わんこ問題 愛犬の身になって考えてみよう

間違った風説風評で愛犬たちが泣いています。白衣を着た妖怪の治療でも被害を受けています。ご自分の頭で考えてみましょう。

石鹸シャンプーはアルカリ性で頭髪を傷める 犬用石鹸シャンプーも毛の表皮を溶かす!

2013-05-13 08:14:56 | ペット
 石鹸シャンプーでGoogleを検索したら1、050、000件出た。
犬用石鹸シャンプーで検索したら194、000件出た。
その中には石鹸シャンプー業者の嘘八百の詭弁の宣伝広告が圧倒的に多い。

 石鹸シャンプーは石鹸の毛を傷める欠点を改良したものではない。固形石鹸を水に溶かして液体にしただけの商品だ。その本質はアルカリ性の石鹸そのものだ。その石鹸シャンプーの被害にあった消費者の記述もネット上に多い。

 石鹸シャンプーでご自分の頭髪や犬の体を洗う人は、化学的な常識が無いというよりも、皮膚の感覚が鈍感だ。後述してある。
石鹸シャンプーはアルカリ性だ。アルカリ性の液体はタンパク質を溶かす性質がある。
皮膚も毛もタンパク質だ。だから、皮膚も毛も石鹸シャンプーでその表皮が剥げたり、溶けたりする。
 人の皮膚は、毎日再生して新しい表皮ができるので、古い表皮が無くなっても問題はない。皮膚の垢は古い表皮の残骸だから、洗い落したほうが清潔で良い。

 しかし、人の頭髪や犬の体の毛の表皮は再生しない。毛は先のほうは伸び続けるが、伸びた後の毛の本体部分は、成長も再生もしない。皮膚の組織と毛の組織の出来方の根本的な違いだ。
つまり、皮膚の表皮は再生するが、毛の表皮は再生しない。
だから、毛の表皮を傷めるような石鹸や石鹸シャンプーを使ってはいけない。

 石鹸シャンプーで頭髪を洗うと、毛がごわごわした感じになるのは、石鹸シャンプーのアルカリ性の水溶液で毛の表皮のキューティクルが部分的に剥されたり、溶かされたりするからだ。つまり、縮む。だから、櫛の通りも悪くなる。
 
 石鹸シャンプーを使う場合、毛の収縮や溶解を防ぐには、リンスの使用が不可欠だ。石鹸シャンプー用のリンスは酸性だ。つまり、石鹸シャンプーのアルカリ性をリンスの酸性で中和して中性にする。中性だと毛は傷まないからだ。
言い換えると、石鹸や石鹸シャンプーを使ったら、必ず石鹸シャンプー用のリンスを使わないと抜け毛や薄毛の原因になる。

 注意すべきことは、毛をしなやかにしたり、艶を出すためのリンスでは、中和する効果はないことだ。そのリンスは中性だからだ。必ず酸性のリンスを使う必要がある。その点を石鹸シャンプー業者は注意喚起してない。悪質だ。

 なお、化学的に厳密にいうと、頭髪や犬の体を石鹸シャンプーで洗っている数分の間でも、毛はアリカリ性の液体の攻撃にさらされている。わずかながら毛が傷む。

 結論を再度いう。
石鹸や石鹸シャンプーでは毛を洗わないことが肝要だ。中性のシャンプーを使ったほうが良い。犬にも人用の普通のシャンプーが良い。安くて安全だ。詳細は下記関連随想集にある。

 世の中に広く販売されている普通の頭髪用のシャンプーは高級アルコール系のシャンプーが主流だ。その液性は中性だから、髪の毛の表皮のキューティクルを傷めることはない。中和するためのリンスも必要がない。ただし、毛をしなやかにするなどの理由なら、話は別だ。
我が家には何十年もリンスは置いてない。使う必要のないものを無理に使うのは面倒だ。ハイ。

 人の頭髪用のシャンプーの液性は中性だから、地球上の何億人がそのシャンプーを使っても頭髪が傷むなどの問題は起こってない。
 その人用のシャンプーの容器には法律でその原料成分を記載することが義務つけられている。商品の安全性を確保するためだ。

 しかし、犬用シャンプーにはその記載義務はない。ご自宅に犬用シャンプーがあるならご確認できる。犬用シャンプーの安全性は法的には保証されてない。
だから、犬用シャンプーにはインチキ商品が多い。
犬用シャンプーは買わないほうが良い。人用を兼用したほうが良い。


 高価な人用シャンプーほどその原料成分は多様だ。その主成分は化学的に合成した中性の界面活性剤だ。いろんな設備の整った大工場でしか製造できない。化学の進歩の恩恵の一つだ。
化学的な知識のある人なら、その化学成分名を見ただけで、どのような構造をしているかが直ちに理解できる。

 化学構造式の例を挙げる代わりに、イメージ的に書くと、界面活性剤は長い糸状のものだ。その一端は、水になじみやすい親水基が沢山ついている。だから、水に溶ける。
他の端には油脂になじみやすい親油基が沢山ついている。その親油基が肌や毛の表面の油や汚れを吸着する。つまり、界面活性剤が仲立ちをしてふけや汚れを水になじみやすくしている。専門的に書くと、「ミセルを形成して」汚れを落とす。

 石鹸や石鹸シャンプーもミセルを形成して汚れを落とす作用は同じだが、根本的にちがう点がある。普通のシャンプーは中性だが、石鹸や石鹸シャンプーはアルカリ性だ。

 石鹸は牛脂や豚脂、天ぷら廃油などを水酸化ナトリウム(または、カリウム)を使って水中で加熱分解して作ったものだ。その水酸化ナトリウムは強烈なアルカリ性なので、油脂を分解できる。
 石鹸はその分解生成物なので、アルカリ性は弱くはなっているが、毛の表皮を傷める力がまだ残っている。だから、石鹸や石鹸シャンプーは人の頭髪や犬の体を洗うには適していない。

 参考までに、石鹸のことを化学的名称で書くと、直鎖脂肪酸ナトリウム塩だ。塩とは水になじみやすい親水基があるということだ。長い脂肪酸の部分が親油基だ。
 その石鹸や石鹸シャンプーには、ナトリウムイオンのアルカリ性が残っているので、洗浄力は優れている。人の皮膚や綿、合成繊維の衣服を洗うには適しているが、頭髪や犬には不向きだ。毛糸や羊毛の衣類の洗濯には厳禁だ。縮む

その点、化学合成品の中性の洗剤は良い。 頭髪や犬には中性の合成シャンプーのほうが良い。疑うことのできない化学的な事実だ。
愛犬のパロ用の羊の毛皮のマットは、毎年夏前に100円ショップの台所用の中性洗剤で洗濯しているが縮まない。リンスは必要がないのでしてない。

 ネット上には石鹸シャンプーに関する嘘八百の宣伝広告のあだ花が満開だ。詐欺根性丸出しのでっち上げの文章だ。口から出まかせの無責任な記述だ。科学的な根拠は示されてない。というよりも、化学的な基礎知識さえないような人が宣伝広告文を書いているとみている。

 石鹸は、化学的な知識のない父ちゃんや母ちゃんでも作れる。廃棄する天ぷら油でも作れる。豚油でも牛脂でもよい。その油を水酸化ナトリウム水溶液と一緒に煮ると固形の石鹸になる。その固形石鹸を水に溶かしたものが石鹸シャンプーだ。
だから、石鹸で一儲けしようとする人はたくさんいる。大資本や多大な工場設備は必要がない。誰でも石鹸を作ることができる。
石鹸シャンプーの販売業者が名も知れない業者であり、乱立しているのは、手軽に儲け仕事ができるからだろう。
 
 石鹸シャンプーを販売して儲けるために最も大きな問題は、どうして販売するかだ。消費者の国民をいかにだまして石鹸シャンプーを売りつけるかに腐心している。その一例をネット上から拾って、そのイカさまぶりをご紹介する。
 諺「屁理屈と膏薬は何処にでもつく」というように、石鹸シャンプー販売業者の詐欺商法の屁理屈は愚劣卑劣だ。化学的にも科学的にも正しくないので、だまされないことが肝要だ。



 石鹸シャンプー業者の詭弁の一例 

合成シャンプーには、台所用の合成成分と同じ成分が含まれているため、薄毛や、白髪、抜け毛の原因にもなりますし、使い続けるうち、成分が体内に侵入し内臓にも悪い影響を与えてしまう可能性も否定できません。
一方、石鹸シャンプーは、使い始めの頃は、洗いにくい、指滑りが悪い、シャンプー後も髪がごわつく、クシ通りも悪く引っかかってしまうなど使う人によって使用感はそれぞれ異なるもののあまり良い話は聞くことが出来ません。
しかし、石鹸シャンプーに含まれる有効成分、脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムが、人間が本来持ち合わせている自然治癒力に働きかけ使い続けるうちに艶、コシ、ハリのある健康的な髪を蘇らすことが出来るといわれています。



 合成シャンプーや台所用洗剤は世界中の家庭で使われている。なのに、合成シャンプーは「内臓にも悪い影響を与えてしまう可能性も否定できません」と言い放っている。また、「石鹸シャンプーの脂肪酸ナトリウムは自然治癒力に働きかけ」と科学的な根拠のないことを言っている
無責任な記述というよりも、その精神構造を疑いたくなる。詐欺師のでっち上げの詭弁だ。

 石鹸シャンプーの宣伝広告をしているネット上の会社は怪しげな会社が多い。
そのような宣伝広告の下段には、例えば、「当サイト掲載の記事・写真・イラストなどの無断転写・転載等を禁じます」とある。詐欺商法の手口を暴露されたくないからだ。

 著作権法は「無断転載」をすべて禁止しているわけではない。一定の条件さえ満たしていれば、どんどん転載してよいことになっている。その例は新聞記事の引用転載に新聞社の許諾は不要だ!にある。


 石鹸シャンプーを使って頭髪に被害を受けた消費者の文章の例をネット上から拾って転載する。
石鹸シャンプーを愛犬に使うと、同じような被害を受けるのは、化学的には当然の帰結だ。



 石鹸シャンプーの被害例 その1

石鹸シャンプーを使用してから抜け毛がひどく、使用を止めて2ヶ月以上たった今でも抜け毛が止まりません。クエン酸リンスも説明通りやってました。
石鹸シャンプーのことを調べた所、使用してから抜け毛がひどくなった方は結構いるみたいです。私も肌は丈夫な方で頭皮で悩んだことはないので原因は石鹸シャンプーで間違いないと思います。

 石鹸シャンプーの被害例 その2

私の場合、石けん洗髪で余計に髪を弱らせ傷めたというのが結果です。髪が細く赤茶け地肌が目立つようになり、頭皮にツッパリ感と痛みや痒みも出てきてしまいました。

 石鹸シャンプーの被害例 その3

 ネットなどで石鹸シャンプーがいいと書かれているのを見て使い始めてみたところ、シャンプー時に抜ける髪の量が半端ではありませんでした。
最初だけかな?と思い、その後もしばらく使っていましたが、毛の抜ける勢いが止まらなかったので辞めました。
今思えばすぐに辞めるべきでした。後悔しています。





 関連随想集

<marquee>犬用シャンプーよりも人用が安全で安い! その随想集</marquee> 

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