ウォーキングの「グループわらじ」活動紹介

主に宮城県内で、楽しく歩いて自然に親しむをテーマに、毎月一回徒歩定例会を実施中。2024年6月で600回を数えました。

行事中止お知らせ:グループわらじ 第601回徒歩定例会「出島(いずしま)歩き」

2024-06-12 00:00:00 | 日記

行事中止お知らせ:グループわらじ 第601回徒歩定例会「出島(いずしま)歩き」

2024年7月10日(水)JR石巻線女川駅集合 距離5キロ

今回は中止のお知らせです。6月23日の第600回記念行事の次に初の平日ウォーキングとして企画いたしましたが、下見の結果、道の状況などが当グループの定例会としては難しいと結論付けました。5月に下見で歩いた状況を報告します。

なお、7月14日(日)の「村田オルレ」は予定通り開催いたします。参加のご連絡は末尾をご覧ください。

出島(いずしま)は、女川町で本土から最も近い所で300mしか離れていない、周囲14キロ標高87m、人口77人(2019年11月)の島です。トレイルの設置計画があると聞き、年間行事計画に入れてみました。

現在架橋工事が終盤にかかっており、2024年12月に開通予定です。連絡船は女川港で金華山行きと同じ桟橋から『しまなぎ』が毎日3便出航します。船は午前中の1便と2便は女川港から江島(えのしま)、次に出島を経由して女川へ戻る、夕方の3便は逆に女川港から出島、次に江島を経由して女川に戻ります。つまり午前に行って夕方帰って来るといずれも江島を経由するのです。乗っている時間が長いのは楽しいですが、しけている時は少し辛いのです。(女川から出島へ直接行く場合は20分、江島経由で50分)

仙台駅を8時過ぎの仙石東北線に乗って、石巻駅で石巻線に乗換え、女川駅を降りると10時。桟橋へ向かって切符を買って10時半の船に乗ります。我々との同乗者は東北電力の作業をされる方と、2~3人の地元の方でした。女川から江島の間は外洋の波の影響を受けて少々揺れました。(これは帰りも同じ)

出島では寺間港に上陸です。出島未来プロジェクトの方に案内をお願いいたしました。(女川町の観光協会経由で連絡が付きます)

港の脇から急坂を上ります。いきなりの急坂でちょっとびっくり。登るとすぐに四子ノ埼灯台。灯台からは海沿いの稜線を歩きます。道は切り開かれて階段が整備されています。切り株や蔦もあります。山道に慣れてバランスが良い方には問題ないと思います。

しばらく行くと、切り開かれていて外海の眺めがとても良い所に出ます。江島や金華山も見えます。

しばらく行くと海岸に降ります。1時間ほど歩いて昼食としました。自然の中のとても気持ちの良い場所です。

ここから山道に戻ります。写真の黄色い矢印のロープを伝って登ります。少し急です。出島のトレイルは島を一周して全長10キロですが、今回は半分で寺間の集落へ戻る道を選択。昼食後のロープを上った後の尾根の部分は歩きやすい道でした。民宿の上の方に出て、港へ下りました。

ここからは島内見学です。まずは旧小中学校校舎へ行ってみました。教室は震災時の状況が止まったままです(当時は全島避難)。校舎の一部は原発事故の際の避難場所になっていました。空気循環やフィルターの設備もあるようです。

今度は魚釣り以外の島の観光ハイライト、出島遺跡へ行きます。縄文時代の石を配した遺跡で地元ではストーンサークルと呼ばれ、親しまれています。時代背景の説明など掲示物も充実しています。

下の写真はこの環状列石の所から、出島架橋を見た所です。気仙沼と大島を繋ぐ「つるかめ大橋」と同じタイプの橋です。橋の片側の支えが外され、もう片側に取り掛かった所です。橋の手前には銀鮭の養殖設備が見えます。右が島で左が本土方向、本土側にも4つ橋が新設されているそうです。更に出島港へ移動して船を待ちました。

今回は、初めて出島を歩きましたが道が急峻である事、路側が険しく海に近い、平地を歩きなれているメンバーとは言え、メンバーにとっては危険があると感じられました。残念ですが、グループとして歩く事は断念しました。健脚の方は是非お試しください。

宮城県には、人の住む島として、浦戸諸島の桂島、野々島、寒風沢島、朴島、牡鹿半島の金華山、先月歩いた網地島、田代島、今回の出島と江島、そして橋の架かった気仙沼大島があります。最近は朴島、江島、出島をのぞいて、残りの島々をみちのく潮風トレイルが網羅しております。我々もそれにあやかって島を歩く機会が増えて来ました。我々に新しい視点を与えてくれたトレイルに改めて感謝し、機会が見つけて歩いて見たいと思っております。(TK)

年間行事計画は下記のホームページへ、お問合せはその一番下の問合せ先からご連絡ください。

2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)



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