花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

うっかり

2019年06月30日 09時29分29秒 | 日記

私も相当なうっかりものだと日頃よく反省していますが
もう何十年も以前のことです
冬の冷たい風の吹くころ帰宅して毛皮の襟巻がないことに気付きました
寒い時季襟巻は暖かくて手放せなくて
さてさて何処で落としたものか思い出せないのです
その日随分離れた駅の地下で襟巻をしていたのは解っていますが
それから後のことが全く思い出せなくて
母が心配して「駅に問いあわせましょう」と言ってくれたのです
記憶も定かでありませんがきっと最寄りの駅に相談して駅員さんが
ご親切な配慮をして下さったものと思います
名前もかいていませんのにその襟巻はちゃんと手元にかえってきました
多くの方々のご配慮 ご親切に感謝しなくては

今でこそ毛皮の襟巻はスマートで暖かな品質ですが
当時はまだキツネの顔も尻尾も足も爪までもついていたものです
私はお洒落とは別に暖かさを重宝していたものですが
襟巻をしてプラットフォームで電車を待っていると
「貴婦人のよう」と冗談を言う人もいたりして

その頃息子が遠方の大学に入学するに際して
学生マンションの予約など様々な手続きに出かけました
まだ早春の寒い頃で私はこの毛皮の襟巻をしていました
するとすぐ後ろをぴったりついて歩いていた息子は言ったのです
「その襟巻どうにかなりませんか」
息子はきっと貴婦人は嫌だったのでしょう




懐かしく思って探してみました
当時重宝していた襟巻が出てきました

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4 コメント

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狐の襟巻 (お母ちゃんの徒然)
2019-06-30 10:11:41
お早うございます
息子さんの
>「その襟巻どうにかなりませんか」
にはつい笑ってしまいました

狐の姿がリアルな襟巻 その当時は高級品の高嶺の品でした

今でも立派にその当時の柔らかさを保っていますね
fuyou様は 物を大切になさる方なのですね

今日も1日穏やかな日でありますように 失礼します
返信する
もう (fuyou)
2019-06-30 13:43:19
お母ちゃんの徒然さま

可笑しいですよね
青年期の心理ですね
目立ってはいけないのですよね 母も
ぼそっと言ったのです
もう覚えてはいないかも

暖かさを提供してくれた襟巻ですが
お母ちゃんの徒然さまに仰っていただきましたが
今日出して見て思いました
顔も尻尾も足もないスマートな襟巻の時代です
大事に保管しても仕方がないものと
もう処分する方がいいのかと

そんなものが周辺にたくさんあるのでしょうね
断捨離ですね

ご覧頂いてありがとうございます
今日も佳き日でありますように


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息子の気持ち (越後美人)
2019-07-01 14:56:31
大事な襟巻が戻って来て良かったですね。
私の知人はカシミアのショールを忘れたので、すぐに取りに行ったのに
すでに無かったと言って落胆していました。
拾ってくれた人の善意にかかっていますね。

それにしても、息子さんの一言は面白いですね(^^;
控えめな性格だったのでしょうか。
我が家の息子もおとなしい性格で、私が着物の時には絶対に一緒に歩きませんでした。
今でこそ平気で一緒に歩いてくれますが、青年期には照れくさかったり、
目だったりするのが嫌なようでした。
娘心があるように、息子心もあるんですね。

まだきれいな襟巻、処分するのは忍びないですね。
リサイクルショップに持って行くと引き取ってくれると思います。
そこで売られて、また欲しい人が購入することになります。
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息子の気持ち (fuyou)
2019-07-01 23:10:24
越後美人さま

こんばんは
越後美人さま宅も息子さんおとなしくお優しいのですね
殊に青年期の心理状況懐かしく思い起こします

それにしても襟巻のことですが
きっとあの時は駅員さんに事情説明の電話をしただけだったと思いますが連絡等とっていただきご苦労かけたと思います
名前も書いてもないのによく帰って来たものです 感謝でございます

越後美人さまの大学卒業証書が郵送されてきたことをブログで知り私も思い出したことでした
私にはまだまだ数えきれない”うっかり”行為があります

越後美人さま宅では屋根工事終了されましたでしょうか
いろいろ大変でしたでしょうね
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