昨日は八十八夜だったのですね
母がまだ元気だった頃のことです
「今日は八十八夜です」と言って
母は器用に裏庭の小さなお茶の木の葉を摘んで蒸しそれを煎って
お茶にして 何とそのお茶は
驚くほどに香ばしくて美味しかったのです
母のこと懐かしく思い出します
世は明るい令和の時代へと替わり
若し母が健在ならば
100歳を超えたおばあちゃんの可愛い笑顔をみることができたでしょうに

この花は私達がTさんの野アザミと呼んでいるのです
もう咲きそうです
晩年にあまり外出はしなくなった母のために
町の親切な郵便局員Tさんがこの花を我が家の裏庭に植えて下さったのです
あの時の光景を今でもはっきり覚えています
天気の良い日曜日の午後に奥さんと可愛い嬢ちゃんもご一緒にきてくださって
なんだか幸せ一家のおひるやすみの一シーンを見ているようでした

大てまりの花が咲いています
若い庭師さんがオオデマリの幹を伐って仕舞って
幹は枯れて仕舞いその根元から出てきた新芽に花が咲いたのです
大型連休も後半に
何だか今日は交通量も少なくて
静かな朝です