適量のチョコレートは犬にも有益な嗜好品であることは先の随想に書いた。犬にタマネギも適量なら有益ではないかと思っている。
アルコールは人に有益か有害かも飲む量の問題だ。適量なら健康によいし、多量なら肝硬変などいろんな弊害がある。
同じく、犬にタマネギも量の問題だと見ている。タマネギとニンニクは同じ成分を含んでいる。そのニンニクは欧米流に言えばガーリックだ。ガーリック入りのペットフードや犬用サプリメントが欧米系メーカーで広く販売されている。ネット上に英文の宣伝広告も多い。
おかしいではないか。タマネギは犬に食べさせてはいけないと言っている日本の獣医が、一方ではガーリック入りのドッグフードを健康によいと薦めて販売している。
要するに、犬にタマネギが悪いのではなく、人の食べ残しを犬に食べさせてはいけないと言いたいのだろう。獣医も動物病院でドッグフードをできるだけ沢山売って儲けたいからだ。
愛犬のパロは食いしん坊で何でも食べるほうだ。それを幸いに、パロにタマネギ入りの食餌を沢山食べさせる実験をした。パロの体重の1%にあたる量の生タマネギをすりつぶして豚肉や鶏肉とこねてハンバーグ風にして加熱調理した。つまり、パロの体重は4,2kgなので、40gのタマネギと肉類60gを混ぜた。
半分ほど食べて残した。翌日も残した。体調の異常らしい兆候はない。
タマネギが沢山入った食べ物はおいしくないようだ。やむを得ないので、主食の鶏の手羽先の先を与えた。喜んで食べた。
すなわち、犬にその体重の1%のタマネギを食べさせるのは難しいということだ。野犬のように食べ物に不自由な犬なら、いざ知らず、家庭で普通にかわいがって飼っている愛犬にタマネギを大量に食べさせることはできないだろう。
日本獣医学雑誌に犬に関するタマネギの研究論文が発表されている。生きている犬ではなく、試験管による実験(in vitro)だ。「夕マネギ煮汁を生タマネギ換算で30g/kg 1日1回連続3日間投与すると, 初回投与後2, 3日に」貧血の症状が出たとある。
生きている犬なら、食べることができないほどのタマネギの量だ。犬の体重の3%だ。10kgの犬なら、生タマネギ300gの量だ。大きなタマネギ1個分だ。そのタマネギだけで犬が満腹しそうだ。
体重4,2kgの愛犬のパロにあてはめると、120g以上の生タマネギだ。食べさせることは不可能だ。前記の実験で一日に20gほどしか食べなかった。
大学の試験管実験結果で、犬にタマネギを食べさせると貧血になると世の中に向かって言うのは筋違いだ。科学的に正しいことでも、世の中の一般の愛犬家に向かって言っていいことと言ってはいけないことがある。世の中の実態から遊離した実験結果を世の中にも広く当てはまるかのように誤解を招くような発言は世の中を混乱させるだけだ。それがわかってない獣医が多すぎる。犬を正しく飼おうとしている愛犬家にとっては迷惑千万だ。
試験管実験で大量のアルコールを投与して肝硬変などの発症をみつけて、人は皆アルコールを飲んではいけないと世の中に向かって報告しているようなものだ。短絡的で誇大妄想的な発想だ。社会良識がなさすぎる。何かが狂っている。
ネット上で、多くの愛犬家がその飼い犬にタマネギ料理を食べさせているが、何の問題もないと発言している。それに対し、獣医などが「犬種や個体差もある。遺伝的な問題もある。」と回答している。いい加減にしろと言いたい。きわめて例外的で稀有なタマネギ中毒をすべての犬に当てはまるかのように大げさに取り上げることが間違っている。
タマネギ料理は多くの家庭で好まれている。犬タマネギ中毒説は、その残飯を犬に食べさせないで、できるだけドッグフードを売りつけて儲けたい獣医や業者の悪企みだと見ている。
タマネギやニンニクと犬との関係で英文でネット検索をしてみた。犬タマネギ中毒に関する外国の学術論文は検出できない。できたのは北海道大学と麻布大学の獣医関係者の英文の研究論文だけだ。
試験管レベルの実験ではタマネギに含まれている硫化アリルプロピルや有機チオ硫酸化合物が犬に貧血を起こす実験結果は正しいだろう。
しかし、生きている犬がタマネギやニンニクを食べて中毒するときの犬の体重とその犬が食べるタマネギやニンニクの量との関係を明らかにしてない。
それなのに、犬にタマネギやニンニクを食べさせると溶血性貧血になる可能性があると結論づけている(There is a possibility that garlic in pet food may cause hemolytic anemia due to some oxidants contained in garlic.)。
論理が飛躍している。生きている犬では実証してない。おそまつすぎる。
試験管の研究結果だけで、世の中のすべての犬が貧血になる可能性があると結論づけるのは、誇大広告というよりも一種の偽装表示だ。世の中を脅し、惑わしている。獣医界の質が問われる問題だ。犬に人の残飯を食べさせないで、できるだけドッグフードを食べさせようとする画策の一環の研究なら国民を愚弄している。世の中にとって益よりも害の多い研究だ。
犬に中毒するほどの大量のタマネギやニンニクを食べさせることができず、生きている犬ではタマネギやニンニクの中毒症状は発現できなかったのだろうと思っている。
その研究者たちの論文が犬タマネギ中毒説の骨子になっている。多くの人がだまされている。中にはタマネギを食べて死んだ犬もいるとネットに書いてある。実際に犬の中毒死の事実を目撃したのではなく、他人から聞いたことになっている。
試験管レベルの研究段階に過ぎない犬タマネギ中毒説が一人歩きして真実のように広く浸透している。世の中にあだ花が咲き誇っている。オカルト宗教に似ている。信じる者は救われるのではなく、被害を受ける。
犬は有史以前から人の残飯を食べて繁栄してきた。人の食べ残しは犬には最高の食べ物だ。残飯に味噌汁もよい。塩分もタマネギも香辛料も害にはならない。愛犬のパロにはドッグフードはいっさい食べさせてない。鶏の骨付きの「手羽先に先」を主食にして、人と同じ物を食べさせている。詳細は下記の関連随想にある。
原材料が明らかにされてないドッグフードが地球上に現れたのは半世紀前だ。総合栄養食とは偽装表示だ。その根拠を示してない。そのドッグフードの拡販のために、いろんな捏造歪曲したような風説風評が流布されている。犬タマネギ中毒説もその一つだ。
愛犬たちの住んでいる世界は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の妖怪も住んでいる世界だ。愛犬の健康と長寿のためにも妖怪にだまされないことが大切だ。
関連随想
1 残飯に味噌汁もよい!犬にも塩分は大切だ! 偽装だらけの犬の世界10
2 愛犬の食材鶏の骨に関する9編の随想集
3 ドッグフードの原料等の偽装表示の随想集
4 愛犬はチョコレートが大好きだ!その随想集
参考随想
狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃51編の随想集
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
アルコールは人に有益か有害かも飲む量の問題だ。適量なら健康によいし、多量なら肝硬変などいろんな弊害がある。
同じく、犬にタマネギも量の問題だと見ている。タマネギとニンニクは同じ成分を含んでいる。そのニンニクは欧米流に言えばガーリックだ。ガーリック入りのペットフードや犬用サプリメントが欧米系メーカーで広く販売されている。ネット上に英文の宣伝広告も多い。
おかしいではないか。タマネギは犬に食べさせてはいけないと言っている日本の獣医が、一方ではガーリック入りのドッグフードを健康によいと薦めて販売している。
要するに、犬にタマネギが悪いのではなく、人の食べ残しを犬に食べさせてはいけないと言いたいのだろう。獣医も動物病院でドッグフードをできるだけ沢山売って儲けたいからだ。
愛犬のパロは食いしん坊で何でも食べるほうだ。それを幸いに、パロにタマネギ入りの食餌を沢山食べさせる実験をした。パロの体重の1%にあたる量の生タマネギをすりつぶして豚肉や鶏肉とこねてハンバーグ風にして加熱調理した。つまり、パロの体重は4,2kgなので、40gのタマネギと肉類60gを混ぜた。
半分ほど食べて残した。翌日も残した。体調の異常らしい兆候はない。
タマネギが沢山入った食べ物はおいしくないようだ。やむを得ないので、主食の鶏の手羽先の先を与えた。喜んで食べた。
すなわち、犬にその体重の1%のタマネギを食べさせるのは難しいということだ。野犬のように食べ物に不自由な犬なら、いざ知らず、家庭で普通にかわいがって飼っている愛犬にタマネギを大量に食べさせることはできないだろう。
日本獣医学雑誌に犬に関するタマネギの研究論文が発表されている。生きている犬ではなく、試験管による実験(in vitro)だ。「夕マネギ煮汁を生タマネギ換算で30g/kg 1日1回連続3日間投与すると, 初回投与後2, 3日に」貧血の症状が出たとある。
生きている犬なら、食べることができないほどのタマネギの量だ。犬の体重の3%だ。10kgの犬なら、生タマネギ300gの量だ。大きなタマネギ1個分だ。そのタマネギだけで犬が満腹しそうだ。
体重4,2kgの愛犬のパロにあてはめると、120g以上の生タマネギだ。食べさせることは不可能だ。前記の実験で一日に20gほどしか食べなかった。
大学の試験管実験結果で、犬にタマネギを食べさせると貧血になると世の中に向かって言うのは筋違いだ。科学的に正しいことでも、世の中の一般の愛犬家に向かって言っていいことと言ってはいけないことがある。世の中の実態から遊離した実験結果を世の中にも広く当てはまるかのように誤解を招くような発言は世の中を混乱させるだけだ。それがわかってない獣医が多すぎる。犬を正しく飼おうとしている愛犬家にとっては迷惑千万だ。
試験管実験で大量のアルコールを投与して肝硬変などの発症をみつけて、人は皆アルコールを飲んではいけないと世の中に向かって報告しているようなものだ。短絡的で誇大妄想的な発想だ。社会良識がなさすぎる。何かが狂っている。
ネット上で、多くの愛犬家がその飼い犬にタマネギ料理を食べさせているが、何の問題もないと発言している。それに対し、獣医などが「犬種や個体差もある。遺伝的な問題もある。」と回答している。いい加減にしろと言いたい。きわめて例外的で稀有なタマネギ中毒をすべての犬に当てはまるかのように大げさに取り上げることが間違っている。
タマネギ料理は多くの家庭で好まれている。犬タマネギ中毒説は、その残飯を犬に食べさせないで、できるだけドッグフードを売りつけて儲けたい獣医や業者の悪企みだと見ている。
タマネギやニンニクと犬との関係で英文でネット検索をしてみた。犬タマネギ中毒に関する外国の学術論文は検出できない。できたのは北海道大学と麻布大学の獣医関係者の英文の研究論文だけだ。
試験管レベルの実験ではタマネギに含まれている硫化アリルプロピルや有機チオ硫酸化合物が犬に貧血を起こす実験結果は正しいだろう。
しかし、生きている犬がタマネギやニンニクを食べて中毒するときの犬の体重とその犬が食べるタマネギやニンニクの量との関係を明らかにしてない。
それなのに、犬にタマネギやニンニクを食べさせると溶血性貧血になる可能性があると結論づけている(There is a possibility that garlic in pet food may cause hemolytic anemia due to some oxidants contained in garlic.)。
論理が飛躍している。生きている犬では実証してない。おそまつすぎる。
試験管の研究結果だけで、世の中のすべての犬が貧血になる可能性があると結論づけるのは、誇大広告というよりも一種の偽装表示だ。世の中を脅し、惑わしている。獣医界の質が問われる問題だ。犬に人の残飯を食べさせないで、できるだけドッグフードを食べさせようとする画策の一環の研究なら国民を愚弄している。世の中にとって益よりも害の多い研究だ。
犬に中毒するほどの大量のタマネギやニンニクを食べさせることができず、生きている犬ではタマネギやニンニクの中毒症状は発現できなかったのだろうと思っている。
その研究者たちの論文が犬タマネギ中毒説の骨子になっている。多くの人がだまされている。中にはタマネギを食べて死んだ犬もいるとネットに書いてある。実際に犬の中毒死の事実を目撃したのではなく、他人から聞いたことになっている。
試験管レベルの研究段階に過ぎない犬タマネギ中毒説が一人歩きして真実のように広く浸透している。世の中にあだ花が咲き誇っている。オカルト宗教に似ている。信じる者は救われるのではなく、被害を受ける。
犬は有史以前から人の残飯を食べて繁栄してきた。人の食べ残しは犬には最高の食べ物だ。残飯に味噌汁もよい。塩分もタマネギも香辛料も害にはならない。愛犬のパロにはドッグフードはいっさい食べさせてない。鶏の骨付きの「手羽先に先」を主食にして、人と同じ物を食べさせている。詳細は下記の関連随想にある。
原材料が明らかにされてないドッグフードが地球上に現れたのは半世紀前だ。総合栄養食とは偽装表示だ。その根拠を示してない。そのドッグフードの拡販のために、いろんな捏造歪曲したような風説風評が流布されている。犬タマネギ中毒説もその一つだ。
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狂犬病予防法は御用済みの悪法だ