一人ディズニー見聞録

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グーフィー・バースデイ/今年でデビュー90周年

2022-05-25 19:38:11 | キャラクター
1932年5月25日。世界一有名なドジでのんびり屋な犬のキャラクターが生まれた。


それは、「グーフィー(Goofy)」だ。90年前の今日、『ミッキー一座』(1932)でデビューしたグーフィーだが、当時はミッキーが主演する作品の脇役として出演していた。また、デビュー時の名前は「グーフィー」ではなく、「おかしな犬」という意味の「デイピー ダウグ(Dippy Dawg)」と呼ばれていた。さらに、『ミッキー一座』のグーフィーの見た目は、四角い鼻眼鏡に白いあごひげと、どこか小汚い恰好だった。


デビュー時こそあまりパッとしなかったグーフィー。しかし、何をやってもドジを踏むも、どこか憎めないキャラクター、「アヒョオ!」という独特の笑い声と間延びした声がウケて、1939年に『グーフィーの釣り天狗』でソロデビューを果たした。その後、グーフィーが様々なスポーツに挑戦し(ほとんど失敗に終わる)、ナレーターが真面目に解説する『グーフィーの○○教室』が大ヒット。


グーフィーは、1950年代にアスリートから一般人(犬?)となり、先生や会社員として働き、子育てやダイエットに励む作品が増えた。その中でも子育て路線は、1992年から放送されたテレビアニメシリーズ『パパはグーフィー』に受け継がれた。息子のマックスとお隣さんのピート家とのドタバタ劇は、大人気アニメとなった。


人気を博した『パパはグーフィー』シリーズは、1995年に初めての長編作品『グーフィー・ムービー/ホリデーは最高‼』が劇場公開された。グーフィーが、高校生になったマックスと夏休みの旅行を活かして、親子の絆を深めようとする作品は、涙を流さずにはいられなかった。さらに2000年には、続編の『史上最強のグーフィームービー/Xゲームで大パニック!』がオリジナルビデオ作品として発売された。


2本の長編作品で主演を務めるグーフィーだが、実はミッキーやドナルド等のディズニーフレンズ中で、最も多くの長編作品で主演を務めるキャラクターだ。2作品で多く感じたと思うが、グーフィーよりも数多くの短編作品に出演するミッキー(127作品)やドナルド(124作品)は、意外にも長編作品において単独で主演を務めていないのだ。むしろ、チップとデールのほうが、今年の5月20日(金)からディズニープラスで独占配信している長編作品『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』で主演を務めている。


今日でデビューから90年となるグーフィー。ミッキーやミニーより遅れてデビューし、当初は名前もなく見た目も残念だったが、のんびりでお間抜けなキャラクターが人々の心をつかみ、徐々に人気をつけていった。そして気づけば、大人気のミッキー先輩でさえも成しえなかった、テレビアニメシリーズと長編作品の主演にも抜擢されていた。デビューから90年が経ったグーフィーは、今後もまだまだ活躍しそうだ。



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