ガス化溶融炉も長寿命化か、、、
三菱重工業株式会社 2020年6月30日 発行
処理能力240トン/日の一般廃棄物焼却施設を長寿命化、釧路広域連合運営受託施設で初の基幹的設備改良工事を受注
◆ 2006年4月に稼働した流動床式ガス化溶融炉の長寿命・省エネ化をはかる
◆ 完工は2023年9月の予定、CO2排出量を年間約15%削減へ
三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:菱沼 隆之、本社:横浜市西区)は、北海道の釧路市など6市町村で構成される釧路広域連合から、一般廃棄物焼却施設「釧路広域連合清掃工場」(釧路市高山30)の基幹的設備改良工事を受注しました。処理能力240トン/日の流動床式ガス化溶融炉※1設備を改修し、長寿命・省エネルギー化をはかります。受注額は39.93億円(税込)、完工は2023年9月を予定しています。
同広域連合は、改正地方自治法の定めに基づき2002年に発足。現在は釧路市、釧路町、厚岸町、弟子屈町、鶴居村、白糠町の可燃ごみ処理に関する事務を手掛けています。清掃工場の施設は、三菱重工業の設計施工により2006年3月に完成、4月に稼働したものです。MHIECが90%出資する釧路エコクリエイション株式会社が、15年間の運転・維持管理長期包括委託を受託しています。処理能力120トン/日の流動床式ガス化溶融炉2基および関連設備で構成され、4,600kWの発電能力を備えています。