・概要
耳下腺腫瘍とは、耳の前方に位置する唾液腺(唾液をつくる臓器)である耳下腺に生じた腫瘍のことです。耳下腺腫瘍は、腫瘍全体からみると約3%と少なく、発生頻度も10万人に1~3人といわれています。
・大きさ
この腫瘍は、個人差はありますが多く場合、耳の前部分から耳たぶの下あたりに小さなコブとして発生します。腫瘍の大きさも個人差がありますが、私の場合は、あめ玉のチュッパチャプスぐらいの大きさのコブが耳たぶの下にありました。
〈赤丸のところが耳下腺腫瘍。写真では大きさが分かりにくいですが、チュッパチャプスぐらいの大きさでした〉
・発生原因
残念ながら、腫瘍の発生原因は不明となっています。耳下腺腫瘍を取り上げている様々な医療サイトには、喫煙や遺伝が原因とされていると書かれていますが、私が検査した病院の先生曰く、「発生原因は現代の医学でも解明できていない」と言っていました。耳下腺腫瘍が発生しても、自覚症状が無いまま進行するため、気がつくとコブが出来ていたと感じる人が多くいます(私もそうでした)。
・症状
耳下腺腫瘍によって発生される症状は、あまりありません。しかし、腫瘍が発生する耳下腺の中には、顔の表情筋を動かす顔面神経が走っているため、「圧迫されて痛い」などと感じることもあります(私もそうでした)。また、顔面神経麻痺が起きている場合は、早急に近くの耳鼻科または耳鼻咽喉科を受診してください。
・腫瘍の種類
耳下腺腫瘍の約80%程が良性とされ、良性腫瘍の中でも多型腺腫が70~80%を占めています。他には、腺リンパ腫(ワルチン腫瘍)、血管腫、脂肪腫などもあります。しかし、良性の腫瘍も長年放置し続けると悪性に変わり、がん化してしまいます。そのため、早期の除去手術をすることをお薦めします。
〈参考ホームページ〉
『耳下腺腫瘍とは-診断や治療に高い専門性が求められる』
https://medicalnote.jp/contents/151223-000014-QSXUEV
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