郵便局ATMでお金を引き出して来ました
少しの間順番を待っていました
直ぐ前の若い学生風の男性の方が
所要を済ませて此方を向かれたとき彼の手元から千円札が見えました
私はふと遠い昔のことを思い出したのです
それは息子がはじめて私達の元を離れて大学に入学した頃のことです
息子の通帳からは千円単位でお金が引き出されていたのです
高校までの小遣い感覚からいえば自然の金額なのでしょうが
都会で一人暮らしをする息子のことを案じて胸が痛む思いでした
慣れない処でそんな所持金では不安ではないのかしら
せめてもっと十分な金額を手元におけばよいものを
不安ではなにのかしらと
そしてこれは最近のことですが私は息子に言ったのです
「大学在学中の限られた4年間のことだからもう少し充分に
送金したらよかったものをと今頃になって反省するのです」
すると息子は言ったのです
「あれで充分でしたよ 余っていました」
そして更に言ったのです
「希望する大学によくぞ進ませて貰ったと今では思っています」と
彼なりの感謝の言葉なのです
そんなとき息子は誰に似たのか決まって言葉使いがいいのです
“いい子に育ってくれてありがとう」
ニシキギが紅葉し始めました
照葉で初嵐と活けたいものです
照葉で初嵐と活けたいものです
こんばんは
私は「おぬしは・・・・」など子育ての言葉遣いも乱暴だったかも でも誰に似たのでしょうね
そう 郵便局で見かけた若い男性も今は千円単位で扱っておられましてもやがて生活に慣れてくると金銭管理も上手になられることでしょう
みなそのように育っていくのですね
こんばんは
お孫さまに接しておられる九州よりさまの表情さぞお幸せそうとお察しいたします
おもうに私は親らしいこと出来ないで今日に至っていますのに息子は真直ぐに育ってくれたのかしら
申し訳ないことです
さすがに親の後ろ姿を見て育った息子さんですね
良い話でした 母親を尊敬しているので 言葉も改まるものです
見かけた青年も 金額の多寡でなく 満ち足りた気分もあるでしょう
子は親の背中を見て育つといいますが、我が身を振り返るとどうなのかなと思ったりします。
今は子より孫の成長に目がいっています。