花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

五十肩に

2020年07月16日 10時25分05秒 | 趣味
今年の梅雨も各地に大変な被害をもたらしました
被害の状況報道を聞くたび胸がいたみます
平穏な日常が早く取り戻せますように祈るおもいです
コロナ禍だけでも深刻な今日ですのに



カワラナデシコが雨に濡れて咲いています




よく見るとお茶の木にこんなにも可愛いつぼみがついているのです





母が亡くなって初めて私がお茶会でお客様をお招きした時のことです
帯を締めようとしても腕が痛くて手が後ろに回りにくくて
涙が出そうになるのです
でもどうにか帯を締めることができました
お客様が蹲をすまされてお席に入られて亭主としてあいさつを
でもその時は襖を開けようとしても肩が痛くて
襖の取っ手に手が届かないではないですか
お客様はもうお席にお座りの気配が感じられます
これから始まるお茶会の一番心地よい緊張で
皆様へのご挨拶と準備した控え床の軸や本席の軸やお花などに
心が通う好きなひとときですのに
母を亡くして初めて自分が五十肩に罹ったことを知り
その痛みを知った日でした

大切に思っていた母を亡くした喪失感は痛みを倍加するものかと
改めて悲しく思った日でした