花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

白魚

2022年03月03日 12時27分33秒 | 日記



明るい陽射しです
裏庭に出ると椿のつぼみが膨らんでいて
まるで朝の挨拶をしているかのように


こんな季節になると私は白魚のことを思いだすのです
近くの八百屋さんのご主人は自分で川の流れをせき止めて
白魚を獲っておられました
器の中で勢いよく泳いでいる白魚を運んでくださったものです
そんな早春の貴重な白魚は大切でそして嬉しくて
お雛茶会に白魚のお汁などはお客様からよろこばれたものです

もしコロナ禍の折でなければ
こんな早春のここちよい日にお雛茶会をたのしめたでしょうに
こころ尽くしのお料理を準備して炉に火を入れて香をたき
花を活けて御客人を迎える緊張感はいいもの
好きな着物を着て皆で集うことが出来ればどんなにうれしいことでしょうに