ビートたけしのみんなの家庭の医学（2010.8.10)で、国民に不安を与えるような感染症の報道があった。カプノサイトファーガ感染症という耳慣れない病気の話だ。
犬や猫の8割以上が常時持っている細菌で、人が感染して病気になるという話だった。犬に噛まれて病気になった老女を出演させて、いかにも怖い病気だと放映した。
日本だけでも、犬に噛まれた人は何千、何万人といるだろう。しかし、それが原因で死にそうになったという話は聞いたことがない。おかしいと思い、早速、ネットで調べた。
カプノサイトファーガ感染症とは犬の９２％、猫の８６％が持っているカプノサイトファーガ菌というありふれた細菌で人が病気になることがあるということだ。
厚生労働省・カプノサイトファーガー症に、その病気の発症割合は、オランダの調査では100万人に0．7人、デンマークでは0．6人との報告もあると記載されている。日本の発症割合の記述はない。
症状は「発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛など」とのことだ。
しかも、感染した人は普通の健康な人ではなく、「脾臓摘出者、アルコール中毒、糖尿病などの慢性疾患、免疫異常疾患、悪性腫瘍にかかっている方、高齢者など、免疫機能が低下している方」とある。
「万が一」というのは、念には念を入れる場合の言葉だが、ビートたけしがテレビで仰々しく取り上げた病気は百万分の1にも満たない発症率だ。
視聴率競争のためには、どんなくだらないことでも仰々しく放映するものだとあきれている。愛犬家にとっては迷惑千万な番組だ。
その病気の専門家のゲストはキリスト教系の民間の大型病院の部長だ。人の病気としては取るに足りないことをテレビにまで出てきて、針小棒大に騒ぐ軽薄浮薄な輩だと思った。
その病院では患者の病状も針小棒大に告げて、過剰診療をしているのではないかと疑いたくなる。いづれにしろ、人騒がせの放映だ。低俗愚劣だ。国民を愚弄している。
ビートたけしの映画は外国では人気があるのに国内では芳しくない。
映画は面白おかしく楽しめる娯楽性が強い。一方、テレビは国民の実際の生活に密着していて、その生活に大きな影響を与える。
ビートたけしの映画が国内では高く評価されないのは、映画とテレビの役割の差を認識せずに混同しているからではないだろうか。
ビートたけしがテレビでふざけすぎると、白々しい思いになる。
現在の現実の世界では起こりえないようなヤクザの社会を映画化して、観客を喜ばすのは、大いに結構だ。
しかし、同じ感覚で、現実の世の中ではめったに起こらないことを、いかにも頻繁に起こるかのように、あるいは、視聴者がそのように誤解するような放映はいかがなものか。
つまり、映画製作の感覚で、テレビ番組を作るのは国民としては歓迎できない。多くの国民はふざけて生きているわけではない。日々真剣に生きている。
視聴率を上げるために、希有な事例まで取り上げ、国民を無用に不安にしたり、犬に対する偏見を助長するような放映は迷惑千万だ。軽薄愚劣な偏見番組だ。多くの国民、特に愛犬家にとっては百害あって一利なしだ。
百万人に一人も感染しないような病気のことまで心配していては、まともな日常生活は送れない。
しかも、犬は有史以前から人と寝食を共にして繁栄してきた動物だ。特に、小型犬は愛玩動物として人の心を癒し、家族の一員として、あるいは、人生の良き伴侶として、常時身近にいる生き物だ。
その生き物は幼犬の頃は飼い主を噛むことが多い。しつけて直しているのが実情だ。
犬に噛まれた人は歴史上全世界に何億人もいるだろう。
カプノサイトファーガ感染症で重症になった人がいったい何人いるというのだ。発症しても軽症の場合が多いのではないか。重箱の隅を楊枝でほじくるような放映は低俗番組以前の問題だ。
犬の無駄吠えに似た無駄無用な番組はないほうが良い。噛み癖がある犬よりも社会に弊害をもたらす。その番組の関係者はしつけのできてない犬よりもタチが悪い。視聴率競争に麻痺している。つまり、金儲けに目が眩んで、犬やその飼い主の迷惑を無視している。カネの亡者の悪行だ。
みのもんたも犬に関する偏見番組を放映した。詳細は次の関連随想にある。
関連随想集
１ 犬猫パスツレラ病を煽るテレビは最低だ！ みのもんたが司会！
２ 犬パスツレラ病テレビも学者も低俗愚劣だ！
３ 犬によるパスツレラ病テレビ騒ぎすぎ！！
１ 狂犬病ワクチン副作用被害：日本は５万匹！ 内３，０００匹毎年死亡！
２ 民主党よ！次は犬の狂犬病注射廃止を公約に 一千万人以上の愛犬家が賛同する！
狂犬病注射有害無用論の随想集
狂犬病予防注射の問題点については通常のＨＰにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
愛犬は公園でノーリード 動物愛護法と犬 公園ノーリードの犬達の写真集１
公園犬ノーリード禁止は条例の曲解だね
姉妹ＨＰ
Googleの環境保護のデイレクトリに選定されている優良ＨＰ
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日本だけでも、犬に噛まれた人は何千、何万人といるだろう。しかし、それが原因で死にそうになったという話は聞いたことがない。おかしいと思い、早速、ネットで調べた。
カプノサイトファーガ感染症とは犬の９２％、猫の８６％が持っているカプノサイトファーガ菌というありふれた細菌で人が病気になることがあるということだ。厚生労働省・カプノサイトファーガー症に、その病気の発症割合は、オランダの調査では100万人に0．7人、デンマークでは0．6人との報告もあると記載されている。日本の発症割合の記述はない。
症状は「発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛など」とのことだ。
しかも、感染した人は普通の健康な人ではなく、「脾臓摘出者、アルコール中毒、糖尿病などの慢性疾患、免疫異常疾患、悪性腫瘍にかかっている方、高齢者など、免疫機能が低下している方」とある。
「万が一」というのは、念には念を入れる場合の言葉だが、ビートたけしがテレビで仰々しく取り上げた病気は百万分の1にも満たない発症率だ。視聴率競争のためには、どんなくだらないことでも仰々しく放映するものだとあきれている。愛犬家にとっては迷惑千万な番組だ。
その病気の専門家のゲストはキリスト教系の民間の大型病院の部長だ。人の病気としては取るに足りないことをテレビにまで出てきて、針小棒大に騒ぐ軽薄浮薄な輩だと思った。
その病院では患者の病状も針小棒大に告げて、過剰診療をしているのではないかと疑いたくなる。いづれにしろ、人騒がせの放映だ。低俗愚劣だ。国民を愚弄している。
ビートたけしの映画は外国では人気があるのに国内では芳しくない。映画は面白おかしく楽しめる娯楽性が強い。一方、テレビは国民の実際の生活に密着していて、その生活に大きな影響を与える。
ビートたけしの映画が国内では高く評価されないのは、映画とテレビの役割の差を認識せずに混同しているからではないだろうか。
ビートたけしがテレビでふざけすぎると、白々しい思いになる。
現在の現実の世界では起こりえないようなヤクザの社会を映画化して、観客を喜ばすのは、大いに結構だ。
しかし、同じ感覚で、現実の世の中ではめったに起こらないことを、いかにも頻繁に起こるかのように、あるいは、視聴者がそのように誤解するような放映はいかがなものか。
つまり、映画製作の感覚で、テレビ番組を作るのは国民としては歓迎できない。多くの国民はふざけて生きているわけではない。日々真剣に生きている。
視聴率を上げるために、希有な事例まで取り上げ、国民を無用に不安にしたり、犬に対する偏見を助長するような放映は迷惑千万だ。軽薄愚劣な偏見番組だ。多くの国民、特に愛犬家にとっては百害あって一利なしだ。
百万人に一人も感染しないような病気のことまで心配していては、まともな日常生活は送れない。しかも、犬は有史以前から人と寝食を共にして繁栄してきた動物だ。特に、小型犬は愛玩動物として人の心を癒し、家族の一員として、あるいは、人生の良き伴侶として、常時身近にいる生き物だ。
その生き物は幼犬の頃は飼い主を噛むことが多い。しつけて直しているのが実情だ。
犬に噛まれた人は歴史上全世界に何億人もいるだろう。
カプノサイトファーガ感染症で重症になった人がいったい何人いるというのだ。発症しても軽症の場合が多いのではないか。重箱の隅を楊枝でほじくるような放映は低俗番組以前の問題だ。
犬の無駄吠えに似た無駄無用な番組はないほうが良い。噛み癖がある犬よりも社会に弊害をもたらす。その番組の関係者はしつけのできてない犬よりもタチが悪い。視聴率競争に麻痺している。つまり、金儲けに目が眩んで、犬やその飼い主の迷惑を無視している。カネの亡者の悪行だ。
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