶融し建築資材に再資源化…新日本電工、焼却灰の処理能力7割増」)
日刊工業新聞社の記事の写真、溶融スラグ「エコラロック」粒度がずいぶん大きく見える、比較対象物がないので何ともいえないが、、
2019年に「2019NEW環境展」で「中央電気工業」のブースで、話を聞いたり実際の徐冷スラグをみたときも、ガス化溶融炉などの溶融スラグと比較して思ったよりも大きかったが、、、「エコラックR(溶融スラグ)のご紹介」をみると、エコラックRの特徴で「粒度:40mm 用途に応じた粒度調整が可能 ※要相談」となっている、、、
自治体の焼却灰資源化事業
茨城県鹿嶋市にある中央電気工業の溶融炉、次々増強ですでに電気炉4基あるのかな?
先月は「新日本電工/焼却灰の再資源化事業/全国に契約自治体拡大/まず九州で3組合」の報道もあった~
ところで、、、中央電気工業は新日本電工の100%出資会社なので、新日本電工グループではあったが、、2024 年 7 月 1 日付けで新日本電工は中央電気工業を吸収合併したのだそうだ~
ということで、社名も中央電気工業から新日本電工に変わったようだが、、ホームページなどはまだそのまま、、、
新日本電工「中央電気工業の吸収合併完了のお知らせ」
焼却灰資源化事業
23区清掃一組も、最終処分場の延命化を目的とし、最終処分量の削減を図るためと称して、、せっせと焼却灰を民間事業者に処理委託している。2024年度は「セメント原料化」「徐冷スラグ化」「焼成砂化」で102,000トンの焼却灰資源化を計画している。23区分も中央電気工業の鹿島工場にも委託しているのかな~
23区の場合、自前の灰溶融処理7施設ををすべて廃止(休止)しての外部での民間委託だから、、
23区で灰溶融処理を実施中は、スラグの重金属類など問題視してあれこれ奮闘していたものの、灰溶融炉廃止になったものの、外部委託で、複雑な心境である、、、
「2019NEW環境展」で中央電気工業のブースで、、
左側が徐冷スラグ、右側は自然の砕石
おもったよりも大きなものだった、
当時の話では、溶融スラグのJISマーク認証は取っていないが、重金属類の溶出試験、含有量試験もクリアさせて、すべて路盤材などに有効活用していると、、、また、溶融処理後の溶融飛灰もキルン炉で処理し亜鉛や鉛カドミウム全て資源化しているとのこと、、