最近物流の重要性が見直されています。商取引の経路は、ざっくり言えば、営業(販売、契約とも)、―物流(輸送、受渡とも)ー代金決済となります。このうち物流部門は、富を生み出さないということで、長いこと日陰に存在していました。
ここで視点を変えてみると、わが国は大量の資源、食料を輸入しており、これらの確保が重要です。ひところ資源の枯渇や食料の減産による手当難が話題となりました。当面この問題よりも、物流の途絶による入手難が大きな問題と思われます。
例えば台湾周辺、マラッカ海峡、スエズ運河などの争乱による交通途絶の方が、より大きな問題です。